
NHK連続テレビ小説『あさが来た』は、2015年秋から放送され平均視聴率23.5%という当時の朝ドラ最高記録を打ち立てた話題作です。幕末の京都に生まれたおてんば娘・あさが、大阪の両替屋に嫁ぎ、炭鉱経営から銀行創設、女子大学設立支援まで次々と道を切り開いていく姿を描きます。波瑠演じる主人公あさ、ディーン・フジオカ演じる五代友厚など豪華キャストが集結。この記事では、キャスト・相関図・あらすじから最終回・主題歌まで、作品の魅力を余すところなく解説します。
- 波瑠主演・宮崎あおいとのダブルヒロイン形式という珍しい構成
- 主人公あさのモデルは実在の女性実業家・広岡浅子
- ディーン・フジオカ演じる「五代様」が社会現象を巻き起こした
- 今井家・加野屋・山王寺屋を軸にした相関図がわかる
- 主題歌はAKB48「365日の紙飛行機」
- NHKオンデマンド・U-NEXTで配信中
『あさが来た』キャスト・相関図の基本情報とあらすじ

『あさが来た』は、NHK大阪放送局が制作した連続テレビ小説第93作です。脚本は大森美香が担当し、原作は古川智映子の小説『土佐堀川』。実在の女性実業家・広岡浅子の生涯をモデルに、女性が表舞台に立つことが許されなかった時代に実業の世界へ飛び込んだ一人の女性の半生を描きます。物語の舞台となるのは、幕末から明治へと社会が根底から覆る激動の時代。武士が政治と経済を握っていた江戸の仕組みが崩れ、両替商をはじめとする旧来の商売が存続の危機に立たされるなか、あさは旧弊にとらわれず炭鉱・銀行・保険・教育といった近代産業へと果敢に挑んでいきます。朝ドラ史上初めて江戸時代(幕末)から物語が始まった作品としても知られ、波瑠と宮崎あおいという二人のヒロインを姉妹として据えたダブルヒロイン形式も大きな話題を呼びました。ここではまず作品の基本情報とキャスト、相関図、そしてあらすじの序盤から終盤までを整理していきます。
- 連続テレビ小説第93作(2015年度後期)
- 脚本は大森美香、原作は古川智映子『土佐堀川』
- モデルは女性実業家・広岡浅子
- 制作はNHK大阪放送局
- ダブルヒロイン形式という珍しい構成
『あさが来た』基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | あさが来た |
| 放送期間 | 2015年9月28日〜2016年4月2日 |
| 放送局 | NHK(総合・BSプレミアム) |
| 放送枠 | 月〜土 8:00〜8:15 ほか |
| 話数 | 全156回 |
| 原作 | 古川智映子『小説 土佐堀川』(潮出版社) |
| 脚本 | 大森美香 |
| 演出 | 西谷真一、新田真三 ほか |
| 音楽 | 林ゆうき |
| 平均視聴率 | 23.5%(最高27.2%) |
『あさが来た』キャスト・相関図
物語は、京都の豪商・今井家の姉妹を中心に展開します。妹のあさは大阪の両替屋・加野屋(白岡家)の次男・新次郎に嫁ぎ、姉のはつは同じく両替商・山王寺屋の眉山惣兵衛に嫁ぎます。あさを取り巻く加野屋には、商いの信用を重んじる義父・正吉、気の強い義母・よの、のちに加野銀行の頭取となる義弟・榮三郎がおり、家族ぐるみであさの挑戦を支えていきます。そして、あさの人生を大きく変える導き手となるのが、薩摩藩士で実業家の五代友厚です。今井家・加野屋・山王寺屋という三つの家を軸に、五代との関係を加えて見ると物語の構図がつかみやすくなります。以下の相関図で主要人物の役名・俳優・関係性を整理します。
| 役名 | 俳優 | 関係・役どころ |
|---|---|---|
| 白岡あさ(今井あさ) | 波瑠 | 主人公。今井家の次女、加野屋に嫁ぐ女性実業家 |
| 白岡新次郎 | 玉木宏 | あさの夫。加野屋の次男 |
| 五代友厚(五代才助) | ディーン・フジオカ | 薩摩藩士・実業家。あさの導き手 |
| 今井はつ(眉山はつ) | 宮崎あおい | あさの姉。山王寺屋に嫁ぐもう一人のヒロイン |
| 今井梨江 | 寺島しのぶ | あさとはつの母 |
| 白岡正吉 | 近藤正臣 | あさの義父。加野屋の当主 |
