© 2007 高橋ヒロシ/「クローズzero」製作委員会 2007年に公開され、日本の不良(ヤンキー)映画界に金字塔を打ち立てた『クローズzero』。高橋ヒロシによる伝説的コミック『クローズ』を原作としながらも、原作では描かれなかった前日譚(エピソードゼロ)を、小栗旬、山田孝之ら豪華キャストと鬼才・三池崇史監督によって完全オリジナルストーリーで映画化しました。不良たちの巣窟「鈴蘭男子高校」を舞台に...

2007年に公開され、日本の不良(ヤンキー)映画界に金字塔を打ち立てた『クローズzero』。高橋ヒロシによる伝説的コミック『クローズ』を原作としながらも、原作では描かれなかった前日譚(エピソードゼロ)を、小栗旬、山田孝之ら豪華キャストと鬼才・三池崇史監督によって完全オリジナルストーリーで映画化しました。不良たちの巣窟「鈴蘭男子高校」を舞台に、テッペン(頂点)を目指す男たちの激しい抗争と熱い友情を描いた本作は、若者を中心に熱狂的な支持を集め、興行収入25億円の大ヒットを記録。続編や関連作品も製作される一大ムーブメントを巻き起こしました。この記事では、今なお色褪せない『クローズzero』の魅力を、主要キャスト、複雑な相関図、そして手に汗握るあらすじ(ネタバレあり)まで、徹底的に解説していきます。
記事のポイント
- 2007年に公開された高橋ヒロシ原作・三池崇史監督のアクション映画
- 主演の小栗旬、山田孝之をはじめとする豪華キャストが集結
- 鈴蘭男子高校の制覇を目指す滝谷源治と芹沢多摩雄の対立を描く
- G.P.S.と芹沢軍団を中心とした派閥の相関図を解説
- 映画のあらすじからクライマックスの結末までをネタバレありで紹介
- 続編『クローズzero II』への繋がりや配信情報も網羅
【映画】『クローズzero』キャスト・相関図・あらすじをネタバレ

- 原作『クローズ』の前日譚を豪華キャストで描くオリジナルストーリー
- 主人公・滝谷源治と最強の男・芹沢多摩雄の二大勢力の激突
- 小栗旬、山田孝之ら、現在第一線で活躍する俳優たちの若き日の熱演
- G.P.S.結成のドラマと、芹沢軍団の個性豊かなキャラクターたち
- 鈴蘭制覇を巡る複雑な勢力図と、クライマックスの伝説的な全面戦争
映画『クローズzero』とは?公開日・監督・基本情報
映画『クローズzero』は、2007年10月27日に全国東宝系で公開された日本のアクション映画です。監督は、国内外でカルト的な人気を誇る鬼才・三池崇史。脚本は、後に『HiGH&LOW』シリーズなども手掛けることになる武藤将吾が担当しました。
本作は、累計発行部数9000万部を超える高橋ヒロシの大ヒット不良漫画『クローズ』を原作としています。しかし、物語は原作漫画の主人公・坊屋春道の登場より1年前、鈴蘭男子高校を舞台にしたオリジナルストーリーが展開されます。
「カラスの学校」の異名を持つ鈴蘭男子高校は、県内随一の不良たちが集まる全国屈指の超不良校。そこでは日々、数多くの派閥が覇権をかけて抗争を繰り広げていましたが、あまりの強者揃いゆえに、いまだかつて全校を統一した者は誰もいませんでした。
そんな鈴蘭に、一人の男が転入してきます。彼の名は滝谷源治。鈴蘭制覇を本気で狙う源治の登場により、膠着していた鈴蘭の勢力図は大きく動き出すことになります。
主演の滝谷源治役には小栗旬、対する最大のライバル・芹沢多摩雄役には山田孝之。その他、やべきょうすけ、高岡蒼甫(当時)、桐谷健太、黒木メイサ、遠藤憲一、岸谷五朗といった、若手からベテランまで超豪華なキャスト陣が集結しました。
アクション監督に辻井啓伺、カースタントにタカハシレーシングを迎えた迫力満点の喧嘩シーンと、若手俳優たちの迸るような熱演、そして三池崇史監督独自のスタイリッシュな映像センスが融合。原作ファンのみならず、多くの映画ファンの心を掴み、動員190万人、興行収入25億円という、この手のジャンルの映画としては異例の大ヒットを記録しました。この成功が、後の『クローズzero II』(2009年)や『クローズEXPLODE』(2014年)といった続編・関連作品の製作へと繋がっていきます。
原作・高橋ヒロシ『クローズ』との関係は?時系列とオリジナルストーリー
本作『クローズzero』は、高橋ヒロシの原作漫画『クローズ』と密接に関連しつつも、独自の立ち位置を確立しています。
まず時系列として、本作は原作『クローズ』の物語が始まる1年前を描いています。原作の主人公である坊屋春道が鈴蘭高校に転入してくるのは、滝谷源治や芹沢多摩雄たちが卒業した後の話です。
したがって、滝谷源治(小栗旬)や芹沢多摩雄(山田孝之)といった主要キャラクターのほとんどは、映画版のオリジナルキャラクターです。彼らが原作漫画に登場することはありません(ただし、源治は名前だけ言及されるシーンがあります)。
一方で、原作ファンにはお馴染みのキャラクターも多数登場し、物語に深みを与えています。
代表的なのが、鈴蘭史上最強の男と噂される「リンダマン」こと林田恵(深水元基)です。原作では春道と幾度となく激闘を繰り広げる伝説的な存在ですが、本作では源治が超えるべき「壁」として君臨します。
また、原作序盤で春道と対立する「海老塚三人衆」こと桐島ヒロミ(大東俊介)、本城俊明(橋爪遼)、杉原誠(小柳友)が、本作ではまだ1年生として登場。彼らが2年生に進級するまでのエピソード(ヒロミの中学時代の因縁など)も描かれ、原作ファンを唸らせました。
さらに、原作で春道と敵対する「阪東一派」のリーダー・阪東秀人(渡辺大)も、本作では芹沢軍団と距離を置く一勢力として登場し、物語に絡んできます。
このように『クローズzero』は、滝谷源治というオリジナル主人公を据えながらも、リンダマンや海老塚三人衆といった原作の人気キャラクターを巧みに配置することで、原作の世界観を忠実に再現。原作の「1年前」という設定を最大限に活かし、「もし春道が来る前に、こんな熱い男たちがいたら」というifの物語を、見事に描き切った作品と言えるでしょう。
主人公・滝谷源治(小栗旬)と彼が結成する「G.P.S.」のメンバー
本作の主人公・滝谷源治(たきや げんじ)は、鈴蘭男子高校の制覇を成し遂げるため、3年生の春に転入してきた男です。演じるのは、当時『花より男子』などで既に絶大な人気を誇っていた小栗旬。
源治は、劉生会傘下・滝谷組の組長である滝谷英雄(岸谷五朗)の息子。父が果たせなかった鈴蘭制覇を自分が成し遂げれば、組を継がせてもらえるという約束を胸に、単身鈴蘭に乗り込みます。
性格はクールで一匹狼を気取っていますが、内面は熱く、仲間思いな一面も。当初は鈴蘭のルールも知らず、いきなり最大派閥の芹沢多摩雄にタイマンを挑もうとするなど無鉄砲な面が目立ちました。
そんな源治が、鈴蘭制覇という途方もない目標を達成するために結成するのが「G.P.S.(GENJI・PERFECT・SEIHA=源治・完全・制覇)」です。
