
2008年から2009年にかけて放送されたNHK連続テレビ小説『だんだん』は、双子の姉妹が主人公という朝ドラ史上でも珍しい設定で話題を呼んだ作品です。三倉茉奈さんと三倉佳奈さんの実の双子姉妹がダブル主演を務め、島根県松江市と京都祇園を舞台に、生まれてすぐに離れ離れになった二人が運命の再会を果たし、歌手として活躍する姿を描きました。「だんだん」とは出雲弁で「ありがとう」という意味を持ち、愛と感謝をテーマにした心温まるストーリーが多くの視聴者の心を掴みました。本記事では、『だんだん』朝ドラのキャスト・相関図、あらすじ、最終回、主題歌まで詳しく解説していきます。
この記事のポイント - 『だんだん』は三倉茉奈・三倉佳奈の実の双子がダブル主演を務めた朝ドラ第79作 - 島根県松江市と京都祇園を舞台に、離れ離れになった双子の姉妹の運命を描く - 竹内まりやが主題歌「縁(えにし)の糸」を担当し、ナレーションも務めた - 劇中歌「いのちの歌」は結婚式や卒業式の定番曲として現在も歌い継がれている - 平均視聴率16.2%を記録し、最終回は18.2%と高視聴率で幕を閉じた - 島根県が連続テレビ小説の主な舞台になるのは本作が初めて
『だんだん』朝ドラのキャスト・相関図と基本情報

『だんだん』はNHK大阪放送局が制作した連続テレビ小説第79作目の作品です。実の双子である三倉茉奈さんと三倉佳奈さんが、生まれてすぐに離れ離れになった双子の姉妹・めぐみとのぞみを演じ、島根県松江市と京都祇園という二つの地を舞台に物語が展開されます。脚本は森脇京子さんが担当し、音楽は村松崇継さんが手がけました。村松さんは朝ドラ史上最年少で『天花』(2004年)を担当して以来、2度目の朝ドラ音楽担当となりました。縁結びの神様として知られる出雲大社で双子が再会するという設定は、「ご縁」をテーマにした本作にぴったりの演出となっています。
チェックポイント - NHK大阪放送局制作の連続テレビ小説第79作目 - 実の双子・三倉茉奈と三倉佳奈がダブル主演 - 島根県松江市と京都祇園が主な舞台 - 「だんだん」は出雲弁で「ありがとう」の意味 - 島根県が朝ドラの主な舞台になるのは史上初
『だんだん』朝ドラの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | だんだん |
| 放送期間 | 2008年9月29日〜2009年3月28日 |
| 放送回数 | 全150回 |
| 放送時間 | 月〜土 8:15-8:30 |
| シリーズ | NHK連続テレビ小説 第79作 |
| 制作 | NHK大阪放送局 |
| 脚本 | 森脇京子 |
| 音楽 | 村松崇継 |
| 語り | 竹内まりや |
| 主題歌 | 「縁(えにし)の糸」竹内まりや |
| 平均視聴率 | 16.2% |
| 最高視聴率 | 18.7% |
| 初回視聴率 | 16.8% |
| 最終回視聴率 | 18.2% |
『だんだん』朝ドラのキャスト一覧
| 俳優名 | 役名 | 役柄 |
|---|---|---|
| 三倉茉奈 | 田島めぐみ | 主人公(双子の姉)、島根県松江市育ち、シジミ漁師の娘 |
| 三倉佳奈 | 一条のぞみ(舞妓名:夢花) | 主人公(双子の妹)、京都祇園の舞妓 |
| 吉田栄作 | 田島忠 | めぐみの父、シジミ漁師 |
| 石田ひかり | 一条真喜子 | のぞみの母、京都祇園の芸妓 |
| 鈴木砂羽 | 田島嘉子 | 忠の妻、めぐみの育ての親 |
| 三林京子 | 田島初枝 | 忠の母、田島家の祖母 |
| 藤村志保 | 花村久乃 | 京都祇園の置屋「花むら」の女将 |
| 京野ことみ | 花鶴 | 「花むら」の芸妓 |
| 山口翔悟 | 石橋友也 | めぐみとのぞみに関わる人物 |
| 伊武雅刀 | - | 出演 |
| 夏八木勲 | - | 出演 |
| 岸部一徳 | - | 出演 |
| 竹内まりや | ナレーター | 語り・主題歌担当 |
主要キャスト紹介
三倉茉奈(田島めぐみ役)
