
『もののけ姫』は1997年にスタジオジブリが制作し、宮崎駿が監督・脚本を手がけた長編アニメーション映画です。室町時代後期を舞台に人間と自然の壮絶な戦いを描き、興行収入は累計201.8億円を記録しました。声優キャストには松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、美輪明宏、森繁久彌という豪華な俳優陣が揃っています。この記事では、『もののけ姫』のキャスト・声優一覧を中心に、登場人物の相関図やあらすじ、作品の見どころを詳しく解説します。
- 『もののけ姫』の声優キャスト一覧を主要6名+サブキャスト7名まで網羅的に紹介
- アシタカ声優・松田洋治やサン声優・石田ゆり子など各キャストの魅力と役柄を詳しく解説
- 登場人物の相関図的な関係性を整理し、キャラクター同士のつながりを把握できる
- 室町時代を舞台にした壮大なあらすじをわかりやすくまとめて紹介
- 主題歌「もののけ姫」や久石譲の音楽情報、配信・視聴方法もカバー
- こだまやシシ神など印象的な存在や名場面の裏話も紹介
『もののけ姫』キャスト・声優の基本情報と登場人物

映画『もののけ姫』は、宮崎駿監督が構想16年、制作期間3年をかけて完成させた渾身の一作です。作画枚数は14万枚以上に達し、制作予算20億円という異例の規模で制作されました。キャッチコピーは糸井重里による「生きろ。」です。声優キャストには俳優を中心に起用しており、松田洋治、石田ゆり子、田中裕子ら実力派に加え、美輪明宏や森繁久彌など芸能界の重鎮も参加しています。ここでは基本情報と声優キャスト一覧、登場人物の関係性やあらすじを詳しく見ていきましょう。
- 宮崎駿監督が構想16年・制作期間3年をかけた大作
- 作画枚数14万枚以上はそれまでのジブリ作品の約2倍
- 制作予算20億円は当時のジブリ作品の2倍の規模
- キャッチコピー「生きろ。」は糸井重里が50以上の候補から選定
- 声優には専業声優ではなく俳優陣を中心に起用
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | もののけ姫(Princess Mononoke) |
| 監督・脚本 | 宮崎駿 |
| 音楽 | 久石譲 |
| プロデューサー | 鈴木敏夫 |
| エグゼクティブプロデューサー | 徳間康快 |
| 制作 | スタジオジブリ |
| 配給 | 東宝 |
| 公開日 | 1997年7月12日 |
| 上映時間 | 133分 |
| 興行収入 | 201.8億円(2020年再上映分含む) |
| 受賞歴 | 第21回日本アカデミー賞 最優秀作品賞(アニメ作品初)、第52回毎日映画コンクール 日本映画大賞 |
| 主題歌 | 「もののけ姫」米良美一(作詞:宮崎駿 / 作曲:久石譲) |
『もののけ姫』声優キャスト一覧
映画『もののけ姫』の声優キャスト一覧です。主要キャストからサブキャストまで、登場人物と担当声優を網羅的に紹介します。
| キャラクター | 声優 | 役割 |
|---|---|---|
| アシタカ | 松田洋治 | エミシの村の青年、主人公 |
| サン / カヤ(二役) | 石田ゆり子 | 山犬に育てられた少女 / アシタカの許嫁 |
| エボシ御前 | 田中裕子 | タタラ場の女リーダー |
| ジコ坊 | 小林薫 | 師匠連の僧侶 |
| モロの君 | 美輪明宏 | 二本尾の犬神、サンの養母 |
| 乙事主 | 森繁久彌 | 猪神の長老 |
| ヒイさま | 森光子 | エミシの村の老巫女 |
| 甲六 | 西村雅彦 | タタラ場の牛飼い |
| ゴンザ | 上條恒彦 | エボシ御前の側近 |