G.P.S.の結成には、ひょんなことから源治と行動を共にすることになる鈴蘭OBのチンピラ・片桐拳(やべきょうすけ)の助言が大きく影響しています。
主要メンバーは以下の通りです。
- 滝谷源治(小栗旬): G.P.S.のリーダー。圧倒的な喧嘩の実力を持ち、その熱い魂で仲間を惹きつける。
- 伊崎瞬(高岡蒼甫): 3年D組のトップ。通称「金狼」。冷静沈着で頭もキレるが、仲間を売った過去から「魂を売った」と揶揄されていた。源治とのタイマンと、その後の度量に惚れ込み、G.P.S.に加わる。軍団のNo.2、あるいは参謀的な存在となる。
- 牧瀬隆史(高橋努): 3年C組のトップ。巨漢で怪力、義理人情に厚い男。当初は伊崎と対立していたが、源治とのタイマンを経て和解。伊崎と共にG.P.S.の中核を担う。女好きでコミカルな一面も持つ。
- 田村忠太(鈴之助): 3年E組のトップ。通称「チュウ太」。小柄だが喧嘩はそこそこ強く、情報通。源治の力をいち早く見抜き、G.P.S.の旗揚げメンバーとなる。ムードメーカー的存在。
- 海老塚三人衆(桐島ヒロミ、本城俊明、杉原誠): 1年生の強者トリオ。当初は源治に反発していたが、中学時代の因縁の相手・黒焚連合の幹部を倒すために源治が体を張ったことで心服。G.P.S.の傘下に入る。
源治は、鈴蘭OBの片桐拳という「軍師」を得て、当初はバラバラだった伊崎や牧瀬といった実力者たちを、タイマンという「鈴蘭のルール」に則って一人ずつ仲間に引き入れ、G.P.S.を鈴蘭第二の勢力へと押し上げていきます。
最大の壁・芹沢多摩雄(山田孝之)率いる「芹沢軍団」のキャスト
滝谷源治とG.P.S.の前に立ちはだかる最大の壁が、3年生の芹沢多摩雄(せりざわ たまお)と、彼が率いる鈴蘭最大の派閥「芹沢軍団」です。
芹沢多摩雄を演じるのは、カメレオン俳優として名を馳せる山田孝之。本作では、圧倒的な強さとカリスマ性、そしてどこか掴みどころのない飄々とした雰囲気を併せ持つ「百獣の王」芹沢多摩雄というキャラクターを見事に体現しています。
芹沢は、鈴蘭制覇に最も近い男と目されており、その実力はリンダマンに次ぐNo.2とも言われています。貧乏で、道路に落ちている食べ物を拾って食べるなど奇行も目立ちますが、その強さは本物。傘下には多くの実力者を揃えています。
芹沢軍団の主要メンバーは以下の通りです。
- 芹沢多摩雄(山田孝之): 芹沢軍団の頂点に立つ男。通称「百獣の王」。その強さとカリスマ性で軍団を率いる。源治とは対照的に、鈴蘭制覇そのものには強い執着を見せないが、自分を脅かす存在には容赦しない。
- 辰川時生(桐谷健太): 芹沢の右腕的存在で、幼馴染。軍団のNo.2。喧嘩の実力も高いが、脳に病(脳動脈瘤)を抱えており、医師から激しい運動を止められている。源治とは中学時代の同級生でもあり、二人の間で揺れ動く。
- 戸梶勇次(遠藤要): 芹沢軍団のNo.3。軍団随一のキレ者で、知略に長けた参謀タイプ。目的のためなら手段を選ばない冷徹な一面を持ち、芹沢の力を利用して鈴蘭を支配しようと画策する。
- 三上兄弟(伊崎央登・伊崎右典): 3年B組を仕切る双子の兄弟。通称「極悪ツインズ」。兄が学、弟が豪。二人一組のコンビネーション攻撃を得意とし、非常に好戦的。当初は芹沢軍団に所属。
- その他多数の幹部・兵隊: 芹沢軍団は鈴蘭最大の派閥であり、上記以外にも多数の構成員を抱えている。
芹沢軍団は、単なる不良の集まりではなく、芹沢の強さとカリスマ性、戸梶の知略、そして時生との友情という絆によって結束している組織です。源治がG.P.S.を旗揚げした当初は、その戦力差は歴然としていました。
鈴蘭高校の勢力図が一目でわかる相関図
『クローズzero』の物語を理解する上で、鈴蘭男子高校の複雑な勢力図(相関図)の把握は欠かせません。滝谷源治が転入してきた時点での主な勢力は以下のようになっています。
【最大派閥:芹沢軍団】
- リーダー: 芹沢多摩雄(山田孝之)
- 幹部: 辰川時生(桐谷健太)、戸梶勇次(遠藤要)
- 傘下: 三上兄弟(伊崎央登・伊崎右典)など、3年の過半数を押さえる最大勢力。鈴蘭制覇に最も近いとされていた。
【新興勢力:G.P.S.(Genji Perfect Seiha)】
- リーダー: 滝谷源治(小栗旬)
- 幹部: 伊崎瞬(高岡蒼甫)、牧瀬隆史(高橋努)、田村忠太(鈴之助)
- 傘下: 海老塚三人衆(桐島ヒロミ、本城俊明、杉原誠)
- 概要: 源治が転入後に旗揚げした勢力。伊崎、牧瀬ら各クラスのトップを引き入れ、急速に勢力を拡大。芹沢軍団に対抗しうる唯一の勢力となる。
【一匹狼・中立派】
- リンダマン(林田恵)(深水元基): 鈴蘭史上最強の男。どの派閥にも属さず、頂点に君臨する。源治が最終的に超えようとする目標。
- 筒本将治(上地雄輔): 3年A組のトップ。高い実力を持つが、派閥争いには興味を示さず中立を貫く。「不可能を可能にする男」と呼ばれ、ボウリングが得意。芹沢、源治の両方から勧誘を受けるキーパーソン。
- 1年生(海老塚三人衆): 当初は中立。源治との一件を経てG.P.S.傘下に入る。
【その他の勢力】
- 阪東秀人(渡辺大): 3年生の実力者。原作では「武装戦線」と抗争を繰り広げる「阪東一派」のリーダー。本作では芹沢軍団にもG.P.S.にも属さず、独自の動きを見せる。
【外部勢力】
- 片桐拳(やべきょうすけ): 鈴蘭OB。矢崎組のチンピラ。ひょんなことから源治と出会い、彼の「軍師」としてG.P.S.結成をサポートする。
- 矢崎組: 片桐拳が所属するヤクザ組織。組長の矢崎丈治(遠藤憲一)は、源治の父・滝谷英雄(岸谷五朗)と敵対関係にある。
物語は、この勢力図の中で、新興勢力の「G.P.S.」が、中立派を取り込みつつ、いかにして最大派閥「芹沢軍団」に挑んでいくか、という流れで進んでいきます。
あらすじ(ネタバレあり):源治の転入から鈴蘭制覇への道
- 【序章:転入と片桐拳との出会い】
物語は、滝谷源治が父・英雄(岸谷五朗)に「鈴蘭を制覇したら組を継がせる」と宣言され、カラスの学校・鈴蘭男子高校に転入してくるところから始まります。
転入早々、源治は鈴蘭OBのチンピラ・片桐拳(やべきょうすけ)がヤクザの取り立てに遭っている現場に遭遇。拳を助けた(というより邪魔した)源治は、彼から鈴蘭の現状を聞かされます。鈴蘭制覇には、まず各クラスのトップを倒し、最大派閥である芹沢多摩雄を倒さなければならない、と。
拳は、自分が果たせなかった鈴蘭制覇の夢を源治に託し、彼のサポート役を買って出ます。二人はまず、3年E組の田村忠太(チュウ太)を仲間に引き入れ、源治の派閥「G.P.S.」を旗揚げします。
- 【中盤:G.P.S.結成と勢力拡大】
G.P.S.が次に狙いを定めたのは、3年C組の牧瀬隆史(高橋努)と、D組の伊崎瞬(高岡蒼甫)。しかし、知略に長けた伊崎は、源治と牧瀬を潰し合わせようと画策。源治は伊崎の罠にハマり、牧瀬とタイマンを張る羽目になります。
