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【ドラマ】『花のち晴れ』キャスト・相関図・あらすじをネタバレ

©︎ 神尾葉子/集英社・TBS

2018年にTBS系で放送されたドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』は、社会現象を巻き起こした『花より男子』の新章として、放送前から大きな注目を集めました。伝説のF4が卒業してから10年後の英徳学園を舞台に、杉咲花さん、平野紫耀さん(King & Prince)、中川大志さんといった次世代を担う豪華キャストが集結。ひょんなことから学園のカリスマ「C5(シーファイブ)」に目をつけられた“隠れ庶民”のヒロイン・江戸川音を巡る、痛快でキュートなラブコメディが繰り広げられます。本記事では、「花のち晴れ キャスト 相関図」を軸に、登場人物の詳細なプロフィールから複雑な人間関係、そして涙と笑いのあらすじまで、最終回の結末を含めて徹底的にネタバレ解説していきます。

記事のポイント

  • 杉咲花、平野紫耀(King & Prince)、中川大志ら主要キャストの役どころを網羅
  • 伝説の「F4」卒業から10年後の英徳学園を舞台にした次世代の物語
  • 「C5」メンバーや江戸川音の婚約者など、複雑な相関図を分かりやすく整理
  • 各話のあらすじ、原作漫画との違い、主題歌やロケ地情報も紹介
  • 動画配信サービスでの視聴方法にも触れ、視聴前に最新情報の確認を推奨

【ドラマ】『花のち晴れ』キャスト・相関図・あらすじをネタバレ

©︎ 神尾葉子/集英社・TBS

チェックポイント

  • 伝説のF4が卒業して10年、落ち目になった英徳学園に新たなカリスマ「C5」が誕生。
  • 主人公は大手化粧品メーカーの元社長令嬢でありながら、今は貧乏生活を送る“隠れ庶民”の江戸川音。
  • C5のリーダー・神楽木晴と、音の婚約者でライバル校の生徒会長・馳天馬との間で揺れ動く三角関係が物語の主軸。
  • 個性豊かなC5メンバーや、音を取り巻く人々の思惑が絡み合い、複雑な人間模様が描かれる。
  • 各話のあらすじを通じて、音の成長と晴との距離の変化、そして学園に渦巻く陰謀を紐解いていく。

『花のち晴れ~花男 Next Season~』とは?放送時期・基本情報

『花のち晴れ~花男 Next Season~』は、2018年4月17日から6月26日まで、TBSテレビ系の「火曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマです。神尾葉子氏による同名の漫画を原作とし、累計発行部数6,100万部を超える大ヒット漫画『花より男子』の続編という位置づけで制作されました。

物語の舞台は、かつて日本中の注目を集めたスーパーセレブ高校・英徳学園。伝説の4人組「F4」が卒業してから10年が経ち、学園はかつての栄光を失い、ライバル校である桃乃園学院に生徒を奪われるなど、凋落の一途をたどっていました。そんな英徳学園の品位を保つため、F4のリーダー・道明寺司に憧れる神楽木晴が中心となり、新たに「C5(コレクト5)」という5人組を結成。彼らは「庶民狩り」と称して、学園にふさわしくない生徒を退学させていました。

脚本は『好きな人がいること』や映画『ヒロイン失格』を手掛けた吉田恵里香氏が担当。演出は『花より男子』シリーズも担当した石井康晴氏らが務め、制作プロデューサーも同シリーズの瀬戸口克陽氏が名を連ねるなど、盤石の布陣で新時代の『花男』ワールドを構築しました。

【基本情報】

  • 放送期間: 2018年4月17日~6月26日
  • 放送局: TBSテレビ系
  • 放送枠: 火曜ドラマ(毎週火曜 22:00 - 23:07)
  • 原作: 神尾葉子『花のち晴れ~花男 Next Season~』(集英社「少年ジャンプ+」連載)
  • 脚本: 吉田恵里香
  • 音楽: 大間々昂、平野義久、鈴木真人、羽深由理
  • 主題歌: King & Prince「シンデレラガール」
  • プロデューサー: 瀬戸口克陽
  • 演出: 石井康晴、坪井敏雄、岡本伸吾、松木彩
  • 製作著作: TBS

主要キャスト一覧(江戸川音、神楽木晴、馳天馬 ほか)