| 白岡よの | 風吹ジュン | あさの義母 |
| 眉山惣兵衛 | 柄本佑 | はつの夫。山王寺屋の跡取り |
| 白岡榮三郎 | 桐山照史 | あさの義弟。加野銀行の頭取 |
| 田村宜 | 吉岡里帆 | あさのもとで働く秘書見習い |
主要キャスト紹介
波瑠(白岡あさ役)
ヒロイン・白岡あさを演じる波瑠。京都・今井家の次女として生まれ、相撲観戦や算術を愛する型破りなおてんば娘が、大阪の加野屋に嫁いでからは持ち前の好奇心と商才を発揮し、炭鉱経営・加野銀行の創設・生命保険事業・女子大学設立支援へと次々に道を切り開いていきます。失敗を恐れずに前へ進む明るさと、決してあきらめない芯の強さを、波瑠は瑞々しい表情で体現しました。本作で一躍ブレイクし、朝ドラヒロインとしての評価を確立した出世作です。モデルは実在の女性実業家・広岡浅子で、波瑠は実在人物の生き方に重みを与える熱演を見せました。
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玉木宏(白岡新次郎役)
あさの夫・新次郎を演じる玉木宏。加野屋の次男で、三味線や芸事に没頭する一見道楽者ですが、実は人脈が広く商売の機微にも通じた懐の深い人物です。商いに突き進むあさを束縛するどころか、「あさには好きにさせたらええ」と背中を押し、時に陰から支える理想の夫として、多くの視聴者の心をつかみました。表立って前に出ることはなくとも、あさの最大の理解者であり続ける新次郎の包容力を、玉木宏は柔らかな佇まいと色気で演じきり、作品全体に温かな空気をもたらしています。
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ディーン・フジオカ(五代友厚役)
薩摩藩士であり、のちに大阪の実業界を牽引する実在の人物・五代友厚を演じるディーン・フジオカ。商いに迷うあさの前に現れ、その才能と志を見抜いて人生の方向を大きく変える導き手となります。新しい時代の経済を見据える広い視野と、あさを励ます言葉の数々が視聴者の胸を打ち、その知的で凛々しい佇まいから「五代様」として絶大な人気を獲得。ロスを惜しむ声が殺到する社会現象を巻き起こしました。流暢な所作と気品ある演技で、本作はディーン・フジオカの名を一躍知らしめる出世作となりました。
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宮崎あおい(今井はつ役)
あさの姉・はつを演じる宮崎あおい。琴や裁縫といった習い事に熱心で、おしとやかな良家の娘らしいはつは、妹あさとは対照的な存在です。両替商・山王寺屋の眉山惣兵衛に嫁ぎますが、武士の時代の終焉とともに嫁ぎ先が没落。慣れない農作業や暮らしの苦労を重ねながらも、決して取り乱さず、家族を支えて気丈に生き抜きます。あさが「動」なら、はつは静かに耐え忍ぶ「静」のヒロイン。宮崎あおいは内に秘めた強さと優しさを繊細に表現し、もう一人のヒロインとして物語に深い陰影を与えました。
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寺島しのぶ(今井梨江役)
あさとはつの母・今井梨江を演じる寺島しのぶ。京都の豪商・今井家を支える責任感の強い良妻賢母で、二人の娘の行く末を案じながら、それぞれの嫁ぎ先での幸せを願い続けます。時に厳しく、時に温かく娘たちを見守る母の存在感を、寺島しのぶは落ち着いた佇まいで丁寧に演じ、物語の根底に流れる家族の絆を確かなものにしました。
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近藤正臣(白岡正吉役)
あさの義父で加野屋の当主・白岡正吉を演じる近藤正臣。「商いは信用第一」を信条とする老舗の主で、嫁いできたあさの型破りな商才をいち早く見抜き、女性であることにとらわれず後押しする大きな器の持ち主です。あさにとって最良の理解者の一人であり、近藤正臣は重厚かつ味わい深い演技で、加野屋という商家の精神的支柱を見事に体現しました。
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風吹ジュン(白岡よの役)