源治は牧瀬との激闘を制しますが、伊崎の卑劣なやり方に激怒。単身D組に乗り込み、伊崎にタイマンを申し込みます。伊崎は、過去のトラウマから仲間を信じられなくなっていましたが、自分を信じて何度でも立ち向かってくる源治の姿に心を動かされ、敗北を認めます。
そして伊崎は、自分を助けに来た牧瀬とも和解。こうして伊崎、牧瀬という二人の実力者がG.P.S.に加わり、源治の勢力は一気に拡大します。
時を同じくして、芹沢軍団のNo.2である辰川時生(桐谷健太)が、脳の病で倒れます。時生は源治の中学時代の同級生であり、芹沢の幼馴染でもありました。時生の手術中、病院で鉢合わせた源治と芹沢は、初めて互いを強敵として認識し、緊張感を高めます。
- 【激突:芹沢軍団との全面戦争へ】
G.P.S.は次に、1年生の実力者・海老塚三人衆(ヒロミ、ポン、マコ)を取り込もうとします。しかし彼らは、中学時代に遺恨のある黒焚連合の阪東秀人(渡辺大)にしか興味がありません。源治は、ヒロミたちの代わりに阪東一派を一人で壊滅させ、その度量のデカさで三人衆を心服させます。
一方、芹沢軍団の参謀・戸梶勇次(遠藤要)は、源治の勢力拡大を危険視。G.P.S.の紅一点(?)である逢沢ルカ(黒木メイサ)を人質に取るという卑劣な手段で源治を呼び出します。しかし、これは戸梶の独断。芹沢は「女を拐うのは鈴蘭の流儀じゃねぇ」と戸梶を殴り飛ばし、ルカを解放します。
これにより、G.P.S.と芹沢軍団の対立は決定的となります。両軍は、中立派の大物・筒本将治(上地雄輔)を味方につけようと、ボウリング対決で勝負しますが、これも決着がつかず。
ついに源治は、芹沢に「タイマンじゃなく、全面戦争でケリをつけよう」と宣戦布告。決戦の日は、翌日の午後5時、グラウンドに決定します。
伊崎瞬(高岡蒼甫)や牧瀬隆史(高橋努)らG.P.S.結成の経緯
滝谷源治が鈴蘭制覇を成し遂げる上で、G.P.S.の結成は最大のターニングポイントでした。その中でも、伊崎瞬と牧瀬隆史という二人の実力者を仲間に引き入れたプロセスは、本作のドラマにおける中核部分です。
- 伊崎瞬(高岡蒼甫)
3年D組を仕切る「金狼」。彼はかつて、芹沢に挑んだ際に仲間を見捨てて逃げたという過去があり、他の生徒たちから「魂を売った男」と蔑まれていました。そのトラウマから、彼は他人を信じず、知略を巡らせて他者を利用することに長けた冷徹なキャラクターとして登場します。
片桐拳は、そんな伊崎を「まず最初に仲間にすべき男」として源治に推薦します。しかし伊崎は、源治のまっすぐな情熱を利用しようとします。彼は、自分と対立していたC組の牧瀬を潰させるため、源治に「牧瀬を倒せば仲間になる」と嘘の取引を持ちかけます。
源治が牧瀬を倒した後、伊崎は約束を反故にし、D組の生徒たちと共に源治を袋叩きにしようとします。しかし、源治はボロボロになりながらも伊崎に詰め寄り、「タイマン張れ!」と一歩も引きません。その姿は、かつて仲間を見捨てた伊崎の心を激しく揺さぶります。
さらに、そこに現れたのは、源治に倒されたはずの牧瀬でした。牧瀬は「伊崎、テメェの相手は俺だ」と、伊崎の卑劣なやり方に怒りを露わにします。
自分を信じて立ち向かってくる源治と、自分とのケジメをつけに来た牧瀬。二人の男の熱い魂に触れた伊崎は、ついに観念。源治とのタイマンに応じ、激闘の末に敗北。「お前の勝ちだ」と潔く認め、G.P.S.に加わることを決意します。この瞬間、伊崎は過去の呪縛から解き放たれ、源治の最も信頼できる参謀となります。
- 牧瀬隆史(高橋努)
3年C組のトップ。義理人情に厚く、仲間思いの巨漢。しかし、非常に女に弱く、そこを伊崎に突かれてしまいます。伊崎が仕向けた女に騙され、源治とタイマンを張る羽目になります。
圧倒的なパワーで源治を苦しめますが、源治の不屈の闘志の前に敗北。その後、自分が伊崎に利用されたことを知ると、源治への負い目と伊崎への怒りから、単身D組に乗り込もうとします。
しかし、その場に現れた源治から「俺が(伊崎を)やる」と制されます。そして、伊崎が源治に敗北した後、伊崎から「悪かった」と頭を下げられ、長年のわだかまりが解け、彼もまたG.P.S.に加わります。
このように、G.P.S.は単なる寄せ集めの集団ではなく、源治が「タイマン」という鈴蘭の流儀で、伊崎や牧瀬といった実力者たちと拳を交え、彼らの心の「闇」や「わだかまり」を解放し、魂で繋がった組織として結成されていったのです。
芹沢軍団の強敵たち(戸梶勇次、辰川時生ほか)
芹沢多摩雄が率いる芹沢軍団が鈴蘭最大派閥たり得たのは、芹沢本人の圧倒的な強さだけでなく、彼を支える個性豊かで強力な幹部たちの存在があったからです。
- 戸梶勇次(遠藤要)
芹沢軍団のNo.3にして、軍団の「頭脳」。常にサングラスをかけ、冷静沈着なポーカーフェイスを崩しません。芹沢のような圧倒的な戦闘力はありませんが、知略と交渉術に長け、軍団の組織運営を実質的に取り仕切っていました。
彼は芹沢の強さを認めつつも、そのカリスマ性を利用して鈴蘭を裏から支配しようという野心を持っていました。G.P.S.の勢力拡大をいち早く危険視し、源治を潰すために様々な策謀を巡らせます。
特に、逢沢ルカを誘拐するという卑劣な手段に出たことは、彼の冷徹な側面を象徴しています。この一件で芹沢の怒りを買い、軍団の結束にわずかな亀裂を生じさせるきっかけともなりました。
最終決戦では、G.P.S.の参謀である伊崎瞬と、知略対決とも言える戦いを繰り広げます。演じた遠藤要は、本作でのクールなインテリヤクザ風の演技が注目を集め、一躍ブレイクしました。
- 辰川時生(桐谷健太)
芹沢軍団のNo.2で、芹沢の幼馴染。二人の間には、他の幹部とは一線を画す強い友情の絆があります。喧嘩の実力も高く、芹沢軍団の特攻隊長的な役割を担っていました。
しかし、彼は脳に動脈瘤という爆弾を抱えており、医師からは喧嘩を固く止められています。それでもなお、芹沢のために戦おうとする姿は、彼の義理堅さと危うさを示しています。
さらに、彼は源治の中学時代の同級生でもあり、かつては源治を慕っていました。芹沢への友情と、源治へのライバル心(あるいは憧れ)の間で揺れ動く彼の心情は、本作のドラマに大きな深みを与えています。
物語中盤、彼は病で倒れ、手術を受けることになります。この出来事が、源治と芹沢が互いを強く意識するきっかけとなり、全面戦争への導火線の一つとなります。演じた桐谷健太は、後のコミカルな役柄とは一味違う、シリアスで影のある青年を好演しています。
この戸梶と時生という、対照的な「知」と「情」の二人が芹沢の脇を固めていることこそが、芹沢軍団の強さの秘密でした。
中立派・第3勢力(三上兄弟、筒本将治)の動向
G.P.S.と芹沢軍団の二大勢力が形成される中、鈴蘭にはどちらにも属さない「中立派」や「第3勢力」が存在しました。彼らの動向は、両軍のパワーバランスを左右する重要な鍵であり、源治と芹沢による激しい争奪戦の対象となりました。
- 三上兄弟(伊崎央登・伊崎右典)