本作のダブル主演の一人として田島めぐみを演じるのは三倉茉奈さんです。めぐみは島根県松江市で育ったシジミ漁師の娘で、幼なじみとバンド「シジミジル」を結成して路上ライブを楽しむ明るい高校3年生です。三倉茉奈さんは1996年度下半期の朝ドラ『ふたりっ子』でヒロインの子供時代を演じており、本作で再び朝ドラに出演。以前に出演歴のある俳優が再度別作品でヒロインを演じるのは朝ドラ史上初の快挙となりました。
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三倉佳奈(一条のぞみ役)
もう一人のダブル主演として一条のぞみを演じるのは三倉佳奈さんです。のぞみは京都祇園の花街で舞妓・夢花として芸の道に打ち込む18歳。先輩芸妓でもある母・真喜子のもとで厳しい修業を積んでいます。三倉佳奈さんもまた『ふたりっ子』でヒロインの子供時代を演じており、姉の茉奈さんとともに実の双子ならではの息の合った演技を見せました。二人は「マナカナ」の愛称で親しまれ、本作の放送中も大きな話題となりました。
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吉田栄作(田島忠役)
めぐみの父・田島忠を演じるのは吉田栄作さんです。忠は宍道湖でシジミ漁を営む漁師で、元妻の真喜子と離婚後、めぐみを連れて故郷の松江に戻りました。娘のめぐみを男手一つで育ててきた愛情深い父親で、めぐみの夢を応援しつつも心配する姿が印象的です。吉田栄作さんの温かみのある演技が、物語に深みを与えています。
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石田ひかり(一条真喜子役)
のぞみの母・一条真喜子を演じるのは石田ひかりさんです。真喜子は京都祇園で芸妓として活躍しており、娘ののぞみを舞妓として育てています。元夫の忠と離婚後、のぞみを一人で育ててきました。石田ひかりさんは1992年度下半期の朝ドラ『ひらり』で主演を務めており、本作では主人公の母親役として出演。朝ドラファンにとっては懐かしい顔ぶれの登場となりました。
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鈴木砂羽(田島嘉子役)
忠の妻でめぐみの育ての親・田島嘉子を演じるのは鈴木砂羽さんです。嘉子は料理が得意で演歌好きな明るい性格の女性。1983年に忠と結婚し、血のつながりはないもののめぐみを実の娘のように愛情深く育ててきました。鈴木砂羽さんの朗らかな演技が、田島家の温かい家庭の雰囲気を演出しています。
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竹内まりや(ナレーター)
本作の語りを担当するのは竹内まりやさんです。竹内さんは島根県出雲の出身で、縁結びの神様のお膝元で生まれ育ったことから、「ご縁」をテーマにした本作の語り手として最適な人選でした。主題歌「縁(えにし)の糸」も担当し、作品全体に温かみのある雰囲気を与えています。また、挿入歌「いのちの歌」の作詞も「Miyabi」名義で担当しています。
『だんだん』朝ドラのあらすじ
物語は島根県松江市と京都祇園、二つの地から始まります。
運命の出会い
島根県松江市に住む田島めぐみは、シジミ漁師の父・忠のもと、幼なじみとバンド「シジミジル」を結成して路上ライブを楽しんでいる高校3年生。明るく元気な彼女は、宍道湖のほとりで青春を謳歌していました。一方、京都祇園では、一条のぞみが舞妓・夢花として芸の道に打ち込んでいました。先輩芸妓でもある母・真喜子のもと、厳しい修業の日々を送る18歳です。
生まれてすぐに離れ離れとなり、お互いが双子であることも知らずに育った二人。彼女たちは縁結びの地・出雲大社で運命の再会を果たします。そっくりな容姿に驚きながらも、二人は次第に惹かれ合い、本当の姉妹であることを知っていきます。
歌手への道
双子であることを知っためぐみとのぞみは、やがて二人で歌手デビューを目指すようになります。めぐみのバンド「シジミジル」で培った音楽の才能と、のぞみの芸事で鍛えられた表現力が合わさり、二人は歌手として注目を集めていきます。