あさの義母・白岡よのを演じる風吹ジュン。やや強気で気の強い性格で、当初は嫁いできたあさの破天荒な言動に厳しく接しますが、あさの真っ直ぐな心と行動力に触れるうちに、次第に深い信頼を寄せていきます。嫁姑の関係が温かな絆へと変わっていく様子を、風吹ジュンはユーモアと情を交えて好演し、加野屋の家庭に彩りを添えました。
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柄本佑(眉山惣兵衛役)
はつの夫・眉山惣兵衛を演じる柄本佑。両替商・山王寺屋の跡取りで、当初は親の決めた縁談で嫁いできたはつに冷淡な態度をとりますが、家業の没落という逆境をともに乗り越えるなかで、妻への愛情を深く自覚していきます。頼りなげだった若旦那が、苦難を経て一家の柱として成長していく姿を、柄本佑は不器用さと誠実さをにじませながら丁寧に表現し、はつとの夫婦の物語を本作屈指の感動的なドラマへと押し上げました。
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あらすじ
序盤の舞台は幕末の京都です。豪商・今井家の次女として生まれたあさは、相撲観戦や算術が大好きで、女の子らしいおしとやかさとは無縁の型破りなおてんば娘。一方、姉のはつは琴や裁縫に親しむ良家の娘らしい優等生で、対照的な姉妹として育ちます。やがて親同士の約束により、あさは大阪の両替屋・加野屋の次男・新次郎と、はつは同じく両替商・山王寺屋の眉山惣兵衛と縁談が決まります。激動の時代へと足を踏み出した二人は、それぞれの嫁ぎ先へ。あさは加野屋で、芸事にうつつを抜かすように見える新次郎に戸惑いながらも、商家の暮らしと両替商という商売の奥深さに少しずつ触れていきます。
中盤では、時代が幕末から明治へと大きく移り変わります。明治維新によって武士という最大の取引先を失い、各地の両替商が次々と苦境に立たされるなか、あさは加野屋を守るため必死に奔走します。そんなとき、人生を変える出会いが訪れます。薩摩藩士で実業家の五代友厚です。新しい時代の経済を見据える五代に背中を押されたあさは、まだ女性が商売の表に立つことなど考えられなかった時代に、九州の炭鉱経営という大事業へ単身乗り込んでいきます。荒くれ者の坑夫たちと向き合い、危険と隣り合わせの現場で信頼を勝ち取っていくあさの姿は、本作屈指の見せ場です。一方、はつの嫁ぎ先・山王寺屋は時代の波に飲まれて没落。慣れない田舎暮らしと貧しさに苦しみながらも、はつは夫・惣兵衛とともに歯を食いしばって生き抜いていきます。明と暗、動と静、対照的な道を歩む姉妹の対比が、物語に厚みを与えます。
終盤では、あさは炭鉱経営の成功を足がかりに、ついに加野銀行を創設。さらに生命保険事業にも乗り出し、女性実業家として確固たる地位を築いていきます。そして晩年、あさが最後の情熱を注ぐのが、女性のための高等教育機関、すなわち日本初の女子大学の設立支援です。「女性も学び、社会で活躍できる時代を」という強い願いのもと、周囲の偏見や資金の壁に立ち向かいながら夢の実現へと奔走します。女性が表に出ることを許されなかった時代に、好奇心と行動力だけを武器に次々と道を切り開いていくあさの生き方と、苦難を乗り越えて寄り添い続ける姉・はつとの揺るぎない絆が、感動的に描かれていきます。
『あさが来た』キャスト・相関図の見どころと最終回

『あさが来た』の最大の見どころは、何といっても主人公あさのバイタリティあふれる生き方と、姉妹の絆です。女性が実業に関わることが異例だった時代に、好奇心と行動力だけを頼りに道を切り開いていくあさの姿は、現代の視聴者にも大きな勇気を与えてくれます。とりわけ、あさと五代友厚の関係性は本作の核と言えるものです。恋愛とも師弟ともつかない、互いの志を尊敬し合う深い結びつきが多くの視聴者の心を捉え、五代の退場回には惜別の声が殺到しました。また、商売に突き進むあさを縛らず、笑顔で支え続ける夫・新次郎との夫婦のあり方も、本作が長く愛される理由のひとつです。脇を固める加野屋の人々や、対照的な道を歩む姉・はつの物語も含め、群像劇としての厚みも見逃せません。ここでは最終回や主題歌、配信情報まで、見どころをさらに掘り下げて紹介します。