3年B組を仕切る、学(兄)と豪(弟)の双子兄弟。通称「極悪ツインズ」。演じるのは実の双子である伊崎兄弟(FLAME)。二人一組の息の合ったコンビネーション攻撃を得意とし、その実力は高く評価されていました。
当初、彼らは芹沢軍団に所属していました。しかし、戸梶がルカを誘拐した一件で、芹沢軍団のやり方に疑問を抱き始めます。戸梶の卑劣なやり口と、それを許した(ように見えた)芹沢軍団の体質に嫌気が差し、軍団を離反します。
離反後、彼らは源治に接触。「俺たちをG.P.S.に入れろ」と要求しますが、源治は「ダセェから」と一蹴します。しかし、源治は彼らの実力を認め、「力を貸してくれたら、芹沢軍団を倒した後で(G.P.S.入りの是非を)決めてやる」と提案。
結果として、三上兄弟はG.P.S.と共闘する形で芹沢軍団との最終決戦に臨むことになります。彼らの寝返りが、両軍の戦力バランスを大きくG.P.S.側に傾ける要因の一つとなりました。
- 筒本将治(上地雄輔)
3年A組のトップ。長髪が特徴で、喧嘩の実力は高いものの、派閥争いには一切興味を示さず、ひたすらボウリングに打ち込んでいる変わり者。「不可能を可能にする男」という異名を持ちます。
彼のクラス(A組)は少数精鋭ながら実力者が揃っており、G.P.S.と芹沢軍団は、この筒本勢力を味方につけるべく、ボウリング対決で勝負することになります。
源治&拳ペアと芹沢&時生ペアによるボウリング対決は、本作の中でも異彩を放つコミカルな名シーンです。筒本は「パーフェクトを出した方につく」と宣言しますが、結局どちらも達成できず、勝負はつかずに終わります。
最終的に、筒本は「俺はどっちにもつかねぇ」と中立を宣言。しかし、最終決戦の場に単身現れ、「芹沢と源治、勝った方とタイマン張らせろ」と叫びますが、両軍のあまりの熱気に気圧され、結局傍観者に徹することになります。
演じた上地雄輔の飄々とした演技も相まって、緊迫した物語の中での貴重な清涼剤的な役割を果たしました。
最強の男・リンダマン(林田恵)の存在
鈴蘭男子高校において、派閥争いのさらに上に君臨する存在がいます。それが「リンダマン」こと林田恵(はやしだ めぐみ)です。
演じるのは、モデル出身で独特の存在感を放つ深水元基。リンダマンは、原作『クローズ』においても最強の男として描かれ、主人公・坊屋春道の最大のライバルとして登場しますが、本作でもその立ち位置は変わりません。
彼は3年生ですが、どの派閥にも属さず、普段は学校にもほとんど姿を見せません。学校近くの弁当屋で黙々とアルバイトをしているなど、謎の多い人物です。
しかし、その実力は鈴蘭の誰もが認めるところであり、「鈴蘭史上最強」と噂されています。芹沢多摩雄ですら、過去にリンダマンに挑んで敗北しており、その強さは別格です。
滝谷源治は、鈴蘭に転入して早々、リンダマンの噂を聞きつけ、タイマンを挑みます。しかし、リンダマンは源治の猛攻をものともせず、圧倒的なパワーで一蹴。「テメェみてぇな奴が、鈴蘭のテッペン獲れるわけねぇだろうが」と言い放ちます。
この敗北が、源治に「鈴蘭制覇」が単なる腕っぷしだけでは成し遂げられないことを痛感させ、G.P.S.結成へと向かわせるきっかけとなりました。
リンダマンは、芹沢軍団とG.P.S.の最終決戦にも一切関与せず、傍観者に徹します。彼にとって、鈴蘭の派閥争いは「ガキの遊び」に過ぎないのかもしれません。
物語のラスト、芹沢軍団を倒し、名実ともに鈴蘭最強の勢力を築いた源治が、再びリンダマンに挑みます。本作は、この「源治 vs リンダマン」のタイマンが始まったシーンで幕を閉じます。
リンダマンは、源治にとっての「鈴蘭制覇」の象徴であり、彼が最後に超えなければならない、文字通り「最強の壁」として物語の最初と最後に登場する、非常に重要なキャラクターです。
ヒロイン・逢沢ルカ(黒木メイサ)と矢崎組の片桐拳(やべきょうすけ)
『クローズzero』は、男たちの抗争を描いた作品であり、登場人物のほとんどが男性ですが、物語に彩りを加える女性キャラクターと、主人公を導く重要なキーパーソンが存在します。
- 逢沢ルカ(黒木メイサ)
本作のヒロイン。R&Bシンガーとして活動しており、源治たちが集うライブハウスで歌っています。クールでミステリアスな雰囲気を持ち、男たちの抗争にも物怖じしない度胸を持っています。
源治とは偶然の出会いから、徐々に惹かれ合っていきます。彼女の歌う「Hero lives in you」は、戦いに向かう源治の心を鼓舞するテーマソングのような役割も果たします。
物語中盤、芹沢軍団の戸梶の策略により誘拐され、抗争のダシに使われてしまいますが、その際も毅然とした態度を崩しませんでした。
演じた黒木メイサは、当時20歳前後。その圧倒的な美貌と存在感で、むさ苦しい男だらけの物語の中で、鮮烈な印象を残しました。
- 片桐拳(やべきょうすけ)
本作のもう一人の主人公とも言える重要なキャラクター。鈴蘭OBで、現在は滝谷組と敵対する矢崎組のチンピラ。
借金の取り立てに追われていたところを源治と出会い、当初は源治を利用して出世しようと企みます。しかし、鈴蘭制覇というかつて自分も夢見た目標に向かって、不器用ながらも突き進む源治の姿に、次第に心を動かされていきます。
彼は源治の「軍師」として、鈴蘭の勢力図やルールを教え、G.P.S.結成のために奔走。伊崎や牧瀬を仲間に引き入れる際も、陰ながらサポートしました。
物語終盤、彼が敵対する矢崎組の組員であることが源治の父・滝谷英雄にバレてしまいます。拳は、源治を守るために矢崎組の組長・矢崎丈治(遠藤憲一)を殺害しようとしますが、逆に返り討ちに遭い、重傷を負ってしまいます(映画のラストで一命は取り留めたことが示唆されます)。
お調子者でコミカルな言動が目立ちますが、その根は熱く、仲間思い。源治が鈴蘭制覇を成し遂げる上で、彼との出会いは不可欠でした。演じたやべきょうすけは、原作の高橋ヒロシと親交が深く、本作のキャスティングにも大きく関わったとされています。彼の存在が、映画と原作を繋ぐ架け橋にもなっています。
最終決戦!G.P.S. vs 芹沢軍団の全面対決と結末をネタバレ
物語のクライマックスは、滝谷源治率いる「G.P.S.」と、芹沢多摩雄率いる「芹沢軍団」による、鈴蘭の覇権を賭けた全面戦争です。
- 【決戦の火蓋】
決戦の舞台は、雨が降りしきる鈴蘭高校のグラウンド。G.P.S.は、源治、伊崎、牧瀬、チュウ太、そして海老塚三人衆、さらに芹沢軍団から離反した三上兄弟も加わり、総勢100名。対する芹沢軍団も、芹沢、戸梶をはじめとする約100名。
両軍がグラウンド中央で睨み合い、午後5時の時報と共に、源治と芹沢の「「「行くぞオラァァァ!!」」」という雄叫びを合図に、総勢200名による大乱闘が始まります。
- 【幹部たちの死闘】
泥まみれのグラウンドで、両軍の兵隊たちが入り乱れて激突。そんな中、幹部たちもそれぞれのライバルと激闘を繰り広げます。