| トキ | 島本須美 | タタラ場の女性、甲六の妻 |
| 山犬 | 渡辺哲 | モロの君の子 |
| タタリ神 | 佐藤允 | 呪われた猪神 |
| 牛飼い | 名古屋章 | タタラ場の牛飼いのまとめ役 |
主要キャスト紹介
ここからは、もののけ姫の声優キャストの中でも特に重要な6名について、役柄と俳優の魅力を詳しく紹介します。登場人物の相関図を理解するうえでも、それぞれのキャラクターの立ち位置や関係性に注目してみてください。なお、本作の大きな特徴として、プロの声優ではなく俳優陣を中心にキャスティングしている点が挙げられます。これにより、アニメ作品でありながら生々しくリアルな演技が実現しました。
松田洋治(アシタカ役) ― もののけ姫 アシタカ 声優
アシタカ役を担当した松田洋治は、子役時代から映画やテレビドラマで活躍してきた俳優です。『風の谷のナウシカ』ではアスベル役を務めた経歴を持ち、スタジオジブリとの縁は深い存在です。アシタカはエミシの村の王家の血を引く青年で、タタリ神の呪いを受け西の国へ旅立ちます。松田洋治の落ち着きのある誠実な声質が、人間と自然の共存を願うアシタカの人物像と見事に合致しています。
石田ゆり子(サン / カヤ役) ― もののけ姫 サン 声優
サンとカヤの一人二役を担当した石田ゆり子は、映画・ドラマで幅広く活躍する俳優です。サンは山犬の神モロに育てられた人間の少女で、森を破壊する人間を激しく憎んでいます。カヤはアシタカの許嫁で、旅立つアシタカに玉の小刀を渡す健気な姿が印象的です。サンの野性的な叫びとカヤの優しい語り口を演じ分けた石田ゆり子の演技力は、公開当時大きな話題となりました。
公式: @yuriyuri1003 / 公式サイト
田中裕子(エボシ御前役)
エボシ御前役の田中裕子は、NHK連続テレビ小説『おしん』で国民的な知名度を獲得したベテラン女優です。エボシ御前はタタラ場の女リーダーで、石火矢を用いて森を切り拓く一方、ハンセン病患者や売られた女たちを保護する慈悲深い一面も持ち合わせています。単純な悪役ではなく信念と矛盾を抱えた複雑なキャラクターであり、田中裕子の凛とした声と芯のある演技が、そのカリスマ的な存在感を際立たせています。もののけ姫の登場人物の中でも特に多面的な人物として高い評価を受けています。
※田中裕子の公式SNS/サイトは確認できませんでした
小林薫(ジコ坊役)
ジコ坊役の小林薫は、映画やテレビドラマで独特の存在感を放つベテラン俳優です。ジコ坊は師匠連に所属する僧侶で、表向きは穏やかですがシシ神の首を狙い暗躍しています。唐傘連を率いてエボシと協力関係を結び、物語を裏側から動かすキーパーソンです。小林薫の飄々としつつも底知れない声の演技が、掴みどころのないジコ坊のキャラクター性を絶妙に表現しています。
公式: 事務所プロフィール
美輪明宏(モロの君役) ― もののけ姫 モロ 声優
モロの君役の美輪明宏は、歌手・俳優・演出家として日本の芸能界に君臨する唯一無二の存在です。モロの君は二本の尾を持つ巨大な白い犬神で、サンの養母としてシシ神の森を守護しています。美輪明宏の威厳と母性が同居する独特の声質は、モロの君の存在を圧倒的な説得力で体現しています。ジブリ作品では『ハウルの動く城』の荒地の魔女役も担当しています。
公式: @reijindayori / 公式サイト
森繁久彌(乙事主役)
乙事主役の森繁久彌は、日本映画界の巨星として知られる名優です。乙事主は500歳を超える猪神の長老で、猪の一族を率いて人間との最後の戦いに臨みます。かつては知恵者でしたが、老いと仲間の死により盲目となり怒りに駆られる姿が描かれます。森繁久彌の重厚な声が悲劇的な猪神の威厳と哀愁を見事に表現しており、2009年に逝去した後も本作は代表的な声の仕事として語り継がれています。
