
2007年から2009年にかけてテレビ朝日系「木曜ミステリー」枠で放送された『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜』は、船越英一郎さんが連続ドラマ初主演を務めた人気刑事ドラマです。京都河原町警察署の副署長・池永清美が、本来は内勤管理職でありながら独自に捜査を行い、足で稼ぐ捜査と人情で事件を解決していく姿を描いています。田中美里さん、宇梶剛士さん、萬田久子さん、本田博太郎さんなど豪華キャストが共演し、第1シリーズは平均視聴率13.5%を記録しました。本記事では、『その男、副署長』のキャスト情報を中心に、相関図やあらすじ、見どころを詳しくご紹介します。
- 『その男、副署長』は2007年から2009年まで全3シリーズが放送された船越英一郎主演の刑事ドラマ
- 田中美里が主人公の妹・池永佳子役で出演し、兄妹の絆が物語の軸となる
- 宇梶剛士、石丸謙二郎、本田博太郎など実力派俳優が脇を固める
- 萬田久子が女性署長・藤原あきら役を好演
- 主題歌は川嶋あいの「君に・・・・・」「カケラ」、藤澤ノリマサの「Domani〜明日をつかまえて〜」
- キャッチコピーは「全編が”解決篇”」で、犯人を逮捕せず自首へ導く異色の刑事ドラマ
『その男、副署長』キャスト一覧・相関図と基本情報

『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜』は、2007年4月26日から6月14日まで第1シリーズ全8話、2008年7月3日から9月4日まで第2シリーズ全10話、2009年10月15日から12月17日まで第3シリーズ全10話が、テレビ朝日系「木曜ミステリー」枠(毎週木曜20:00〜20:54)で放送されました。京都府河原町警察署を舞台に、副署長・池永清美(船越英一郎)が周囲の監視をかわしながら独自捜査を展開し、犯人を逮捕するのではなく自首へ導くという、従来の刑事ドラマとは一線を画す作品です。「全編が”解決篇”」というキャッチコピーの通り、毎回緻密な推理と人情味あふれる展開で視聴者を魅了しました。制作はテレビ朝日と東映の共同制作で、脚本は塩田千種さん、岩下悠子さん、櫻井武晴さんらが担当し、音楽は小六禮次郎さんが手がけています。
- 放送期間は2007年〜2009年の全3シリーズ(計28話)
- テレビ朝日系「木曜ミステリー」枠で毎週木曜20時から放送
- 船越英一郎が連続ドラマ初主演を務めた記念碑的作品
- 平均視聴率は第1シリーズ13.5%、第2シリーズ11.8%、第3シリーズ11.1%
- 舞台となる「河原町警察署」は下京警察署がモデル
『その男、副署長』キャスト相関図・登場人物一覧
『その男、副署長』には、主演の船越英一郎さんを中心に、実力派俳優が多数出演しています。以下がメインキャストの一覧です。物語は池永清美を中心に、署内の仲間たちとの人間模様や、事件解決に向けた奮闘が描かれています。
| 役名 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 池永清美 | 船越英一郎 | 京都河原町警察署の副署長。元刑事で独自捜査を展開 |
| 池永佳子 | 田中美里 | 池永清美の妹。交通課勤務 |
| 平松純平 | 宇梶剛士 | 刑事課の熱血刑事 |
| 野沢健作 | 石丸謙二郎 | 刑事課長 |
| 藤原あきら | 萬田久子 | 河原町警察署の署長 |
| 近藤時男 | 本田博太郎 | 警務課長 |
| 上田聡 | 鈴木一真 | 刑事課の刑事(第2シリーズまで) |
| 福来俊輔 | 風間俊介 | 新人刑事(第2シリーズから登場) |
| 宮下岳 | 鈴木裕樹 | 刑事 |
| 登場人物 | 的場浩司 | ゲスト出演 |
| 登場人物 | 酒井敏也 | ゲスト出演 |
| 登場人物 | 永井杏 | 出演 |