- 三上兄弟 vs 芹沢軍団幹部: G.P.S.側に寝返った三上兄弟が、抜群のコンビネーションで芹沢軍団の幹部たちを次々と沈めていきます。
- 牧瀬隆史 vs 芹沢軍団: 牧瀬はその怪力を活かし、タックルやラリアットで敵をなぎ倒します。
- 伊崎瞬 vs 戸梶勇次: G.P.S.の参謀・伊崎と、芹沢軍団の参謀・戸梶が激突。知略派の二人ですが、この時ばかりは拳で語り合います。激しい殴り合いの末、伊崎が戸梶を打ち破ります。
G.P.S.の猛攻により、芹沢軍団は徐々に数を減らしていきます。
- 【源治 vs 芹沢:頂上決戦】
幹部たちが倒れ、兵隊たちもほぼ壊滅状態となる中、グラウンドの中央にはG.P.S.のメンバーたち、そして芹沢軍団のボス・芹沢多摩雄がただ一人立っていました。
源治が仲間たちに「ここからは俺一人で行く」と告げ、ついに源治と芹沢の頂上決戦(タイマン)が始まります。
「百獣の王」芹沢の強さは圧倒的でした。源治の猛攻をことごとく受け流し、強烈な蹴りや頭突きで源治を何度も地面に叩きつけます。「これがテッペン張る男の重みか…」と愕然とする源治。
芹沢は「もう終わりか? 滝谷源治」と問い詰めます。しかし、源治は仲間たちの想いを背負い、何度倒されても立ち上がります。
- 【結末:鈴蘭制覇と新たなる挑戦】
満身創痍の源治は、最後の力を振り絞り、渾身のアッパーカットを芹沢の顎に叩き込みます。この一撃がついに芹沢を捉え、巨体がゆっくりと地面に倒れ込みます。
滝谷源治が芹沢多摩雄を倒した瞬間。G.P.S.が芹沢軍団に勝利し、源治は名実ともに鈴蘭最強の男となりました。
後日、源治は父・英雄から「鈴蘭制覇、おめでとう」と組の跡目を継ぐことを認められます。しかし、源治は「まだだ…まだ、やり残したことがある」と告げます。
源治が向かった先は、鈴蘭の屋上。そこには、最強の男・リンダマンがいました。源治は「リンダマン、俺と勝負しろ!」と最後の戦いを挑みます。
映画は、源治の拳とリンダマンの拳が激突する直前、「Crows ZERO」のタイトルロゴが映し出され、幕を閉じます。
源治は鈴蘭の派閥抗争には勝利しましたが、真の「鈴蘭制覇」(=リンダマンを倒すこと)はまだ成し遂げていない。その結末は、続編『クローズzero II』へと持ち越されることになります。
【映画】『クローズzero』キャスト・相関図・あらすじをネタバレしたら

- 映画の魅力をより深く知るための関連情報やトリビアを解説
- HuluやNetflixなど、主要な動画配信サービスでの視聴状況
- 続編『II』や新世代『EXPLODE』との時系列と物語の繋がり
- 小栗旬、山田孝之ら、今や主役級となったキャストたちの「当時」と「現在」
- 作品を彩ったTHE STREET BEATSの主題歌と挿入歌の魅力
『クローズzero』はどこで見れる?配信サービス一覧(Hulu, Netflixなど)
『クローズzero』は、公開から十数年が経過した現在でも非常に人気が高く、多くの動画配信サービス(VOD)で視聴することが可能です。
以下は、2024年時点での主な配信状況の例です。
- Hulu(フールー): 見放題配信の対象となっていることが多いです。Huluは日本テレビ系の作品に強いですが、本作のような邦画も幅広くラインナップしています。『クローズzero II』や『クローズEXPLODE』も併せて配信されている場合があります。
- Netflix(ネットフリックス): こちらも見放題配信のラインナップに含まれていることが多いサービスの一つです。独自のレコメンド機能で、関連するアクション映画や邦画と一緒におすすめされることもあります。
- Amazonプライム・ビデオ: プライム会員特典の見放題対象に含まれる場合と、都度課金(レンタルまたは購入)となる場合があります。
- U-NEXT(ユーネクスト): 見放題作品数が日本最大級のサービス。本作も見放題対象となっている可能性が高いです。ポイントを利用してレンタル視聴となる場合もあります。
- TELASA(テラサ): テレビ朝日とKDDIが共同で運営するサービス。邦画やドラマに強く、見放題対象となっている場合があります。
その他、TSUTAYA DISCASなどのDVD/Blu-rayレンタルサービスでももちろん視聴可能です。
ただし、これらの配信状況は時期によって変動します。特定のプラットフォームで見放題対象から外れたり、逆に配信が開始されたりすることもあります。視聴前には、必ず各サービスの公式サイトやアプリで最新の配信情報を確認することをおすすめします。
続編『クローズzero II』のあらすじと本作との繋がり
『クローズzero』の大ヒットを受け、2009年4月11日に公開されたのが続編『クローズzero II』です。
【時系列と繋がり】
『クローズzero II』の物語は、前作『クローズzero』のラストシーン、すなわち滝谷源治が芹沢多摩雄を倒した数ヶ月後から始まります。
源治は芹沢軍団を倒し、G.P.S.を鈴蘭最大勢力に押し上げましたが、リンダマンとのタイマンには敗北。真の鈴蘭制覇は未だ果たせずにいました。
G.P.S.内部でも、芹沢軍団という共通の敵を失ったことで、伊崎や牧瀬ら幹部と、源治に従う1年・2年生との間に亀裂が生じ始めるなど、組織は一枚岩とは言えない状態でした。
【『II』のあらすじ:鳳仙学園との抗争】
そんな中、鈴蘭高校に最悪の敵が現れます。「カラスの学校」鈴蘭に対し、「殺しの軍団」と恐れられる「鳳仙学園(ほうせんがくえん)」です。
鳳仙は、幹部以外は全員スキンヘッドという統率された集団で、鈴蘭とは対極に位置する組織です。リーダーは、圧倒的な実力を持つ鳴海大我(金子ノブアキ)が務めます。
かつて鈴蘭と鳳仙の間には「血の抗争」があり、その際に鈴蘭の生徒(川西昇)が鳳仙の幹部を刺殺するという事件が発生。それ以来、両校間には休戦協定が結ばれていました。
しかし、その川西(演:阿部進之介)が刑期を終えて出所。彼を匿っていた片桐拳(やべきょうすけ)の目の前で、鳳仙の生徒を襲撃してしまいます。これを機に休戦協定は破られ、鳳仙学園による鈴蘭への壮絶な復讐(=侵攻)が始まります。
鳳仙の幹部・漆原凌(綾野剛)らが鈴蘭に乗り込み、G.P.S.のメンバーを次々と襲撃。内部崩壊寸前だったG.P.S.は、なすすべもなく叩きのめされます。
源治は、鈴蘭のテッペンを獲るために、バラバラになった鈴蘭をまとめ上げ、鳳仙学園との全面戦争に挑むことを決意。一度は倒した芹沢多摩雄や、他の勢力にも頭を下げ、「鈴蘭 vs 鳳仙」の戦いに協力するよう呼びかけます。
『クローズzero II』は、前作の「鈴蘭内部の抗争」から一転し、「学校対学校の対抗戦」へとスケールアップ。源治が真の「鈴蘭のリーダー」として成長していく姿が描かれます。
新世代を描く『クローズEXPLODE』との関係性
『クローズzero II』から5年後の2014年4月12日に公開されたのが、シリーズ第3作目となる『クローズEXPLODE』です。
【キャストと時系列の一新】