※森繁久彌は2009年に逝去されており、公式SNS/サイトはありません
あらすじ
室町時代後期、東北の蝦夷(エミシ)の村に暮らす青年アシタカは、村を襲ったタタリ神を退治する際に右腕に死の呪いを受けます。タタリ神の正体は、鉛玉を撃ち込まれたことで怒りに囚われた巨大な猪神でした。呪いを絶つ手がかりを求めて西へ旅立ったアシタカは、僧侶ジコ坊と出会いシシ神の森の存在を知ります。
やがてアシタカはエボシ御前が率いる製鉄の町タタラ場にたどり着きます。エボシは弱者を守る慈悲深い面を持つ一方で山の神々と激しく対立しており、そこでアシタカは山犬の神モロに育てられた少女サンと出会います。サンは森を守るために人間と戦い続け、エボシの命を狙っていました。
ジコ坊率いる唐傘連がシシ神の首を狙い、猪神の長老・乙事主が一族を率いて決戦を挑む中、森とタタラ場は全面戦争へ突入します。シシ神は昼はシカのような姿で生と死を司り、夜はデイダラボッチとなる神秘的な存在です。森にはこだまと呼ばれる木の精霊たちがカタカタと首を振りながら姿を見せ、森の豊かさの象徴として描かれています。
激戦の果てにシシ神の首が奪われ、首を失ったデイダラボッチが暴走する中、アシタカとサンは協力して首を取り戻します。朝日とともにシシ神は静かに倒れ、その風が吹き渡った場所には新たな緑が芽吹き始めます。アシタカはタタラ場の再建を手伝いながらサンに会いに行くことを約束し、サンは森で生きることを選びます。人と自然が共に生きる可能性を示す結末が、深い余韻を残します。
『もののけ姫』キャスト・声優の見どころと作品の魅力

『もののけ姫』は人間と自然の関係性を根本から問い直す深遠なテーマを持った作品です。俳優陣の起用によるリアリティ溢れる演技、久石譲が手がけた荘厳な音楽、14万枚を超える作画が生み出す映像美が一体となり、公開から四半世紀以上が経った今なお色褪せない名作を形作っています。ここからは名場面や主題歌の情報、配信情報など、もののけ姫をより深く楽しむための情報をお届けします。
- 俳優起用による生々しく力強い演技がリアリティを生んでいる
- 久石譲の音楽が作品の壮大さと叙情性を支えている
- アニメーション作品として初の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞
- 公開当時『E.T.』を抜いて日本歴代興行収入第1位を記録
- 善悪二元論ではない複雑な人物描写が作品の深みを生んでいる
名場面・名セリフと登場人物の相関図
『もののけ姫』には観る者の記憶に深く刻まれる名場面が数多く存在します。冒頭のタタリ神がエミシの村を襲う場面は緊張感のある導入で、サンがエボシを討つためにタタラ場に単身で乗り込む場面では石田ゆり子の迫真の演技が際立ちます。アシタカがサンとエボシの争いを体を張って止める場面も、松田洋治の力強い声とともに物語のハイライトの一つです。
登場人物の相関図を整理すると、物語の構造がより明確になります。中心にいるのはアシタカで、人間側(エボシ御前・ジコ坊・タタラ場の人々)と自然側(サン・モロの君・乙事主)の間を行き来する存在です。エボシとサンは直接的な敵対関係にあり、ジコ坊はエボシを利用してシシ神の首を狙う黒幕的な立場です。重要なのは、どのキャラクターも単純な善や悪に分類できない点で、こうした複雑な人物造形こそが作品の深みを生んでいます。
こだまの存在も作品に独特の魅力を添えています。こだまは森に住む木の精霊で、白い小さな体でカタカタと首を振る姿が印象的です。ラストシーンで一匹のこだまが新緑の中に現れる場面は再生と希望を象徴する名シーンで、こだまはトトロの祖先ではないかという説もファンの間で語り継がれています。