本作の魅力を語る上で欠かせないのが、次世代を担うフレッシュなキャスト陣です。それぞれのキャラクターが持つ葛藤や成長を瑞々しく演じ、物語に深い奥行きを与えました。

  • 江戸川 音(えどがわ おと)役:杉咲 花
    本作のヒロイン。大手化粧品メーカー「エド・クオリティ化粧品」の元社長令嬢。会社の倒産により生活が一変し、現在は母と二人でアパート暮らしをしながらアルバイトに励む“隠れ庶民”。18歳になったら馳天馬と結婚するという約束のため、英徳学園に通い続けています。明るく前向きな性格で、逆境にもめげない芯の強さを持っています。
  • 神楽木 晴(かぐらぎ はると)役:平野 紫耀(King & Prince)
    英徳学園高等部3年生で、C5のリーダー。日本三大財閥の一つ、神楽木ホールディングスの御曹司。F4の道明寺司に心酔しており、彼のような存在になることを目指してC5を結成しました。一見するとクールで冷徹な「カリスマリーダー」を演じていますが、実際はメンタルが弱く、すぐにおかしなグッズに頼るなどヘタレな一面も。音と出会ったことで、彼の価値観が大きく揺らぎ始めます。
  • 馳 天馬(はせ てんま)役:中川 大志
    音の婚約者で、英徳学園のライバル校である桃乃園学院の生徒会長。IT界の若きカリスマとして名を馳せる馳利恵を母に持ち、文武両道、容姿端麗、完璧な王子様として生徒から絶大な支持を得ています。幼い頃に音に救われた過去があり、彼女のことを一途に想い続けています。
  • 真矢 愛莉(まや あいり)役:今田 美桜
    C5の紅一点で、不動産王の娘。ツインテールがトレードマークの小悪魔的な美少女です。小学生の頃から晴に片想いしており、彼に近づく音に対して強烈な嫉妬心を抱き、様々な策略を巡らせます。この役をきっかけに今田美桜さんは大ブレイクを果たしました。
  • 平 海斗(たいら かいと)役:濱田 龍臣
    C5の頭脳で、晴の右腕的存在。英徳学園歴代トップのIQを持つ超優等生です。常に冷静沈着で、感情を表に出すことは少ないですが、晴やC5のメンバーを誰よりも大切に思っています。
  • 西留 めぐみ(にしどめ めぐみ)役:飯豊 まりえ
    通称メグリン。大人気モデルで、晴が「理想の女性」として写真を持っていた相手。後に英徳学園に転入し、晴に猛アプローチをかけ、音と晴、天馬の三角関係をさらに複雑にしていきます。
  • 江戸川 由紀恵(えどがわ ゆきえ)役:菊池 桃子
    音の母親。夫の会社が倒産した後も、娘を英徳学園に通わせ続けるために懸命に働いています。おっとりしているようで、娘の幸せを第一に考える強い母です。

キャラクター相関図:「C5」と音を巡る関係性

物語の中心となるのは、主人公・江戸川音、C5のリーダー・神楽木晴、そして音の婚約者・馳天馬の3人による三角関係です。

江戸川 音は、家が倒産した“隠れ庶民”でありながら、婚約者である馳 天馬との結婚の条件(18歳まで英徳学園に在学すること)を守るため、必死に学園生活を送っています。天馬は音にとって理想の王子様であり、絶対的な信頼を寄せる存在です。

一方、神楽木 晴は、英徳の栄光を取り戻すべく「庶民狩り」を行うC5のリーダー。しかし、その実態は道明寺司に憧れるヘタレ男子。偶然、音が庶民であることを知ってしまいますが、彼女の裏表のない真っ直ぐな性格に次第に惹かれていきます。晴にとって音は、自分の弱さや本音を見せられる唯一の存在になっていきます。

この三角関係に大きく関わってくるのが、晴に一途な想いを寄せるC5の紅一点・真矢 愛莉です。愛莉は晴を振り向かせるため、音に対して様々な嫌がらせを行いますが、物語が進むにつれて彼女自身の成長も描かれ、やがては音の良き理解者へと変わっていきます。

C5の他のメンバー、平 海斗成宮 一茶(鈴木仁)、**栄美 杉丸(中田圭祐)**は、基本的にリーダーである晴に従っていますが、それぞれが晴や音との関わりの中で友情を深め、物語に彩りを加えます。

さらに、人気モデルの西留 めぐみが英徳に転入し、晴に積極的にアプローチをかけることで、関係性はさらに複雑化。音と晴の気持ちが近づきそうになると、必ずと言っていいほど新たな障害が現れ、視聴者をやきもきさせました。