『EXPLODE』は、『zero II』で滝谷源治や芹沢多摩雄たちが卒業した1ヶ月後の鈴蘭男子高校を舞台としています。
それに伴い、キャストは小栗旬や山田孝之らから一新。主人公の鏑木旋風雄(かぶらぎ かぜお)役に東出昌大、そのライバルとなる強羅徹(ごうら とおる)役に柳楽優弥、鈴蘭の頂点に最も近い男・藤原一(ふじわら はじめ)役に永山絢斗(当時)など、新たな世代の豪華キャストが集結しました。
監督も三池崇史から、『青い春』などで知られる豊田利晃にバトンタッチされています。
【物語と『zero』シリーズとの繋がり】
物語は、源治たちが卒業し、再び群雄割拠の時代に戻った鈴蘭に、3年生の鏑木旋風雄が転入してくるところから始まります。彼は「テッペン争いには興味がない」と公言しますが、強羅一派や藤原一派との抗争、さらには外部勢力である黒咲工業高校との戦いに巻き込まれていきます。
『zero』シリーズとの直接的な繋がりとしては、片桐拳(やべきょうすけ)が引き続き登場。鈴蘭OBとして、旋風雄たち新世代の戦いを見守る(あるいは首を突っ込む)役割を担っています。
また、前作まで最強の存在だったリンダマン(林田恵)も卒業しており、鈴蘭の「最強」の座は空席となっています(ただし、原作でリンダマンの1学年下である「黒いダイナマイト」こと坊屋春道は、この時点でもまだ登場しません)。
『クローズEXPLODE』は、滝谷源治の物語を完全にリセットし、新たな主人公と監督で『クローズ』の世界を描こうとした意欲作です。作風も、三池監督のエンタメ性に振った演出とは異なり、豊田監督らしいスタイリッシュで乾いた暴力描写が特徴となっています。
興行収入は約11.6億円と、前2作には及ばなかったものの、新世代の『クローズ』として一定の評価を得ました。
キャストの当時年齢と現在の活躍(小栗旬、山田孝之、桐谷健太ほか)
『クローズzero』が伝説的な作品となっている理由の一つに、今では考えられないほど豪華なキャスト陣が、ブレイク前夜とも言える時期に集結していた点が挙げられます。
公開当時(2007年)の主要キャストの年齢と、その後の目覚ましい活躍を見てみましょう。
- 小栗旬(滝谷源治 役):
- 当時:24歳
- 当時:既に『花より男子』(2005年)の花沢類役で大ブレイクしていましたが、本作のワイルドな役柄で男性ファン層を確立。
- 現在:日本を代表する俳優の一人。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)で主演を務めたほか、映画『ゴジラvsコング』(2021年)でハリウッドデビューも果たすなど、国内外で活躍しています。
- 山田孝之(芹沢多摩雄 役):
- 当時:23歳(公開日直前に24歳)
- 当時:『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)や『電車男』(2005年)などで純粋な役柄のイメージが強かった中、本作の狂気とカリスマ性を併せ持つ芹沢役で新境地を開拓。
- 現在:「カメレオン俳優」としての地位を不動のものにし、『闇金ウシジマくん』シリーズや『勇者ヨシヒコ』シリーズなど、シリアスからコメディまで幅広く主演。プロデューサーとしても手腕を発揮しています。
- 高岡蒼甫(伊崎瞬 役):
- 当時:25歳
- 当時:映画『パッチギ!』(2005年)で高い評価を受け、実力派若手俳優として注目されていました。本作のクールなNo.2役で人気を博しました。
- 現在:一時期、俳優業を引退していましたが、2020年代に入り活動を再開しています。(※2020年に「高岡蒼佑」から本名の「高岡蒼甫」に改名)
- 桐谷健太(辰川時生 役):
- 当時:27歳
- 当時:ドラマ『ROOKIES(ルーキーズ)』(2008年)の前年であり、個性派俳優として頭角を現し始めた時期。本作では影のあるシリアスな役を演じました。
- 現在:auのCM「三太郎」シリーズの浦島太郎役で国民的な人気を得たほか、俳優・歌手として幅広く活躍しています。
- 遠藤要(戸梶勇次 役):
- 当時:23歳
- 当時:本作が映画デビュー作に近い形であり、オーディションで戸梶役を掴み取りました。
- 現在:本作での強烈な印象でブレイクし、その後多くのVシネマやドラマで活躍。
- 綾野剛(漆原凌 役 ※『II』より登場):
- 当時:27歳(『II』公開時)
- 当時:まだ無名に近い存在でしたが、『II』での美しくも凶暴な漆原凌役で強烈なインパクトを残しました。
- 現在:ドラマ『コウノドリ』『MIU404』など数々の作品で主演を務める、トップ俳優の一人です。
このように、本作は後の日本映画・ドラマ界を牽引することになる才能が、そのエネルギーを爆発させる直前に集結した、奇跡のようなキャスティングだったと言えます。
主題歌・挿入歌(THE STREET BEATS「I WANNA CHANGE」)
『クローズzero』の世界観を語る上で絶対に欠かせないのが、劇中で使用された音楽、特にロックバンド「THE STREET BEATS(ザ・ストリート・ビーツ)」の楽曲です。
主題歌:「I WANNA CHANGE」 / THE STREET BEATS
本作の主題歌として書き下ろされたのが「I WANNA CHANGE」です。この曲は、映画のオープニングと、クライマックスのG.P.S. vs 芹沢軍団の全面戦争シーンで使用されました。
「♪I Wanna Change 俺は変わりたい 変わり続けたい」という力強い歌詞と、疾走感溢れるパンキッシュなロックサウンドが、現状を打破しテッペンを目指そうとする源治たちの心情と完璧にシンクロ。「カラスの学校」で繰り広げられる泥臭い喧嘩シーンに、この曲が流れる瞬間のカタルシスは、本作の大きな魅力の一つです。
挿入歌:「ETERNAL ROCK’N’ROLL」ほか
主題歌以外にも、THE STREET BEATSの楽曲が多数挿入歌として使用されています。例えば、源治が伊崎瞬とタイマンを張るシーンで流れる「ETERNAL ROCK’N’ROLL」なども、戦いを熱く盛り上げます。
THE STREET BEATSと『クローズ』の関係
THE STREET BEATSは、1984年に広島で結成されたベテランのロックバンドです。実は、原作者の高橋ヒロシが『クローズ』を連載していた当時から、彼らの大ファンであり、作品を描く上で彼らの音楽から多大なインスピレーションを受けていたと公言しています。
原作漫画『クローズ』の作中にも、登場人物がTHE STREET BEATSのTシャツを着ているシーンがあるなど、両者は相思相愛の関係でした。
今回の映画化にあたり、高橋ヒロシが「ビーツ以外は考えられない」と熱望し、三池監督やプロデューサーも快諾。この最強のタッグが実現しました。
