
2011年7月から9月にかけてテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された『陽はまた昇る』は、佐藤浩市を主演に迎え、三浦春馬、池松壮亮といった豪華な若手俳優陣が共演した警察学校を舞台にした濃厚な人間ドラマです。脚本は『白い巨塔』や『緊急取調室』などで知られる井上由美子が手掛け、ただの学園ドラマでも刑事ドラマでもない、教官と生徒たちの魂のぶつかり合いを描き切りました。
この記事では、物語の核となる登場人物たちの関係性や、1話から最終回までの詳細なあらすじ、さらには前日譚となるスペシャルドラマ『最後の晩餐』との繋がりまで、ネタバレを含めて徹底的に解説していきます。
2011年5月に放送されたスペシャルドラマ『最後の晩餐 〜刑事・遠野一行と七人の容疑者〜』で描かれた事件のその後を描く本作。なぜ敏腕刑事だった遠野一行は教官となったのか、そして彼が過酷な訓練を通して訓練生たちに本当に伝えたかった「覚悟」とは何だったのか。その魅力を余すことなくお届けします。
記事のポイント
- 2011年にテレビ朝日系で放送された佐藤浩市主演の警察学校ドラマ
- 三浦春馬、池松壮亮ら豪華な生徒役キャスト陣と教官の関係性
- 前日譚『最後の晩餐』との繋がりと、最終回の結末をネタバレ
- 主題歌や動画配信サービスでの視聴方法もあわせて紹介(最新は公式で確認)
【ドラマ】『陽はまた昇る』キャスト・相関図・あらすじをネタバレ

チェックポイント
- 佐藤浩市演じる鬼教官・遠野一行
- 三浦春馬演じる訓練生・宮田英二
- 警察学校を舞台にした熱い人間ドラマ
- 豪華な生徒役キャストと複雑な相関図
- 1話から最終回までのあらすじを詳細解説
『陽はまた昇る』とは?2011年放送の警察学校ドラマ
『陽はまた昇る』は、2011年7月21日から9月15日まで、毎週木曜日の21時00分から21時54分にテレビ朝日系の「木曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマです。全9話で構成されています。
本作は、同年5月14日に放送されたスペシャルドラマ『最後の晩餐 〜刑事・遠野一行と七人の容疑者〜』の続編として制作されました。前作で描かれたある衝撃的な事件の責任を取り、警視庁捜査一課の敏腕刑事というキャリアを捨てた主人公・遠野一行(佐藤浩市)が、警察学校の新任教官として赴任するところから物語は始まります。
舞台は、警察官になるための最終関門である警察学校。遠野が担当することになった「Sクラス」には、宮田英二(三浦春馬)をはじめとする、様々な背景や動機を持つ若者たちが集まっていました。
脚本は、『GOOD LUCK!!』『白い巨塔』『14才の母』『緊急取調室』など、数々のヒット作を生み出してきた井上由美子。演出は秋山純、今井和久が担当しました。
ドラマは、遠野が元刑事ならではの厳しい指導で訓練生たちと激しくぶつかり合い、彼らに警察官としての「覚悟」を問い続ける姿を描きます。同時に、前作から続く、遠野の妻・奈津美(斉藤由貴)の失踪と、彼女が関わった事件の真相というサスペンス要素が縦軸として貫かれており、単なる学園ドラマに留まらない重厚な物語が展開されました。
「やさしさだけで生きる時代は、終わった。」というキャッチコピーが象徴するように、厳しさの中に本当の優しさを秘めた教官と、未熟ながらも必死に食らいつく訓練生たちの成長を描いた、熱い人間ドラマとして高い評価を得ました。
主要キャストと登場人物・相関図(佐藤浩市・三浦春馬ほか)