このように、『花のち晴れ』の相関図は、単純な恋愛模様だけでなく、友情、嫉妬、憧れ、そしてそれぞれのキャラクターが抱えるコンプレックスが複雑に絡み合い、魅力的な人間ドラマを生み出しています。

「C5」メンバーのキャストと役どころ(平海斗、真矢愛莉、成宮一茶、栄美杉丸)

英徳学園の品位を保つために結成されたセレブ集団「C5(コレクト5)」。リーダーの神楽木晴を中心に、個性豊かな4人のメンバーが脇を固めます。

  • 平 海斗(たいら かいと)/ 演:濱田 龍臣
    C5の頭脳であり、晴の最も信頼する右腕。日本を代表する政治家一家の長男で、自身も英徳学園史上最高のIQを持つエリートです。常に冷静沈着でポーカーフェイスを崩さず、感情的になりがちな晴を的確にサポートします。C5の活動に必要な情報収集や戦略立案を担当し、その分析能力は大人顔負け。一見クールに見えますが、仲間を思う気持ちは人一倍強く、晴が道に迷った時には厳しい言葉で諭すことも。その知的な佇まいと秘めた情熱が魅力のキャラクターです。
  • 真矢 愛莉(まや あいり)/ 演:今田 美桜
    C5の紅一点で、大手不動産会社の令嬢。愛らしいルックスとは裏腹に、気が強く、目的のためなら手段を選ばない小悪魔的な性格の持ち主です。幼い頃から晴に一途な恋心を抱いており、彼に近づく音を敵視し、執拗な嫌がらせを繰り返します。しかし、その行動はすべて晴への想いの強さゆえ。物語中盤、ある事件をきっかけに自分の過ちと向き合い、人間的に大きく成長。最終的には音と友情を結び、晴の恋を応援するまでに変化します。彼女のキャラクターとファッションは放送当時、大きな話題となりました。
  • 成宮 一茶(なるみや いっさ)/ 演:鈴木 仁
    華道の家元の家に生まれた、C5きってのプレイボーイ。甘いマスクと物腰の柔らかさで常に女の子に囲まれており、学園内外に多数のガールフレンドがいます。C5の中でも特に自由奔放な性格で、面倒なことには首を突っ込みたがらないタイプ。しかし、仲間意識は高く、C5に危機が迫った時には持ち前の人脈を駆使して問題解決に貢献します。女性関係のトラブルメーカーでありながら、どこか憎めない愛嬌のあるキャラクターです。
  • 栄美 杉丸(えいび すぎまる)/ 演:中田 圭祐
    日本を代表する武道家を父に持つ、C5の肉体派メンバー。運動能力に非常に長けており、特に筋力トレーニングには並々ならぬ情熱を注いでいます。口数が少なく、一見すると強面ですが、性格は至って温厚でピュア。晴の命令には忠実で、仲間を守るためなら体を張ることも厭いません。C5の中では癒やし系の存在であり、そのギャップが多くの視聴者を魅了しました。

音の婚約者・馳天馬と桃乃園学院のキャスト

英徳学園の最大のライバル校として登場するのが、文武両道を掲げる新進気鋭の超名門校「桃乃園学院」です。そのトップに君臨するのが、主人公・音の婚約者である馳天馬です。

  • 馳 天馬(はせ てんま)/ 演:中川 大志
    桃乃園学院高等部の3年生で、生徒会長を務める完璧な青年。IT企業の社長である母・利恵(高岡早紀)を持ち、何不自由なく育ったエリートです。幼少期、いじめられていた自分を助けてくれた音に深く感謝し、それ以来彼女を一途に想い続けています。音との結婚を夢見ており、彼女が“隠れ庶民”であることも知った上で、そのすべてを受け入れ、守り抜こうとします。知的で紳士的、スポーツ万能で誰にでも優しいという、まさに王子様のような存在。神楽木晴とは対照的なキャラクターとして、物語の恋愛模様を大いに盛り上げました。しかし、その完璧さの裏には、母親からの過度な期待や、音への強い執着心からくる脆さも秘めています。
  • 近衛 仁(このえ じん)/ 演:嘉島 陸桃乃
    園学院の生徒で、天馬の忠実な側近。天馬に心酔しており、彼の指示であればどんなことでも実行します。天馬が音を手に入れるためならば、手段を選ばない冷酷な一面も。物語の後半では、彼の行き過ぎた行動が大きな波乱を巻き起こすことになります。
  • 馳 利恵(はせ りえ)/ 演:高岡 早紀
    天馬の母親で、大手IT企業「HASE LIVE」の社長。一代で会社を築き上げたカリスマ経営者です。息子である天馬を溺愛していますが、その愛情は歪んでおり、彼を自分の思い通りにコントロールしようとします。音の家が倒産したことを見下しており、二人の結婚には反対の立場。彼女の存在が、音と天馬の関係に大きな影を落とします。