人気絶頂期を迎えた二人でしたが、様々な困難が待ち受けていました。家族の問題、芸能界の厳しさ、そして二人の間に生まれる葛藤。それでも「だんだん(ありがとう)」という感謝の気持ちを忘れずに、二人は困難を乗り越えていきます。
それぞれの道へ
やがて二人は歌手ユニットを解散することを決意します。人気絶頂期での解散は周囲を驚かせましたが、二人はそれぞれの新しい人生を歩み始めることを選びました。めぐみは生まれ育った松江へ戻り、のぞみは京都で新たな挑戦を始めます。
離れていても、双子の絆は変わることなく、お互いを支え合いながら、それぞれの場所で自分らしい人生を歩んでいきます。「愛」「産んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」「あなたに出会えてありがとう」という感謝のメッセージが、物語全体を通して描かれています。
『だんだん』朝ドラの最終回と主題歌を徹底解説

『だんだん』は2009年3月28日に最終回を迎え、視聴率18.2%という高い数字を記録しました。全150回にわたって描かれた双子の姉妹の物語は、多くの視聴者の心に深い感動を残しました。ここでは最終回の展開や、作品を彩った音楽について詳しく解説していきます。主題歌「縁(えにし)の糸」や挿入歌「いのちの歌」は、放送終了後も長く愛され続けている名曲です。
チェックポイント - 最終回視聴率は18.2%を記録 - 主題歌「縁(えにし)の糸」は竹内まりやが作詞・作曲 - 挿入歌「いのちの歌」は結婚式や卒業式の定番曲に - 竹内まりやが2012年にセルフカバー - NHKオンデマンドやDVDで視聴可能
最終回ネタバレ
※ここから先は最終回のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
歌手ユニットを解散した後、めぐみは故郷の松江へ、のぞみは京都へと、それぞれの道を歩み始めます。離れ離れになっても、双子の絆は決して途切れることなく、お互いを支え合いながら新たな人生を歩んでいきます。
最終回では、それぞれの地で自分らしい生き方を見つけた二人の姿が描かれました。めぐみは松江で、のぞみは京都で、それぞれが「だんだん(ありがとう)」という感謝の気持ちを胸に、前を向いて歩んでいきます。
物語を通じて描かれた「愛」と「感謝」のテーマは、最終回で大きな感動とともに結実しました。生まれてすぐに離れ離れになりながらも、運命的な再会を果たし、ともに歌手として活躍し、そして再びそれぞれの道を歩む二人。その姿は、家族の絆や人と人とのつながりの大切さを改めて感じさせてくれるものでした。
主題歌・音楽
本作の主題歌は竹内まりやさんの「縁(えにし)の糸」です。
竹内まりやさんは島根県出雲の出身で、縁結びの神様として知られる出雲大社のお膝元で生まれ育ちました。「ご縁」をテーマにした歌を書きたいという思いを以前から持っていた竹内さんは、本作の主題歌依頼を快諾。作詞・作曲を手がけ、夫である山下達郎さんがアレンジを担当しました。バックコーラスには竹内まりやさん、大貫妙子さん、EPOさんの豪華な顔ぶれが参加しています。
2008年11月26日にシングルとしてリリースされた「縁(えにし)の糸」は、竹内まりやさんの37枚目のシングルとなりました。
また、挿入歌として使用された「いのちの歌」は、劇中の音楽ユニット「シジミジル」が作った唯一のオリジナルソングという設定で、第96回(2009年1月24日放送)で初めて劇中に登場しました。作詞は竹内まりやさん(Miyabi名義)、作曲は音楽担当の村松崇継さんが手がけています。
「人と人との出会い、縁、そして共に生きていくことの尊さ」を歌った内容が幅広い世代から支持を集め、結婚式や卒業式で歌われ続けている名曲となっています。2012年には竹内まりやさんがセルフカバーを発表し、2020年にはシングルが再発売されてオリコン週間ランキング1位を獲得するなど、放送終了後も長く愛され続けています。