本作の魅力は、何と言っても「陽はまた昇る キャスト 相関図」の核となる、実力派俳優たちが演じる複雑で魅力的なキャラクターたちです。鬼教官・遠野と、彼に反発しながらも影響を受けていく訓練生たちの関係性を中心に解説します。
遠野一行(とおの かずゆき) 演 - 佐藤浩市
本作の主人公。48歳。警視庁捜査一課の敏腕刑事(階級:警部補)でしたが、前日譚『最後の晩餐』で描かれた立てこもり事件の責任を取り、警察学校へ異動。初任教養部の教官となります。
「鬼の遠野」と恐れられた取調官としての経験から、訓練生たちに対し一切の妥協を許さず、スパルタ式の過酷な訓練を課します。「警察官は、市民の命と安全を、自らの命を懸けて守る覚悟がなければ務まらない」という信念を持ち、訓練生たちにその「覚悟」を厳しく問い続けます。
口数が少なく愛想もないため、訓練生からはもちろん、他の教官からも反感を買うことが多いですが、その行動の裏には深い洞察力と、職務への強烈な責任感が隠されています。
一方で、失踪中の妻・奈津美の行方を案じ、彼女が関わった事件の真相を密かに追い続けているという人間的な苦悩も抱えています。
宮田英二(みやた えいじ) 演 - 三浦春馬
遠野が担当するSクラスの訓練生。22歳。一見、明るく社交的に見えますが、内面には強い反骨精神と正義感を秘めています。
警察官を目指した動機は「人の役に立ちたい」という純粋なものですが、その背景には複雑な過去があることが示唆されます。遠野の理不尽とも思える厳しい指導に真正面から反発し、クラスの先頭に立って衝突します。
しかし、数々の訓練や事件を経て、遠野が問い続ける「覚悟」の意味を誰よりも深く理解しようと努め、精神的に大きく成長していきます。Sクラスのリーダー的存在であり、遠野と最も激しく対立し、同時に最も深く影響を受けるキーパーソンです。
遠野奈津美(とおの なつみ) 演 - 斉藤由貴
遠野の妻。43歳。前作『最後の晩餐』の事件後、ある秘密を抱えたまま失踪。遠野が刑事を辞め、教官になるきっかけを作った人物です。
物語の縦軸となるサスペンス部分の鍵を握っており、彼女の行方と、彼女がなぜ安西と行動を共にしていたのかという謎が、遠野を苦しめ続けます。
安西雄哉(あんざい ゆうや) 演 - 井浦新(ARATA)
前作『最後の晩餐』における立てこもり事件の犯人。33歳。元警察官という異例の経歴を持ち、遠野の刑事人生を大きく狂わせた因縁の相手です。
本作でも、逃亡犯として遠野の前に再び姿を現し、物語のクライマックスに向けて遠野との最後の対決を迎えることになります。
蓑島佐和子(みのしま さわこ) 演 - 真矢みき
警視庁警察学校の初任教養部長(階級:警視)。45歳。遠野の上司にあたります。
警察学校の運営方針として、訓練生の自主性や人権を重んじる現代的な教育論を持っており、遠野の時代錯誤とも言えるスパルタ指導と真っ向から対立します。しかし、遠野の行動の裏にある真意や、訓練生たちの変化を目の当たりにし、次第に彼を理解しようと努めます。
内山(うちやま) 演 - 橋爪功
警視庁警察学校の学校長(階級:警視長)。60歳。遠野の刑事としての腕と信念を高く評価し、スキャンダルで異動せざるを得なくなった彼を「警察官を育てる場所」である警察学校に教官として招き入れた人物です。
飄々とした態度を見せながらも、遠野の良き理解者として、彼のやり方を見守り、時には厳しく、時には優しく導きます。
その他の教官・学校関係者
- 立花琴美(たちばな ことみ) 演 - YOU: 警察学校の医務室に勤務する養護教諭。訓練生たちの心のケアを担当。