桃乃園学院は、最新のVR技術を導入した授業を行うなど、伝統を重んじる英徳学園とは対照的な校風として描かれています。天馬を中心とした桃乃園学院の存在が、晴率いるC5や英徳学園にとって大きな脅威となり、物語の緊張感を高める重要な要素となっています。

各話のあらすじをネタバレ(1話~最終回までの流れ)

『花のち晴れ』は、隠れ庶民の音とヘタレ御曹司の晴、そして完璧な婚約者・天馬の三角関係を軸に、友情、成長、そして学園の未来を賭けた戦いを描きます。

序盤(1話~3話):最悪の出会いと秘密の共有

大手化粧品会社の令嬢だった江戸川音は、父の会社が倒産し“隠れ庶民”に。婚約者・馳天馬との結婚条件(18歳まで英徳在学)のため、正体を隠して英徳学園に通っていました。ある日、バイト先で「庶民狩り」を行うC5リーダー・神楽木晴と最悪の出会いを果たし、弱みを握られてしまいます。しかし、音もまた、晴がF4の道明寺司に憧れるも、実はメンタルが弱い“ヘタレ”であることを知ってしまい、互いの秘密を共有する関係に。そんな中、晴に想いを寄せるC5の真矢愛莉が音を学園から追い出そうと画策。絶体絶命のピンチに陥った音を救ったのは、晴でした。さらに、『花より男子』のF4メンバー・花沢類(小栗旬)が登場し、晴に重要な助言を与えます。

中盤(4話~7話):深まる絆と新たなライバル

音への想いを自覚し始めた晴。一方、音も晴の不器用な優しさに触れ、少しずつ惹かれていきます。しかし、音には天馬という完璧な婚約者がおり、さらに晴には人気モデルの西留めぐみ(メグリン)が急接近。Wデートをすることになるなど、4人の関係は複雑化していきます。音と晴は、お互いの気持ちに気づきながらも素直になれず、すれ違いを繰り返します。天馬はそんな二人の関係を察し、音を守るために桃乃園学院への転校を提案。英徳への思いと晴への気持ちの間で、音の心は大きく揺れ動きます。

終盤(8話~11話):英徳の危機と最後の決断

桃乃園学院の生徒会長である天馬は、英徳学園を完全に潰すため、武道大会での対決を宣言。英徳が負ければ、音は天馬と共に桃乃園へ行くという条件がつけられます。学園の誇りと音を賭けた戦いに、晴とC5は必死で挑みます。しかし、天馬の側近・近衛の卑劣な策略により、晴は絶体絶命のピンチに。仲間たちの支えと、駆けつけたF4の西門総二郎(松田翔太)の言葉に勇気づけられた晴は、満身創痍で最終決戦に臨みます。

柔道、弓道、そして剣道。三番勝負の末、晴は天馬に勝利します。試合後、天馬は自分の過ちを認め、音の背中を押します。音と晴は、ようやくお互いの気持ちを確かめ合うために、思い出の場所である恵比寿ガーデンプレイスへと向かうのでした。最終的に、二人が再会し、晴が「俺と付き合え!」と告白。音が笑顔で頷くシーンで物語は幕を閉じます。

原作漫画との関係(神尾葉子『花のち晴れ~花男 Next Season~』)

本作は、神尾葉子氏によって集英社のウェブコミック配信サイト「少年ジャンプ+」で2015年から2019年まで連載された同名漫画を原作としています。ドラマは、この原作漫画の世界観や主要な設定、キャラクターを踏襲しつつ、映像作品ならではのオリジナルの展開や脚色が加えられています。

原作とドラマの主な共通点:

  • 『花より男子』から10年後の英徳学園が舞台であること。
  • 江戸川音、神楽木晴、馳天馬という3人を中心とした三角関係が物語の核であること。
  • C5の存在や「庶民狩り」といった基本的な設定。

原作とドラマの主な相違点:

  • 物語の完結: ドラマは全11話で、晴と音が結ばれる形で一つの区切りを迎えます。一方、原作漫画はその後も連載が続き、より複雑な人間関係やキャラクターの背景が描かれています。ドラマは、原作の途中までをベースに、オリジナルの結末を用意した形です。
  • キャラクター設定の変更: ドラマでは、キャラクターの性格や役割がより分かりやすく、感情移入しやすいように調整されています。特に、真矢愛莉はドラマ版で人気が爆発し、原作以上にその存在感が大きくなりました。
  • F4の登場: ドラマ版の大きな見どころとして、道明寺司(松本潤)、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)といった『花より男子』のF4メンバーが特別出演しました。これはドラマオリジナルのファンサービスであり、新旧ファンを大いに喜ばせました。
  • 制服のデザイン: ドラマ版『花のち晴れ』の英徳学園の女子制服は、2005年放送のドラマ『花より男子』のデザインが引き継がれています。これは、ドラマシリーズとしての連続性を意識した演出と言えるでしょう。

ドラマは、原作の魅力を凝縮し、テンポの良いラブコメディとして再構築することで、原作ファンだけでなく、新たな視聴者層の獲得にも成功しました。

主題歌:King & Prince「シンデレラガール」と挿入歌

ドラマ『花のち晴れ』を象徴する要素として絶対に外せないのが、主題歌であるKing & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」です。

この楽曲は、本作で神楽木晴を演じた平野紫耀が所属するアイドルグループ、King & Princeの記念すべきデビューシングルとして、2018年5月23日にリリースされました。ドラマの世界観に完璧にマッチした、キラキラとした王道のラブソングであり、イントロが流れるだけで視聴者の胸を高鳴らせる、まさに「神曲」としてドラマと共に大ヒットを記録しました。

「キミは シンデレラガール My precious one」というキャッチーなサビのフレーズは、まさに逆境に立ち向かうヒロイン・江戸川音そのものを歌っているようであり、視聴者は楽曲を通じて音と晴の恋模様に深く感情移入することができました。オリコン週間シングルランキングでは初週57.7万枚を売り上げ、2010年代のデビューシングルとしては最高の初週売上を記録するなど、社会現象的なヒットとなりました。

さらに、劇中ではもう一つ、視聴者の涙を誘った重要な楽曲があります。それは、宇多田ヒカルさんの名曲「First Love」です。この曲は、主人公たちが切ない想いを抱えるシーンで効果的に使用され、特に神楽木晴が音への気持ちを募らせる場面で流れることが多く、視聴者からは「W主題歌」とも呼ばれるほど強い印象を残しました。「シンデレラガール」が恋のときめきや輝きを表現するならば、「First Love」は恋の痛みや切なさを表現し、物語に深い感動と余韻を与えました。

この2曲の存在が、『花のち晴れ』という作品をより一層ドラマチックで記憶に残るものにしたことは間違いありません。

【ドラマ】『花のち晴れ』キャスト・相関図・あらすじをネタバレしたら

©︎ 神尾葉子/集英社・TBS

チェックポイント

  • 最終回では、晴が武道大会で天馬に勝利し、音と晴が結ばれるハッピーエンドを迎える。
  • 放送終了後も続編を望む声が後を絶たず、ファンの間では様々な考察が飛び交っている。
  • 作中には『花より男子』のF4メンバーがサプライズ出演し、新旧ファンを熱狂させた。
  • 舞台となった英徳学園などのロケ地は、放送後、多くのファンが訪れる聖地となった。
  • DVDやBlu-ray BOXが発売されており、各種動画配信サービスでも視聴が可能(最新情報は要確認)。

最終回の結末は?音、晴、天馬の関係の行方

多くの視聴者が固唾をのんで見守った『花のち晴れ』の最終回。英徳学園の存続と音を賭けた、晴と天馬の武道三番勝負は、劇的な結末を迎えました。

初戦の柔道は天馬が勝利。二戦目の弓道では、天馬の側近・近衛の策略で負傷した晴が、怪我の功名で勝利を収めます。そして運命の最終決戦、剣道対決。試合の直前、天馬は近衛が音を襲わせたという衝撃の事実を知り、動揺を隠せません。一方、晴もまた満身創痍の状態でした。

正々堂々と戦うことを望んだ晴は、試合の延期を提案しますが、天馬はそれを受け入れます。自分の過ち、そして音の心を本当に変えたのが晴であったことを悟った天馬は、自ら負けを認め、試合は晴の勝利で幕を閉じました。