このほかにも各話ごとに豪華ゲストが出演し、それぞれのエピソードに深みを与えています。
主要キャスト紹介
船越英一郎(池永清美役)
本作の主人公・池永清美を演じるのは船越英一郎さんです。池永清美は京都河原町警察署の副署長で、かつては優秀な刑事として活躍していました。本来は内勤管理職である副署長という立場でありながら、気になる事件が起きると周囲の監視を巧みにかわし、独自に捜査を開始します。犯人と対峙しても逮捕することなく、自首へ導いていくという独特のスタイルを持っています。船越英一郎さんにとって本作は連続ドラマ初主演作品であり、2時間ドラマの帝王として知られる船越さんの新たな魅力を引き出した作品となりました。
船越英一郎さんは1960年生まれ、神奈川県出身の俳優です。父は俳優の船越英二さんで、二世俳優として芸能界入り。『火曜サスペンス劇場』『土曜ワイド劇場』など数多くの2時間ドラマで主演を務め、「2時間ドラマの帝王」の異名を持ちます。本作以降も刑事ドラマや時代劇など幅広いジャンルで活躍を続けています。
田中美里(池永佳子役)
池永清美の妹・池永佳子役を演じるのは田中美里さんです。佳子は河原町警察署の交通課に勤務しており、兄である清美のことを心配しながらも、時に捜査に協力することもあります。兄妹の絆が物語の重要な軸となっており、田中美里さんの温かみのある演技が作品に深みを与えています。
田中美里さんは1977年生まれ、石川県出身の女優です。1996年にNHK連続テレビ小説『ひまわり』でヒロインデビューを果たし、以降数多くのドラマや映画に出演。清楚で知的な雰囲気を持ち、刑事ドラマや時代劇でも活躍しています。
宇梶剛士(平松純平役)
刑事課の熱血刑事・平松純平役を演じるのは宇梶剛士さんです。純平は池永清美の良き理解者であり、時に衝突しながらも事件解決に向けて協力し合います。宇梶剛士さんの力強い演技が、刑事ドラマとしての緊張感を高めています。
宇梶剛士さんは1962年生まれ、東京都出身の俳優です。かつては暴走族のリーダーとして知られましたが、更生後に俳優の道へ進み、その経験を活かした迫力のある演技で注目を集めました。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍し、強面ながら人情味あふれる役柄を得意としています。
萬田久子(藤原あきら役)
河原町警察署の署長・藤原あきら役を演じるのは萬田久子さんです。女性署長という設定は当時としては珍しく、キャリアウーマンとしての威厳と、部下を思いやる優しさを併せ持つキャラクターです。池永清美の独自捜査を黙認しつつも、署長としての立場から時に厳しい態度を取ることもあります。
萬田久子さんは1958年生まれ、大阪府出身の女優です。1978年のミス・ユニバース日本代表に選出され、以降女優として活躍。『太陽にほえろ!』『はぐれ刑事純情派』など数多くの刑事ドラマに出演し、存在感のある演技で知られています。
本田博太郎(近藤時男役)
警務課長・近藤時男役を演じるのは本田博太郎さんです。近藤は署内の管理を担当する立場から、池永清美の独自捜査を快く思っていない面もありますが、根は悪い人間ではなく、署員たちとの軽妙なやり取りが作品にコミカルな要素を加えています。
本田博太郎さんは1951年生まれ、茨城県出身の俳優です。劇団「東京乾電池」の旗揚げメンバーとして知られ、舞台、映画、テレビドラマで幅広く活躍。個性的な演技で多くの作品に出演し、名バイプレイヤーとして高い評価を得ています。
石丸謙二郎(野沢健作役)
刑事課長・野沢健作役を演じるのは石丸謙二郎さんです。野沢は刑事課を束ねる立場として、部下の刑事たちを指揮しながら事件解決に当たります。池永清美との関係は微妙ながらも、署の事件解決という共通の目標に向けて協力し合う姿が描かれています。
石丸謙二郎さんは1953年生まれ、大分県出身の俳優です。NHK『世界ふれあい街歩き』のナレーションでも知られ、温かみのある声と演技で幅広い世代から支持されています。