- 杉崎孝夫(すぎさき たかお) 演 - 六角精児: 術科(柔道・剣道など)担当の教官。
- 田中(たなか) 演 - 石野真子: 警察学校の近くで営まれている定食屋「食事処たなか」の女将。
この相関図の中心は、言うまでもなく教官・遠野一行と、訓練生・宮田英二の対立と師弟関係です。そして、その周囲をSクラスの仲間たち、他の教官たち、そして遠野の過去の因縁(奈津美と安西)が取り巻く構図となっています。
生徒役キャスト一覧(池松壮亮・波岡一喜など)
「陽はまた昇る キャスト 相関図」を語る上で欠かせないのが、宮田英二と共にSクラスで過酷な訓練に耐える生徒役のキャスト陣です。三浦春馬だけでなく、当時すでに実力派として注目されていた若手俳優が集結しました。
湯原周太(ゆはら しゅうた) 演 - 池松壮亮
Sクラスの訓練生。22歳。宮田とは対照的に、冷静沈着で成績優秀な優等生タイプ。東京大学法学部出身というエリートであり、警察官僚(キャリア)ではなく、あえて現場の警察官(ノンキャリア)を志望しています。
当初は感情的になりがちな宮田と距離を置いていましたが、遠野の指導のもと、仲間たちと訓練を乗り越える中で、頭でっかちだった自身が変わり、宮田との間にも友情が芽生えていきます。
白石大地(しらいし だいち) 演 - 波岡一喜
Sクラスの訓練生。28歳。クラス最年長であり、妻と子供を持つ既婚者です。
生活のために警察官になるという現実的な動機を持っており、それゆえに遠野の厳しい指導や、宮田の理想論に反発することもあります。年齢や背負うものの違いから、他の訓練生とは一線を画す存在ですが、次第にクラスのまとめ役のような側面も担っていきます。
松岡博敏(まつおか ひろとし) 演 - 高橋努
Sクラスの訓練生。25歳。体育会系で体力には自信がありますが、やや短絡的な性格。白石と行動を共にすることが多いです。
関根尚光(せきね たかみつ) 演 - 南圭介
Sクラスの訓練生。22歳。明るいムードメーカー的存在。
上野思(うえの しのぶ) 演 - 冨浦智嗣
Sクラスの訓練生。19歳。クラス最年少。気弱な性格で、厳しい訓練についていくのに必死です。
瀬尾泰正(せお やすまさ) 演 - 北村友彦
Sクラスの訓練生。
新田(にった) 演 - 伊阪達也
Sクラスの訓練生。
彼らSクラスの訓練生たちは、それぞれ異なる動機や背景を持ちながら、「警察官になる」という同じ目標のために集まりました。遠野の常識外れの訓練(着任早々の40km走、携帯電話の没収、突然の抜き打ちテストなど)に振り回され、反発し、時には脱落しそうになりながらも、互いに支え合い、警察官として、そして人間としての「覚悟」を学んでいきます。
あらすじを1話から最終回までネタバレ解説
本作の物語は、遠野と訓練生たちの成長を描く「警察学校編」と、遠野の過去の因縁を追う「サスペンス編」の2つの軸で進行します。
序盤(第1話〜第3話):鬼教官・遠野の着任とSクラスの反発
警視庁捜査一課から警察学校に異動してきた遠野一行(佐藤浩市)。彼が担当することになったSクラスの訓練生たちは、警察官への憧れや動機も様々で、まだ学生気分が抜けていません。遠野は着任初日、訓練生たちに「携帯電話の没収」と「40kmの長距離走」を命じます。
理不尽な指導に宮田英二(三浦春馬)ら訓練生は猛反発。特に宮田は、遠野のやり方にことごとく楯突きます。しかし、遠野は一切動じず、脱落しそうな者が出ても「仲間を見捨てるのか」と突き放し、連帯責任を負わせるなど、徹底したスパルタ指導を貫きます。