試合後、天馬は音に対して「僕が君にできる最後のことは、背中を押すことだ」と告げ、晴のもとへ行くように促します。自分の気持ちから逃げず、正直になることを決めた音。そして、同じように自分の想いを伝える覚悟を決めた晴。

二人は『花より男子』で道明寺とつくしが待ち合わせた伝説の場所、恵比寿ガーデンプレイスの時計広場で再会します。「好きだ」「大好きだ」とお互いの気持ちを伝え合い、晴が「俺と付き合え!」と力強く告白。音が満面の笑みで頷き、二人が幸せな未来へ歩み出すことを予感させる、感動的なハッピーエンドを迎えました。

音、晴、天馬の三角関係は、それぞれの成長を経て、誰もが納得する形で着地。視聴者に爽やかな感動と多くのときめきを与え、物語は完結しました。

続編や映画化の可能性は?ファンの声と考察

最終回で神楽木晴と江戸川音が結ばれるという美しいフィナーレを迎えた『花のち晴れ』ですが、放送終了直後から現在に至るまで、続編や映画化を熱望する声が絶えません。

その背景には、いくつかの理由が挙げられます。

  1. 原作の続きが存在する: ドラマは原作漫画の途中のエピソードを基にオリジナルの結末を迎えましたが、原作自体はその先も物語が続いています。晴と音が付き合い始めた後のエピソードや、新たなライバルの登場など、映像化されていない魅力的なストーリーがまだ残されています。
  2. 残された伏線: ドラマの最終回で、桃乃園学院の近衛が不穏な動きを見せるシーンや、晴の父親である神楽木巌(滝藤賢一)との確執など、完全には解決されていない問題もいくつか残されています。これらの要素が、続編への期待を煽る一因となっています。
  3. キャストの再集結への期待: 主演の杉咲花さん、平野紫耀さん、中川大志さんをはじめ、今田美桜さんなど、本作をきっかけに大ブレイクを果たしたキャストが数多くいます。彼らが再び同じ役で集結することを、多くのファンが待ち望んでいます。
  4. SNSでの根強い人気: 放送から数年が経過した現在でも、SNSでは定期的に「#花晴れ続編希望」といったハッシュタグがトレンド入りするなど、ファンの熱量は全く衰えていません。

2024年現在、続編や映画化に関する公式なアナウンスはありません。しかし、これだけの人気と続編を望む声がある限り、可能性はゼロではないでしょう。もし実現すれば、再び日本中に“花晴れ”旋風が巻き起こることは間違いありません。ファンとしては、吉報を気長に待ちたいところです。

ロケ地・撮影場所(英徳学園、桃乃園学院など)

『花のち晴れ』の華やかな世界観を支えたのが、こだわりのロケ地です。特に、物語の主要な舞台となった二つの学園は、その象徴的な場所として多くの視聴者の記憶に残っています。

  • 英徳学園:成蹊大学(東京都武蔵野市)主人公たちが通う「英徳学園」のメインロケ地として使用されたのは、東京都武蔵野市にある成蹊大学です。緑豊かなキャンパスに佇む美しいレンガ造りの校舎は、まさにセレブが通う名門校のイメージにぴったり。特に、図書館や本館前の並木道などは、ドラマで何度も登場する象徴的な場所となりました。このロケーションは、前作『花より男子』でも使用されており、シリーズのファンにとっては感慨深い場所となっています。
  • 神楽木家(道明寺邸):ブリティッシュヒルズ(福島県岩瀬郡)神楽木晴の実家として、そしてかつての道明寺邸として登場した豪華な洋館は、福島県にある「ブリティッシュヒルズ」です。中世英国の街並みを再現したこの施設は、パスポートのいらない英国として知られ、その荘厳な雰囲気は神楽木財閥の権威を象徴するのにふさわしいロケーションでした。内部の豪華な装飾や美しい庭園も、物語の重要なシーンで効果的に使用されました。
  • 桃乃園学院:複数の大学で撮影英徳のライバル校である「桃乃園学院」は、特定の大学一つではなく、複数の大学や施設を組み合わせて撮影されました。例えば、外観の一部は千葉県の神田外語大学が使用されるなど、近代的な校風を表現するために様々な場所がロケ地として選ばれました。
  • 恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)最終回で音と晴が再会を果たした感動的なシーンのロケ地は、恵比寿ガーデンプレイスの時計広場です。ここは『花より男子』で道明寺とつくしが待ち合わせをした場所としても有名で、シリーズのファンにとっては“聖地”とも言える場所。新旧の物語が交差する、象徴的なロケーションとなりました。