『クローズzero』の成功は、このTHE STREET BEATSの音楽の力に負うところも非常に大きいと言えるでしょう。彼らの楽曲は、続編『クローズzero II』でも引き続き主題歌・挿入歌として使用されています。
キャストが豪華すぎると話題の理由
前述の通り、『クローズzero』は今見返すと「豪華すぎる」キャスト陣が揃っていますが、なぜ2007年当時にこれが可能だったのでしょうか。
1. 若手実力派の登竜門としての側面
当時は、小栗旬が『花より男子』でスターダムにのし上がった直後、山田孝之が『電車男』などで演技派として確固たる地位を築き始めた時期でした。彼ら二人のW主演は、それ自体が大きな話題でした。
さらに、高岡蒼甫、桐谷健太といった面々は、まだ「知る人ぞ知る実力派」であり、ブレイク寸前の状態。綾野剛(『II』)に至っては、ほぼ無名でした。
本作は、そうした「これから来る」才能を見出し、青田買いする場として非常に優れた企画だったと言えます。
2. プロデューサー・山本又一朗の手腕
本作のプロデューサーを務めたのは、山本又一朗。彼は小栗旬の所属事務所(トライストーン・エンタテイメント)の社長でもあります。
彼は、本作を単なる不良映画ではなく、若い才能がエネルギーをぶつけ合う「青春群像劇」として昇華させることを目指しました。そのため、演技力と華を兼ね備えた若手俳優たちを、オーディションや直接交渉で粘り強く集めていきました。
3. 監督・三池崇史の求心力
三池崇史監督は、その独特の世界観とエネルギッシュな演出で、国内外に多くの信者を持つ監督です。「三池組に参加したい」と考える若手俳優は多く、彼の元であれば自分の新しい側面を引き出してもらえるという期待感も、豪華キャスト集結の一因となったでしょう。
4. 原作『クローズ』の圧倒的な知名度
累計発行部数9000万部を超える伝説的な漫画の実写化、しかも「エピソードゼロ」という企画は、俳優たちにとっても非常に魅力的でした。特に原作世代であった俳優たちにとっては、この作品に参加できること自体が名誉であった側面もあります。
これらの要因が奇跡的に組み合わさった結果、小栗旬、山田孝之を筆頭に、脇役に至るまで「全員が主役級」と言っても過言ではない、豪華すぎるキャスト陣が実現したのです。
作中の名言・名シーンと作品の評価
『クローズzero』は、その熱いストーリーとキャラクターによって、数多くの名言・名シーンを生み出し、今もなおファンに語り継がれています。
【名言】
- 「テメェみてぇな奴が、鈴蘭のテッペン獲れるわけねぇだろうが」(リンダマン)
- 転入早々、無謀にもリンダマンに挑んだ源治が、一蹴された際に浴びせられた言葉。源治が「力」だけでは鈴蘭を獲れないことを痛感する重要なセリフです。
- 「G.P.S. 旗揚げだ」(滝谷源治)
- 片桐拳、チュウ太と共に、鈴蘭制覇への第一歩を踏み出した瞬間のセリフ。ここから伝説が始まります。
- 「俺にてっぺん獲らせてくれ」(滝谷源治)
- 伊崎瞬とのタイマン後、ボロボロになりながらも伊崎に頭を下げた源治の言葉。彼のプライドよりも仲間を求める熱意が、伊崎の心を動かしました。
- 「女を拐うのは鈴蘭の流儀じゃねぇ」(芹沢多摩雄)
- 戸梶がルカを人質に取ったことを知り、激怒した芹沢が戸梶を殴り飛ばした際のセリフ。芹沢の「王」としての器の大きさと、彼なりの美学が表れています。
- 「行くぞオラァァァ!!」(源治・芹沢)
- クライマックスの全面戦争開始の合図。映画史に残る、最もアドレナリンが出る雄叫びの一つです。
【名シーン】
- 源治 vs 牧瀬(C組教室):
- 伊崎の策略にハマり、源治が牧瀬と戦うシーン。牧瀬のパワーと源治のタフネスがぶつかり合う、序盤のハイライトです。
- 源治 vs 伊崎(D組教室):
- 伊崎の裏切りに対し、源治が単身乗り込むシーン。「タイマン張れ!」と叫ぶ源治の熱意と、それに呼応する伊崎の葛藤が描かれます。
- G.P.S. vs 阪東一派(廃工場):
- 海老塚三人衆の代わりに、源治が一人で阪東一派を壊滅させるシーン。源治の圧倒的な強さと、仲間を守る優しさ(厳しさ)が示されます。
- G.P.S. vs 芹沢軍団(雨のグラウンド):
- 本作の代名詞とも言えるクライマックス。THE STREET BEATSの「I WANNA CHANGE」が流れる中、泥まみれになりながら200人が激突するシーンは、圧巻の一言です。
- 源治 vs 芹沢(タイマン):
- 全面戦争の果てに行われる頂上決戦。両者の意地とプライドがぶつかり合う、壮絶な殴り合いは、見る者の胸を熱くさせます。
【作品の評価】
本作は、公開当時から批評家・観客双方から高い評価を受けました。特に、「不良映画」というジャンルでありながら、友情、努力、勝利といった王道の少年漫画的要素を、三池監督のスタイリッシュな映像と豪華キャストの熱演で見事に描き切った点が評価されました。
「原作レイプ」と批判されがちな漫画の実写化において、原作の前日譚というオリジナルストーリーでありながら、原作の魂(スピリット)を忠実に受け継いだ稀有な成功例として、今なお多くのファンに愛されています。
興行収入と当時の反響
『クローズzero』は、2007年10月27日に公開されると、瞬く間に若者層を中心に火が付き、週末興行収入ランキングで初登場1位を獲得しました。
最終的な興行収入は約25億円、観客動員数は約190万人を記録。これは、当時の日本の不良(ヤンキー)映画としては異例の大ヒットであり、邦画全体で見ても大成功と言える数字でした。
【当時の反響】
- 若者(特に男性)からの熱狂的な支持:小栗旬や山田孝之といった人気俳優が、泥まみれで本気の喧嘩を繰り広げる姿は、同世代の男性たちに熱狂的に受け入れられました。「男のカッコよさ」が詰まった作品として、リピーターが続出しました。
- 女性ファンの獲得:『花より男子』などで人気だった小栗旬が主演ということもあり、従来の不良映画では考えられなかった女性客層の取り込みにも成功しました。小栗旬だけでなく、山田孝之、高岡蒼甫、桐谷健太など、個性豊かなイケメン俳優たちの共演も、女性ファンを惹きつけた要因です。
- 原作ファンからの高評価:実写化、しかもオリジナルストーリーということで、公開前は不安視する声も多かった原作ファンですが、蓋を開けてみれば「原作の世界観を壊していない」「鈴蘭のカッコよさが詰まっている」と、好意的な評価が多数を占めました。リンダマンや海老塚三人衆といった原作キャラクターの扱いの巧みさも評価されました。
- 社会現象化:映画のヒットに伴い、主題歌のTHE STREET BEATS「I WANNA CHANGE」が収録されたサウンドトラックもヒット。また、劇中の登場人物たちのファッション(特にG.P.S.の黒いジャージや、芹沢の独特な着こなし)を真似る若者も現れました。
この大ヒットと熱狂的な反響が、わずか1年半後という早いスパンでの続編『クローズzero II』の公開(2009年)へと繋がりました。
ロケ地・撮影場所(鈴蘭高校のモデルは?)