この序盤では、訓練生たちが抱える個々の問題も描かれます。借金を抱える白石(波岡一喜)のエピソードや、優等生である湯原(池松壮亮)の葛藤などを通して、遠野は単に知識や体力を教えるのではなく、「なぜ警察官になるのか」という根本的な動機=「覚悟」を問い続けます。
一方、遠野は上司の蓑島(真矢みき)から指導方法を厳しく咎められ、校長の内山(橋爪功)からは「焦るな」と諭されます。同時に、失踪した妻・奈津美(斉藤由貴)の影と、逃亡中の安西(井浦新)の存在が、遠野の日常に不穏な影を落とし始めます。
中盤(第4話〜第6話):深まる絆と明かされる過去
過酷な訓練は続きます。指紋採取、聞き込み、職務質問といった実践的な訓練が行われる中で、訓練生たちは失敗を繰り返しながらも、少しずつ警察官としての自覚を身につけていきます。
当初はバラバラだったSクラスにも、連帯感が芽生え始めます。特に、反発し合っていた宮田と湯原の間にも、互いをライバルとして認め合うような友情が生まれます。
第5話では、女子寮への侵入事件が発生し、宮田に疑いがかかるエピソードが描かれます。遠野は宮田を庇うことなく、自ら無実を証明しろと突き放します。宮田は、遠野から学んだ指紋採取の技術を使い、見事に真犯人を見つけ出し、自らの疑いを晴らします。
この中盤では、宮田の過去も徐々に明らかになります。彼が警察官を目指す背景には、過去の苦い経験があることが示唆されます。
サスペンス編も進展します。遠野は、逃亡中の安西が自分の周辺に現れていることを察知。安西の目的が、自分への復讐なのか、それとも奈津美に関することなのか、遠野は刑事時代のコネクションを使って独自の捜査を進めます。
終盤(第7話〜第8話):安西との対峙と卒業試験
訓練は最終段階に入り、卒業試験が間近に迫ります。Sクラスの訓練生たちは、見違えるようにたくましく成長していました。
そんな中、ついに安西が遠野の前に姿を現します。安西は、奈津美が遠野に宛てた手紙を盾に、遠野を挑発します。遠野は、教官としての立場と、一人の夫としての感情の間で激しく揺れ動きます。
第8話では、遠野と奈津美が再会。奈津美は、前作『最後の晩餐』の事件の真相と、自分が安西の逃亡を手助けしていた理由を告白します。すべての謎が繋がり、遠野は刑事として、そして夫としての「最後の決着」をつけるため、安西との直接対決に臨みます。
一方、訓練生たちは、遠野の異変を察知します。宮田や湯原は、遠野が何か重大な問題を一人で抱え込んでいることに気づき、自分たちにできることはないかと模索します。彼らは、遠野から学んだ「覚悟」を胸に、卒業試験である「実戦形式の捜査訓練」に挑みます。
最終回の結末はどうなる?衝撃のラスト
最終回(第9話)は、安西との決着、そしてSクラスの卒業式が描かれます。
遠野は、安西の潜伏先を突き止め、単身で乗り込みます。安西は遠野を挑発し、自分を撃てと迫ります。前作『最後の晩餐』では、遠野の部下が安西を射殺しようとしたことが事件の発端でした。安西は、遠野にも同じ一線を越えさせようとします。
しかし、遠野は安西を撃ちませんでした。彼は、教官として訓練生たちに「命を守る覚悟」を説いてきた自分自身が、その覚悟を試されていることを理解していました。遠野は、刑事としてではなく、「人として」安西と向き合い、彼の逮捕に成功します。
そして、警察学校の卒業式。Sクラスの訓練生たちは、遠野が見守る中、卒業証書を受け取ります。宮田は所轄署の地域課へ、湯原は交番勤務へと、それぞれが新たな一歩を踏み出します。