風間俊介(福来俊輔役)
第2シリーズから登場する新人刑事・福来俊輔役を演じるのは風間俊介さんです。若くて熱意のある刑事として、ベテランの池永清美から多くを学びながら成長していきます。ジャニーズ事務所所属の風間俊介さんが、フレッシュな魅力で作品に新たな風を吹き込みました。
風間俊介さんは1983年生まれ、東京都出身の俳優です。ジャニーズ事務所に所属しながら、俳優として数多くのドラマや映画に出演。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』では徳川家康役を好演し、演技派俳優として高い評価を得ています。
『その男、副署長』あらすじ・ストーリー
『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜』は、京都府河原町警察署を舞台にした刑事ドラマです。主人公の池永清美(船越英一郎)は、かつて優秀な刑事として活躍していましたが、現在は副署長という管理職の立場にあります。
しかし池永は、気になる事件が起きると居ても立ってもいられなくなり、周囲の監視を巧みにかわしながら独自に捜査を開始します。本来、副署長は内勤管理職であり、現場での捜査を行う立場ではありません。そのため池永の行動は署内で物議を醸すこともありますが、署長の藤原あきら(萬田久子)は彼の能力を認め、ある程度黙認しています。
池永の捜査スタイルは独特で、犯人を追い詰めても逮捕することはしません。代わりに、犯人の心に寄り添い、罪を自覚させ、自首へと導いていきます。「足で稼ぐ捜査と人情」がモットーであり、事件の背景にある人間ドラマを丁寧に描くのが本作の特徴です。
キャッチコピーの「全編が”解決篇”」が示す通り、従来の刑事ドラマのように犯人探しに多くの時間を費やすのではなく、早い段階で事件の核心に迫り、なぜ犯罪が起きたのか、どうすれば犯人を救えるのかという点に焦点を当てています。刑事ドラマでは珍しく、死人が少ないストーリー展開も本作の特徴であり、視聴者に温かい読後感を与えています。
妹の池永佳子(田中美里)は交通課勤務でありながら、兄の捜査に協力することもあり、兄妹の絆が物語の重要な軸となっています。また、刑事課の平松純平(宇梶剛士)をはじめとする署員たちとの人間関係も丁寧に描かれ、単なる事件解決だけでなく、警察署という組織の中での人間ドラマとしても楽しめる作品です。
『その男、副署長』主題歌情報
『その男、副署長』シリーズでは、各シーズンで異なる主題歌が使用されています。
第1シリーズ(2007年)主題歌 「君に・・・・・」川嶋あい
第2シリーズ(2008年)主題歌 「カケラ」川嶋あい
川嶋あいさんは、シンガーソングライターとして知られ、「旅立ちの日に…」などのヒット曲で知られています。「カケラ」は2008年8月20日にリリースされ、ドラマの温かい世界観にマッチした楽曲として人気を博しました。
第3シリーズ(2009年)主題歌 「Domani〜明日をつかまえて〜」藤澤ノリマサ
藤澤ノリマサさんは、「ポップオペラ」というジャンルを開拓したアーティストで、クラシックとポップスを融合させた独自の歌唱スタイルで知られています。
『その男、副署長』キャストをさらに深く理解するためのポイント

『その男、副署長』は、単なる刑事ドラマの枠を超えた作品です。ここでは、キャストやストーリーをより深く理解するためのポイントを解説します。
- 船越英一郎にとって連続ドラマ初主演となった記念碑的作品
- 2時間ドラマの帝王が見せる新たな魅力
- 京都を舞台にした情緒あふれるロケーション
- 女性署長という当時としては先進的な設定
- シリーズを重ねるごとに深まるキャラクターの魅力
船越英一郎の新境地を開いた作品