『クローズzero』の荒廃した世界観をリアルに映し出したロケ地(撮影場所)も、本作の魅力の一つです。
鈴蘭男子高校(カラスの学校)
劇中で最も象徴的な場所である鈴蘭高校の校舎。あの独特の雰囲気を持つ校舎は、特定のモデル校が一つあるわけではなく、複数の場所を組み合わせて撮影されています。
- 外観・グラウンド:鈴蘭高校の校舎の外観や、クライマックスの全面戦争が行われたグラウンドのロケ地として使用されたのは、大阪府高槻市にあった**「大阪府立高槻南高等学校」**(現在は廃校となり、敷地は再開発されています)です。本作の撮影当時はまだ現役の高校でしたが、廃校になることが決まっていたため、大規模な撮影(校舎の壁に落書きをする、窓ガラスを割るなど)が可能だったと言われています。
- 校舎内部:校舎内の廊下や教室、屋上などのシーンは、高槻南高校に加え、大阪府や兵庫県内の他の廃校、スタジオセットなどを組み合わせて撮影されたようです。
原作漫画のモデル校
ちなみに、原作漫画『クローズ』で高橋ヒロシが鈴蘭高校の校舎のモデルにしたと公言しているのは、自身の母校である**「福島県立坂下高等学校」**(現・福島県立会津農林高等学校 坂下校舎)や、近隣にあった「若松第一高等学校」(現・会津若松ザベリオ学園中学校・高等学校)などです。映画版のロケ地とは異なります。
その他のロケ地
- ライブハウス: 逢沢ルカが歌っていたライブハウスや、源治たちが集うシーンは、大阪市内の実在するライブハウス(「心斎橋CLUB QUATTRO」などが使用されたと言われています)で撮影されました。
- 市街地: 源治と拳が出会う冒頭のシーンや、街中での喧嘩シーンなどは、大阪のミナミ(難波・心斎橋)周辺や、神戸市などでロケが行われました。
本作は、三池崇史監督が大阪出身ということもあり、全編にわたって大阪・神戸エリアでのロケが敢行され、その生々しい街並みが作品のリアリティに大きく貢献しています。
DVD・Blu-rayのリリース情報
『クローズzero』は、劇場公開のヒットを受け、比較的早い段階でDVD化されました。
- DVD発売日:スタンダード・エディションおよび、特典ディスクやグッズを同梱したプレミアム・エディションが、2008年4月25日に発売されました。
- Blu-ray発売日:高画質なBlu-ray版は、DVD発売から数年後の2010年代に入ってから(例:2014年4月2日など、廉価版や続編とのセットで)発売されています。
現在では、DVD、Blu-ray共に、スタンダード版や廉価版が比較的安価で入手可能です。また、『クローズzero II』や『クローズEXPLODE』とのセットBOXなども発売されています。
特典ディスクには、メイキング映像(特にクライマックスの雨中での過酷な撮影風景)、キャストインタビュー、舞台挨拶の模様などが収録されており、作品をより深く楽しむことができます。
配信サービスでの視聴も手軽ですが、高画質・高音質で、特典映像と共に楽しみたい場合は、Blu-ray版の購入またはレンタルもおすすめです。
【映画】『クローズzero』キャスト・相関図・あらすじのネタバレまとめ
- 『クローズzero』は2007年10月27日に公開されたアクション映画。
- 高橋ヒロシの漫画『クローズ』を原作としたオリジナルストーリーで、原作の前日譚を描く。
- 監督は三池崇史、脚本は武藤将吾。
- 舞台は「カラスの学校」と呼ばれる不良の巣窟・鈴蘭男子高校。
- 主人公は鈴蘭制覇を目指す転校生・滝谷源治(小栗旬)。
- 最大のライバルは「百獣の王」と呼ばれる芹沢多摩雄(山田孝之)。
- 主要キャストには高岡蒼甫、高橋努、桐谷健太、上地雄輔、遠藤要など豪華な顔ぶれが揃う。
- 物語は、源治が仲間を集めて派閥「G.P.S.」を結成し、最大勢力「芹沢軍団」に挑む姿を描く。
- 相関図は、G.P.S.、芹沢軍団、中立派、1年生など複雑な勢力関係が特徴。
- あらすじの鍵は、源治が伊崎瞬や牧瀬隆史をタイマンを経て仲間に引き入れる過程にある。
- クライマックスでは、G.P.S.と芹沢軍団が雨のグラウンドで総勢200名による壮絶な全面対決を繰り広げる。
- 結末は、源治が芹沢とのタイマンを制するが、最強の男リンダマンにはまだ勝利していない。
- ヒロインとして黒木メイサ(逢沢ルカ役)、キーパーソンとしてやべきょうすけ(片桐拳役)が出演。
- 主題歌はTHE STREET BEATSの「I WANNA CHANGE」。
- 2009年には続編『クローズzero II』が公開され、鳳仙学園との抗争が描かれた。
- 『クローズEXPLODE』は本作からキャストを一新した新世代の物語。
- HuluやNetflix、U-NEXTなどの動画配信サービスで視聴可能(最新情報は要確認)。
- 興行収入約25億円を記録する大ヒット作品となった。
- 豪華キャスト陣の若き日の熱演も見どころの一つ。
- 鈴蘭高校のロケ地は、大阪府立高槻南高等学校(廃校)などが使用された。
『クローズzero』は、単なる不良映画の枠を超え、男たちの熱い友情とプライドをかけた戦いを描いた、日本映画史に残る青春アクションの傑作です。今なお多くのファンを魅了し続ける本作を、この機会にぜひご覧になってはいかがでしょうか。
参照元URL:
- 映画『クローズZERO』 – TBSチャンネル: https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/m1076/
- クローズZERO – 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks: https://filmarks.com/movies/4663
- クローズZERO(邦画 / 2007) – U-NEXT: https://video.unext.jp/title/SID0003775
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