卒業式の後、宮田は遠野のもとを訪れます。かつてあれほど反発していた宮田は、遠野に対し、まっすぐな目で「ありがとうございました」と頭を下げます。遠野は、多くを語らず、ただ一言「行け」と彼を送り出します。
ラストシーン。遠野は教官を続けることを決意し、新たな訓練生たちを迎える準備をします。妻・奈津美との関係は、すぐには元通りにならないかもしれませんが、過去を清算した遠野の表情は晴れやかでした。
絶望の淵に立たされた男が、未来ある若者たちと向き合うことで自らの「覚悟」を取り戻し、再生していく。そして、その魂を受け継いだ若者たちが、新たな希望となって現場へ旅立っていく。「陽はまた昇る」というタイトルが象徴する、見事な結末を迎えました。
前作スペシャルドラマ『最後の晩餐』との繋がり
本作を深く理解する上で、前日譚であるスペシャルドラマ『最後の晩餐 〜刑事・遠野一行と七人の容疑者〜』(2011年5月14日放送)との繋がりは不可欠です。
『最後の晩餐』のあらすじ
遠野一行(佐藤浩市)がまだ捜査一課の敏腕刑事だった頃。元警察官の安西雄哉(ARATA)による立てこもり事件が発生します。安西は「警察官の不正を告発する」と主張。遠野は安西の説得を試みますが、突入したSITの隊員が安西を射殺しようとした(と見えた)瞬間、遠野は部下をかばい負傷。さらに、人質の一人であった遠野の妻・奈津美(斉藤由貴)が、なぜか安西の逃亡を手助けし、共に姿を消してしまいます。
『陽はまた昇る』への繋がり
- 遠野が教官になった理由: この事件の責任を取る形で、遠野は捜査一課を去り、警察学校への異動を命じられました。
- サスペンスの縦軸: 妻・奈津美はなぜ夫を裏切り、犯人・安西と逃げたのか? この謎が、『陽はまた昇る』における最大のサスペンス要素となります。
- 遠野の苦悩: 遠野は「刑事としての正義」と「妻を信じたい夫としての思い」の間で引き裂かれます。この苦悩が、彼が訓練生たちに「覚悟」を問う原動力にもなっています。
『陽はまた昇る』は、『最後の晩餐』で残された最大の謎(奈津美の行動の理由と安西の真の目的)を解き明かしながら、遠野一行という一人の人間の再生を描く物語となっています。
脚本家・井上由美子の描く世界観
本作の脚本を手掛けたのは、日本を代表する脚本家の一人、井上由美子です。
彼女の代表作には、大学病院の内部抗争を描いた『白い巨塔』(2003年)、パイロットと航空業界を描いた『GOOD LUCK!!』(2003年)、そして取調室という密室での心理戦を描く『緊急取調室』シリーズ(2014年〜)などがあります。
井上由美子作品に共通するのは、徹底した取材に基づいたリアリティと、強い信念を持つ主人公が組織や社会の不条理と戦う姿を描く、骨太な人間ドラマである点です。
本作『陽はまた昇る』においても、その特徴は色濃く表れています。「警察学校」という特殊な舞台設定ながら、そこで描かれるのは「教える者と教わる者」「上司と部下」「仲間同士の絆と裏切り」といった普遍的なテーマです。
特に、主人公・遠野一行に「覚悟」という言葉を繰り返し語らせることで、現代社会で失われがちな「職業への誇り」や「他者のために自らを犠牲にする精神」とは何かを、視聴者に強く問いかけました。佐藤浩市と三浦春馬という二人の俳優の熱演を引き出した、井上由美子ならではの重厚な世界観が、本作の最大の魅力と言えるでしょう。
【ドラマ】『陽はまた昇る』キャスト・相関図・あらすじをネタバレしたら

チェックポイント
- EXILE ATSUSHIが歌う主題歌「いつかきっと…」
- ドラマ放送当時の平均視聴率と評価
- 警察学校のロケ地・撮影場所はどこ?