これらのロケ地は、放送後、多くのファンが訪れる観光スポットとなり、ドラマの世界観に浸る人々で賑わいました。

視聴率の推移とSNSでの反響

『花のち晴れ』は、視聴率の面でも大きな成功を収めました。

放送開始当初、第1話の平均視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずのスタートを切りました。その後、物語が展開するにつれて口コミで面白さが広まり、視聴率は右肩上がりに上昇。第2話で7.9%、第3話で9.6%と自己最高を更新し、F4メンバーの登場や三角関係の激化と共に、その注目度はますます高まっていきました。

最終回(第11話)では、9.6%という高視聴率を記録し、有終の美を飾りました。

視聴率以上に本作の影響力を示したのが、SNSでの爆発的な反響です。放送時間中には、Twitter(現X)の日本のトレンドに関連ワードが毎週のようにランクイン。「#花晴れ」のハッシュタグは常にトレンド1位を獲得し、視聴者はリアルタイムで感想を共有し、考察を繰り広げ、大いに盛り上がりました。

特に、神楽木晴のヘタレな一面が露呈するシーンや、音と晴の胸キュンシーン、そしてF4メンバーがサプライズ登場した回では、サーバーが重くなるほどの投稿が殺到。今田美桜さんが演じた真矢愛莉の「音っち!」というセリフや、彼女の可愛らしいツインテールの髪型も大きな話題となり、社会現象ともいえるムーブメントを巻き起こしました。

このSNSでの熱狂的な盛り上がりが、視聴率をさらに押し上げる要因となり、『花のち晴れ』を2018年を代表する大ヒットドラマへと導いたのです。

F4メンバーの特別出演(松本潤、小栗旬、松田翔太)

『花のち晴れ』が放送当時、大きな話題を呼んだ理由の一つに、前作『花より男子』の伝説の4人組「F4」のメンバーがサプライズで特別出演したことが挙げられます。この粋な演出は、長年のシリーズファンを熱狂させ、物語に深みと連続性を与えました。

  • 道明寺 司(どうみょうじ つかさ)/ 演:松本 潤物語の第1話、神楽木晴が幼い頃にいじめから救ってくれた憧れの存在として、回想シーンで登場。晴が道明寺から受け取った「強さの秘訣」と書かれたブタの置物は、物語を通じて重要なアイテムとなりました。最終回直前にも、晴が道明寺からの電話に勇気づけられるシーンが描かれ、新旧主人公の世代を超えた絆が示されました。
  • 花沢 類(はなざわ るい)/ 演:小栗 旬第3話に登場。C5のメンバーが利用する英徳学園のラウンジにふらりと現れ、音への想いに悩む晴に対して「いい恋をしなよ」と優しく、そして的確なアドバイスを送りました。10年経っても変わらないミステリアスで優しい佇まいは、視聴者に大きなインパクトを与え、放送当日のSNSは「花沢類」のワードで埋め尽くされました。
  • 西門 総二郎(にしかど そうじろう)/ 演:松田 翔太第10話に登場。英徳学園の存続を賭けた武道大会を前に、晴は道着の修理のために西門流茶道の家元である西門のもとを訪れます。そこで晴は、西門から茶道の精神を通じて戦いに挑む心構えを教わり、大きな勇気をもらいました。

残念ながら美作あきら(阿部力)の出演は叶いませんでしたが、3人のF4メンバーの登場は、本作が『花より男子』の正統な続編であることを強く印象づけ、物語を大いに盛り上げる要素となりました。

動画配信サービスで見る方法(Hulu, U-NEXTなど最新は公式で確認)

『花のち晴れ~花男 Next Season~』は、放送終了後も根強い人気を誇り、様々な動画配信サービスで視聴することが可能です。もう一度あの胸キュンを味わいたい方や、見逃してしまった方のために、主な配信状況をご紹介します。

2024年現在、以下のサービスなどで配信されています。

  • U-NEXT: 見放題配信の対象作品となっています。U-NEXTは31日間の無料トライアル期間があり、その期間を利用すれば実質無料で全話視聴することも可能です。
  • Hulu: こちらも見放題配信の対象です。Huluは日本テレビ系の作品に強いイメージがありますが、TBSの人気ドラマも数多く配信しています。
  • Prime Video (Amazon): レンタルでの視聴が可能です。1話ごとに料金が発生する形式ですが、見たい話数だけをピンポイントで楽しむことができます。
  • Lemino: 見放題で配信されています。初回1ヶ月間の無料体験期間があります。