主題歌・音楽
『もののけ姫』の主題歌は、カウンターテナー歌手の米良美一が歌う同名曲「もののけ姫」です。作詞を宮崎駿が、作曲・編曲を久石譲が担当しました。透き通った歌声が作品世界を見事に表現し、シングルCDは大ヒットを記録しています。
音楽を担当した久石譲は、スタジオジブリ作品の多くで音楽を手がけてきた作曲家です。「アシタカせっ記」をはじめとする劇中曲はオーケストラを駆使した壮大なスコアで、コンサートでも頻繁に演奏される人気楽曲として知られています。
米良美一 公式: @la_melamela / @Lamela_05 / 公式サイト
配信情報
スタジオジブリ作品は日本国内の主要動画配信サービス(Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT等)では配信されていません。海外版Netflixでは配信されていますが、日本からの視聴はできません。日本国内での主な視聴方法はTSUTAYA DISCASのDVD・Blu-rayレンタルです。また、日本テレビ系列「金曜ロードショー」での地上波放送が定期的に行われており、放送のたびにSNSでトレンド入りするほどの盛り上がりを見せます。Blu-rayやDVDのパッケージ版も販売されており、2020年にはコロナ禍で劇場再上映が行われ追加興行収入8.8億円を記録するなど、時代を超えた人気を証明しています。
『もののけ姫』キャスト声優まとめ
- 『もののけ姫』は1997年公開のスタジオジブリ映画で、宮崎駿が監督・脚本を担当した
- アシタカ役の声優は松田洋治で、誠実で力強い演技が主人公の魅力を引き出している
- サン役とカヤ役を石田ゆり子が一人二役で演じ、野性的な少女と健気な許嫁を見事に演じ分けた
- エボシ御前役の田中裕子は、カリスマ的な女リーダーの威厳と複雑な人間性を体現した
- ジコ坊役の小林薫は、飄々とした僧侶の裏に潜む野心を絶妙に表現した
- モロの君役の美輪明宏は、犬神の威厳と母性が同居する唯一無二の声で存在感を放った
- 乙事主役の森繁久彌は、老猪神の重厚な威厳と悲哀を圧倒的な演技力で描いた
- ヒイさま役の森光子、甲六役の西村雅彦、トキ役の島本須美らサブキャストも豪華
- 興行収入は累計201.8億円で、公開当時は日本歴代1位を記録した
- 主題歌は米良美一が歌う「もののけ姫」で、作詞は宮崎駿、作曲は久石譲
- アニメーション作品として史上初の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した
- 作画枚数14万枚以上、制作予算20億円というジブリ史上最大規模のプロジェクトだった
- キャッチコピー「生きろ。」はコピーライター糸井重里が手がけた
- こだまやシシ神など、森の精霊や神々の描写が作品に神秘的な深みを与えている
- 善悪二元論を超えた複雑な人物描写が、四半世紀以上経った今も作品を色褪せさせない
『もののけ姫』は、声優キャストの圧倒的な演技力と宮崎駿監督の壮大なビジョンが融合した、日本アニメ映画史に燦然と輝く名作です。公開から四半世紀以上が経過した今でも、金曜ロードショーでの放送や劇場再上映のたびに新たなファンを獲得し続けています。
公式情報・出典(参照元)
- もののけ姫 – スタジオジブリ公式サイト
- もののけ姫 : 作品情報 – 映画.com
- もののけ姫 – Wikipedia
- 映画『もののけ姫』声優・キャスト・登場人物一覧 – ORICON NEWS
- もののけ姫 (曲) – Wikipedia
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