- 動画配信サービスでの視聴方法まとめ
- 2002年公開の同名映画との違い
主題歌はEXILE ATSUSHI「いつかきっと…」
『陽はまた昇る』のドラマを一層盛り上げたのが、主題歌であるEXILE ATSUSHIの「いつかきっと…」です。
この楽曲は、EXILEのボーカリストであるATSUSHIが、「EXILE ATSUSHI」としてソロデビューを果たした1枚目のシングル(両A面シングル「いつかきっと… / Ooo Baby」)として、2011年9月14日にリリースされました。
ドラマのために書き下ろされたこの曲は、ATSUSHI自身が作詞を手掛けています。「“いつかきっと…” 信じる強さ それだけを武器に」「僕はただ 未来(あす)へと続く この道を歩いてく」といった歌詞が、遠野の苦悩と再生、そして宮田ら訓練生たちの葛藤と成長というドラマのテーマと見事にシンクロしました。
壮大なバラードでありながら、力強い希望を感じさせるメロディが、各話のクライマックスや感動的なシーンで効果的に使用され、視聴者の涙を誘いました。ドラマの世界観と音楽が一体となった、名主題歌の一つとして記憶されています。
当時の視聴率と作品の評価
2011年7月期に放送された『陽はまた昇る』の平均視聴率は10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。
当時の木曜ドラマ枠としては堅調な数字であり、特に初回は13.5%、最終回は12.0%と、多くの関心を集めたことがわかります。
- 第1話:13.5%
- 第2話:10.3%
- 第3話:9.1%
- 第4話:9.8%
- 第5話:10.7%
- 第6話:9.6%
- 第7話:11.3%
- 第8話:11.5%
- 最終話:12.0%
- 平均視聴率:10.9%
数字以上に特筆すべきは、その作品評価の高さです。佐藤浩市の「鬼教官」としての圧倒的な存在感と、それに応える三浦春馬の鬼気迫る演技のぶつかり合いは、多くのドラマファンから絶賛されました。
また、池松壮亮をはじめとする若手キャスト陣の好演、井上由美子による骨太な脚本、そして前作『最後の晩餐』から続くサスペンス要素が巧みに絡み合い、見応えのある作品として高く評価されました。放送から10年以上が経過した現在でも、根強いファンを持つ名作ドラマの一つとなっています。
ロケ地・撮影場所(警察学校)はどこ?
ドラマの主な舞台となった「警視庁警察学校」のロケ地は、特定の施設だけではなく、複数の大学や研修施設などを組み合わせて撮影されました。
警察学校の広大な敷地や校舎、グラウンドなどの外観として使用されたのは、主に以下の場所が知られています。
- 茨城県立医療大学(茨城県稲敷郡阿見町)特徴的なデザインの校舎や、緑豊かなキャンパスが、警察学校の全景や訓練生たちがランニングをするシーンなどで多用されました。
- 流通経済大学 新松戸キャンパス(千葉県松戸市)こちらも校舎やグラウンドなどがロケ地として使用されました。
- 駿河台大学(埼玉県飯能市)警察学校の施設の一部として撮影に使われたとされています。
これらの大学のキャンパスが持つ、規律を感じさせる雰囲気と広大な敷地が、警察学校という特殊な舞台のリアリティを見事に作り上げていました。
動画配信はどこで見れる?(Hulu・Netflixなど ※最新は公式で確認)
『陽はまた昇る』はテレビ朝日系のドラマであるため、動画配信サービスでの視聴は、テレビ朝日系列のサービスが中心となります。
2025年現在、視聴の可能性が最も高いのは、テレビ朝日とKDDIが運営する**「TELASA(テラサ)」**です。TELASAはテレビ朝日のアーカイブ作品に強みを持っており、『最後の晩餐』と『陽はまた昇る』の両方が配信されていることが多いです。
また、HuluやU-NEXT、Amazonプライム・ビデオといった他の主要な動画配信サービスでも、期間限定で配信されることがあります。
ただし、動画配信サービスにおける配信ラインナップは頻繁に変更されます。特にNetflixでは配信されていない可能性が高いです。視聴を希望される場合は、各サービスの公式サイトで最新の配信状況を必ずご確認ください。
DVD・Blu-rayの販売情報
『陽はまた昇る』は、放送終了後の2011年12月21日にDVD-BOXが発売されています。
- 陽はまた昇る DVD-BOX(5枚組)
特典映像として、メイキング映像、クランクアップ集、PRスポット集などが収録されており、ドラマ本編では見られないキャストの素顔や撮影の裏側を楽しむことができます。
なお、2025年現在、Blu-ray版のリリースは確認されていません。高画質で視聴したい場合は、動画配信サービスのHD配信(利用可能な場合)か、DVDでの視聴となります。
西田敏行主演の映画『陽はまた昇る』(2002年)との違い
本作のタイトル『陽はまた昇る』を検索すると、2002年に公開された同名の日本映画がヒットすることがあります。しかし、この2作品は全くの別物です。
映画『陽はまた昇る』(2002年)
- 監督: 佐々部清
- 主演: 西田敏行、渡辺謙
- 内容: NHKのドキュメンタリー番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』で取り上げられた、日本ビクター(現・JVCケンウッド)による家庭用VTR「VHS」の開発秘話を描いた作品です。
- あらすじ: 1970年代、ソニーが開発した「ベータマックス」との熾烈な規格争いの中、リストラの危機に瀕しながらも、仲間たちとVHSの開発に情熱を注いだ技術者たちの奮闘を描く、感動的な実話ベースの物語です。
佐藤浩市主演のドラマ版(2011年)は警察学校を舞台にしたフィクションの人間ドラマであり、西田敏行主演の映画版(2002年)はVTR開発を描いた実話ドラマです。タイトルが同じであるため混同しやすいですが、内容は全く異なります。
続編や関連作品はある?