注意点:

動画配信サービスの配信状況は、時期によって変動することがあります。特定の作品が配信終了となったり、見放題からレンタルに変更されたりする可能性もあります。視聴を希望される方は、必ず事前に各サービスの公式サイトで最新の配信状況をご確認ください。

これらのサービスを利用すれば、いつでもどこでも手軽に『花のち晴れ』の世界に浸ることができます。

DVD & Blu-ray BOXの発売情報と特典内容

『花のち晴れ~花男 Next Season~』は、DVDとBlu-rayのBOXセットが発売されており、手元に作品を残しておきたいファンにとっては必見のアイテムとなっています。

商品情報:

  • 花のち晴れ~花男 Next Season~ Blu-ray BOX
    • 仕様: 4枚組(本編ディスク3枚+特典ディスク1枚)
    • 価格: 31,680円(税込)
  • 花のち晴れ~花男 Next Season~ DVD-BOX
    • 仕様: 6枚組(本編ディスク5枚+特典ディスク1枚)
    • 価格: 25,080円(税込)

豪華特典映像(一部):

BOXセットの最大の魅力は、1時間を超える豪華な特典映像です。

  • メイキング映像: クランクインからクランクアップまで、撮影の裏側に密着。キャストたちの素顔や、真剣に役と向き合う姿を見ることができます。
  • スペシャル座談会: 杉咲花さん、平野紫耀さん、中川大志さんら主要キャストによる座談会。撮影中のエピソードや、お互いの印象などを和気あいあいと語り合います。
  • 制作発表会見: 放送前に行われた制作発表の様子を収録。
  • King & Prince「シンデレラガール」MV 花晴れver.: ドラマの映像をふんだんに使用した、スペシャルバージョンのミュージックビデオ。
  • NG集: キャストたちの貴重なNGシーンをまとめた、笑いの絶えない映像集。
  • SPOT集: 放送当時に流れた様々なバージョンの予告編を収録。

これらの特典映像は、ドラマ本編をさらに深く楽しむための貴重な資料であり、ファンならば見逃せない内容となっています。また、封入特典としてオリジナルブックレットも付いており、作品の世界を隅々まで堪能できる仕様となっています。

【ドラマ】『花のち晴れ』キャスト・相関図・あらすじのネタバレまとめ

  • 『花のち晴れ』は『花より男子』の続編にあたる学園ラブコメディ。
  • 舞台はF4卒業から10年後の英徳学園。
  • 主人公は“隠れ庶民”の江戸川音(杉咲花)。
  • F4に憧れる「C5」のリーダー・神楽木晴(平野紫耀)。
  • 音の婚約者で桃乃園学院の生徒会長・馳天馬(中川大志)。
  • 物語の軸は音、晴、天馬の三角関係。
  • 「C5」は“コレクト5”の略で、学園の品位を保つ5人組。
  • キャストには今田美桜、濱田龍臣、鈴木仁、中田圭祐らが名を連ねる。
  • 相関図は英徳学園と桃乃園学院の対立構造が中心。
  • King & Princeのデビュー曲「シンデレラガール」が主題歌として大ヒット。
  • 宇多田ヒカルの「First Love」が挿入歌として効果的に使用された。
  • 原作は神尾葉子による漫画『花のち晴れ~花男 Next Season~』。
  • ドラマでは原作とは異なるオリジナルの展開も見られた。
  • 『花より男子』のF4メンバーが特別出演したことも大きな話題に。
  • 特に松本潤が演じる道明寺司の登場シーンはファンを沸かせた。
  • ロケ地として使用された大学や施設は観光スポットにもなった。
  • SNSでは「#花晴れ」のハッシュタグで毎週大きな盛り上がりを見せた。
  • 続編を望む声が多く、放送終了後も根強い人気を誇る。
  • 動画配信サービスでの視聴が可能だが、配信状況は変動する。
  • キャストの豪華さとキャラクターの魅力が作品の大きな見どころ。

『花のち晴れ』は、伝説的な前作のプレッシャーを乗り越え、新時代の視聴者に愛される新たな学園ドラマの金字塔を打ち立てました。杉咲花さん、平野紫耀さん、中川大志さんら魅力的なキャストが織りなす、王道でありながらも現代的な感覚に溢れたラブストーリーは、今もなお多くの人々の心に輝き続けています。まだご覧になっていない方はもちろん、もう一度あの感動を味わいたい方も、この機会にぜひ『花のち晴れ』の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

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