船越英一郎さんは、『火曜サスペンス劇場』『土曜ワイド劇場』など数多くの2時間ドラマで主演を務め、「2時間ドラマの帝王」として知られていました。しかし連続ドラマでの主演経験はなく、本作が初の連続ドラマ主演作品となりました。
2時間ドラマでは1話完結のストーリーの中で謎解きを行いますが、連続ドラマでは主人公のキャラクターを継続的に掘り下げていく必要があります。船越さんは池永清美というキャラクターを3シリーズ28話にわたって演じ続け、回を重ねるごとに深みのある人物像を作り上げていきました。
池永清美は、表面上は穏やかで人当たりの良い人物ですが、事件に対しては妥協を許さない一面を持っています。この二面性を船越さんは見事に演じ分け、単なる「いい人」ではない複雑なキャラクターとして視聴者に印象づけました。
京都を舞台にした情緒あるドラマ
本作の舞台となる「京都河原町警察署」は、実在する下京警察署をモデルにしていると言われています。京都の街並みを背景に展開される物語は、他の刑事ドラマとは異なる独特の雰囲気を持っています。
古都・京都ならではの歴史的建造物や、情緒ある街並みがロケ地として使用され、視覚的にも楽しめる作品となっています。事件の背景にも京都の文化や伝統が絡むことがあり、単なる犯罪捜査だけでなく、京都という土地の魅力も伝える作品となりました。
女性署長という先進的な設定
萬田久子さん演じる藤原あきら署長は、女性でありながら警察署のトップを務めるという、当時としては珍しい設定でした。現実の警察組織でも女性管理職は少数派であり、このような設定は視聴者に新鮮な印象を与えました。
藤原署長は、威厳と優しさを併せ持つキャラクターとして描かれています。池永清美の独自捜査を黙認しつつも、署長としての責任を果たそうとする姿は、現代の働く女性像を先取りしたものと言えるでしょう。
シリーズを通じたキャラクターの成長
第1シリーズから第3シリーズまで、主要キャストはほぼ変わらずに出演し続けました。これにより、各キャラクターの成長や関係性の変化を追うことができます。
特に注目すべきは、風間俊介さん演じる福来俊輔の成長です。第2シリーズから登場した新人刑事は、池永清美の下で多くを学び、刑事として成長していきます。ベテランと若手の関係性が丁寧に描かれ、世代間の継承というテーマも感じられる作品となっています。
『その男、副署長』キャスト相関図まとめ
- 『その男、副署長』は2007年から2009年まで全3シリーズが放送された船越英一郎主演の刑事ドラマ
- 京都河原町警察署を舞台に、副署長・池永清美が独自捜査で事件を解決していく物語
- 船越英一郎が連続ドラマ初主演を務め、「2時間ドラマの帝王」の新たな魅力を見せた
- 田中美里が池永清美の妹・池永佳子役で出演し、兄妹の絆が物語の軸となる
- 宇梶剛士が熱血刑事・平松純平役を好演
- 萬田久子が女性署長・藤原あきら役で存在感を発揮
- 本田博太郎が警務課長・近藤時男役でコミカルな要素を担当
- 石丸謙二郎が刑事課長・野沢健作役を演じる
- 風間俊介が第2シリーズから新人刑事・福来俊輔役で参加
- キャッチコピー「全編が”解決篇”」の通り、犯人を自首へ導く独自のスタイル
- 主題歌は川嶋あい「君に・・・・・」「カケラ」、藤澤ノリマサ「Domani〜明日をつかまえて〜」
- 平均視聴率は第1シリーズ13.5%、第2シリーズ11.8%、第3シリーズ11.1%を記録
- 京都の情緒ある街並みを背景にした独特の雰囲気が魅力
- 制作はテレビ朝日・東映、脚本は塩田千種、岩下悠子、櫻井武晴らが担当
- 刑事ドラマでは珍しく死人が少なく、温かい読後感を与える作品
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本記事で紹介している『その男、副署長〜京都河原町署事件ファイル〜』は、テレビ朝日・東映の著作物です。本記事は作品の紹介を目的としており、著作権を侵害する意図はありません。