『陽はまた昇る』の直接的な関連作品としては、前述の通り、前日譚となるスペシャルドラマ『最後の晩餐 〜刑事・遠野一行と七人の容疑者〜』(2011年)が存在します。
視聴する際は、『最後の晩餐』を先に見てから『陽はまた昇る』を見ると、主人公・遠野一行が背負っているものの重さや、妻・奈津美との関係、安西との因縁がより深く理解できるため、おすすめです。
残念ながら、『陽はまた昇る』の直接的な続編(シーズン2など)は制作されていません(2025年現在)。
ただし、本作の脚本を手掛けた井上由美子と、テレビ朝日木曜ドラマ枠は、その後も『緊急取調室』シリーズという大ヒット作を生み出しています。骨太な人間ドラマや、組織の中での戦いを描く作品が好きな方には、こちらも関連作品としておすすめです。
【ドラマ】『陽はまた昇る』キャスト・相関図・あらすじのネタバレまとめ
- 『陽はまた昇る』は2011年7月から9月にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された。
- 主演は佐藤浩市、共演に三浦春馬。
- 舞台は警視庁警察学校。
- 佐藤浩市は元捜査一課の鬼教官・遠野一行を演じる。
- 三浦春馬は訓練生・宮田英二役を演じた。
- 他の生徒役キャストには池松壮亮、波岡一喜、高橋努などが名を連ねる。
- 教官・スタッフ役として真矢みき、YOU、六角精児、石野真子、橋爪功などが出演。
- 脚本は『白い巨塔』や『緊急取調室』などで知られる井上由美子。
- 物語は、遠野が厳しい指導で訓練生たちとぶつかり合いながら成長を描く人間ドラマ。
- 宮田(三浦春馬)ら訓練生たちの間の葛藤や友情も見どころ。
- 検索キーワード「陽はまた昇る キャスト 相関図」の通り、教官と生徒の人間関係が軸となる。
- 放送前にスペシャルドラマ『最後の晩餐 〜刑事・遠野一行と七人の容疑者〜』が放送された。
- 『陽はまた昇る』は『最後の晩餐』の続編にあたる。
- 遠野が刑事時代に追った事件も物語に関わってくる。
- 最終回では、訓練生たちの卒業と、遠野が抱える事件の結末が描かれる。
- 主題歌はEXILE ATSUSHIのソロデビューシングル「いつかきっと…」。
- ロケ地としては主に実際の施設や大学などが使われた。
- 2024年現在、動画配信サービスでの配信状況は変動するため確認が必要。
- DVD-BOXがリリースされている。
- 2002年に公開された西田敏行主演の同名映画(VHS開発物語)とは全く別の作品である。
『陽はまた昇る』は、単なる警察ドラマの枠を超え、「人を育てる」とはどういうことか、「覚悟」を持って仕事に向き合うとはどういうことかを問いかけた名作です。佐藤浩市と三浦春馬の魂のこもった演技合戦は、今見ても色褪せることがありません。
参照元URL:
- 陽はまた昇る|テレビ朝日(DVD告知): https://www.tv-asahi.co.jp/hiwa/
- 陽はまた昇る(ドラマ) | WEBザテレビジョン: https://thetv.jp/program/0000006323/
- EXILE ATSUSHI OFFICIAL SITE(Discography): https://exile-atsushi.jp/discography/