- あさのバイタリティと姉妹の絆が最大の見どころ
- 「五代様」人気は社会現象に発展した
- 主題歌はAKB48「365日の紙飛行機」
- 橋田賞など数々の賞を受賞
- NHKオンデマンド・U-NEXTで配信中
最終回・結末
物語の終盤、あさは女性実業家として確固たる地位を築き、日本初の女子大学設立支援という生涯最大の夢に向かって尽力します。資金集めや周囲の偏見との闘いを乗り越え、女性が学べる場をつくろうとするあさの情熱は、新しい時代を担う若い女性たちへと受け継がれていきます。あさのもとで働く秘書見習い・田村宜のような、新時代の女性が育っていく姿も象徴的に描かれます。事業の面では、義弟・榮三郎が加野銀行の頭取として家業を継承し、商家の暖簾と志が次の世代へと確かに渡されていきます。最終回では、おてんば娘だったあさが、多くの人々の人生を照らし、後進の道を切り開く大きな存在へと成長した姿が描かれます。生涯にわたり変わらず寄り添い続けた夫・新次郎との夫婦愛、そして姉・はつとの絆とともに、温かな余韻を残して物語は幕を閉じます。実在のモデル・広岡浅子の功績を重ね合わせながら、一人の女性が時代に残した大きな足跡を讃える、感動的な結末となっています。
主題歌・音楽
本作の主題歌は、AKB48の「365日の紙飛行機」です。穏やかで前向きなメロディと、人生を紙飛行機にたとえて夢に向かって進む人の背中を押す歌詞が、好奇心のままに道なき道を切り開いていくあさの生き方と見事に重なり合い、ドラマとともに大ヒットを記録しました。朝の放送にふさわしい爽やかさと温かさを備えた一曲として、放送終了後も歌い継がれる名曲となっています。劇伴音楽は林ゆうきが担当し、商家の活気あふれる場面から姉妹の別れの場面まで、時代の移り変わりや登場人物の感情を豊かに彩り、ドラマの世界観を音楽の面から力強く支えています。
▼ 主題歌を聴く
配信情報
『あさが来た』は、NHKオンデマンドおよびU-NEXTで配信されています。全156回をまとめて視聴できるため、見逃した方も最初から物語を追うことができます。なお、配信状況は時期によって変動するため、視聴の際は各サービスの公式サイトで最新の配信状況を確認することをおすすめします。ブルーレイ・DVDの完全版BOXも発売されており、手元でじっくり楽しみたい方はそちらも選択肢となります。
『あさが来た』キャスト・相関図まとめ
- 『あさが来た』はNHK連続テレビ小説第93作(2015年度後期)
- 放送期間は2015年9月28日〜2016年4月2日の全156回
- 脚本は大森美香、原作は古川智映子『小説 土佐堀川』
- 主人公・白岡あさのモデルは実在の女性実業家・広岡浅子
- 主人公あさを波瑠が演じ本作でブレイクした
- 夫・新次郎を玉木宏が演じ理想の夫として人気を集めた
- 五代友厚をディーン・フジオカが演じ「五代様」として社会現象に
- 姉・はつを宮崎あおいが演じダブルヒロイン形式を実現
- 母・梨江を寺島しのぶ、義父・正吉を近藤正臣が演じた
- 義母・よのを風吹ジュン、はつの夫・惣兵衛を柄本佑が演じた
- 相関図は今井家・加野屋・山王寺屋を軸に構成される
- あらすじは幕末の京都から明治の大阪・東京へと展開する
- あさは炭鉱経営・加野銀行創設・女子大学設立支援に尽力する
- 朝ドラ史上初めて江戸時代(幕末)から始まった作品
- 平均視聴率23.5%(最高27.2%)と当時の朝ドラ最高記録を樹立
- 橋田賞や東京ドラマアウォード作品賞など数々の賞を受賞
- 主題歌はAKB48「365日の紙飛行機」、劇伴音楽は林ゆうき
- NHKオンデマンド・U-NEXTで配信中(状況は要確認)
『あさが来た』は、激動の時代を好奇心と商才で駆け抜けた女性の物語であり、姉妹の絆や夫婦愛など普遍的な人間ドラマにあふれた名作です。豪華キャストの熱演とともに、ぜひ配信であさの生き方を見届けてみてください。
公式情報・出典(参照元)
© NHK
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