【中国ドラマ】『長相思』のあらすじを解説

2023年に中国で配信され、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録したロマンスファンタジー時代劇『長相思』。原作は『宮廷女官 若曦』などで知られる大人気作家、桐華（トン・ホア）の同名小説です。壮大な世界観の中で繰り広げられる、記憶を失った王姫と彼女を愛する4人の男性の切ない愛の物語は、多くの視聴者の心を掴みました。本記事では、その複雑で魅力的な『長相思』のあらすじ、登場人物、見どころを徹底的に解説します。壮大な物語の核心に触れる前に、まずは本記事のポイントを押さえておきましょう。

【中国ドラマ】『長相思』のあらすじ

『長相思』とは？放送時期・基本情報

『長相思』（ちょうそうし、原題：长相思）は、2023年7月からTencent Video（騰訊視頻）で配信された中国のテレビドラマです。全39話からなる第1部が配信されると、瞬く間にその人気は広がり、2023年のサマーシーズンのドラマランキングで1位を獲得するなど、数々の記録を塗り替えました。

原作は、ベストセラー作家である桐華（トン・ホア）が手がけた同名の長編小説。中国の古代神話をベースにした壮大な世界観の中で、愛と憎しみ、そして国家間の陰謀が複雑に絡み合う壮大な物語が描かれています。監督は『宮廷の茗薇＜めいび＞～時をかける恋』などを手掛けたチン・ジェンが務め、原作の持つ重厚な世界観とキャラクターたちの繊細な感情の機微を見事に映像化しました。

物語の舞台は、西炎（せいえん）、辰栄（しんえい）、皓翎（こうれい）という三国が覇権を争う上古の時代。神族、人族、妖族が共存する世界で、運命に翻弄される登場人物たちの生き様が、壮大なスケールで描かれます。ロマンスだけでなく、権力闘争や家族の絆、自己犠牲といった普遍的なテーマが織り込まれており、幅広い層の視聴者から支持を得ています。

主要キャストと登場人物一覧（小夭、瑲玹、塗山璟、相柳）

本作の魅力は、なんといっても個性豊かで複雑な背景を持つキャラクターたちです。主人公と彼女をめぐる4人の男性は、それぞれが異なる魅力を放ち、物語に深みを与えています。

• 小夭（しょうよう）／玟小六（びんしょうりく）：ヤン・ズー（楊紫）皓翎国の王姫でありながら、幼い頃に身分を失い、記憶をなくしてしまいます。その後、清水（せいすい）鎮という小さな町で、男性の医師「玟小六」として正体を隠して生きています。明るくたくましい性格ですが、その裏では誰にも心を開けない孤独と、自身の出自を知りたいという渇望を抱えています。ヤン・ズーが、男勝りな玟小六と、気品あふれる王姫・小夭という二つの顔を見事に演じ分けている点も大きな見どころです。
• 瑲玹（そうげん）：チャン・ワンイー（張晩意）西炎国の王子で、小夭の従兄。幼い頃に小夭と生き別れ、300年もの間、彼女の行方を捜し続けています。天下統一という大きな野望を抱き、そのためには非情な決断も厭わない冷徹な一面を持っていますが、小夭に対してだけは深い愛情と執着を見せます。彼の愛は、兄妹愛なのか、それとも男女の愛なのか、その複雑な感情が物語の重要な鍵を握ります。
• 塗山璟（とさんけい）／葉十七（ようじゅうしち）：ダン・ウェイ（鄧為）四大世家の一つである塗山（とさん）氏の次期当主。しかし、兄の謀略によって酷い拷問を受け、心身ともに深い傷を負って死にかけていたところを玟小六（小夭）に救われます。献身的な看病によって一命を取り留めた彼は、小夭にだけ心を許し、「葉十七」という名を与えられて彼女に寄り添います。優しく穏やかで、ただひたすらに小夭だけを愛し続ける一途な姿は、多くの視聴者の心を打ちました。
• 相柳（そうりゅう）／防風邶（ぼうふうばい）：タン・ジェンツー（檀健次）辰栄国の反乱軍「辰栄義軍」の軍師。九つの頭を持つ海の妖怪で、白髪に白い衣をまとう美しい姿とは裏腹に、冷酷非情な性格で知られています。当初は小夭を利用するために近づきますが、彼女の持つ不思議な魅力と孤独に触れるうち、次第に惹かれていきます。素直に愛情を表現できず、敵対しながらも陰で小夭を命がけで守り続ける彼の存在は、物語に切なさと深みを与えています。

あらすじ（ネタバレなし）：王姫が身分を隠し、医師として生きる理由

物語は、皓翎国の王姫であった小夭が、なぜすべての記憶と霊力を失い、辺境の町で男性医師・玟小六として暮らしているのか、という謎から始まります。彼女は誰にも心を開かず、金にがめつく、ずる賢く立ち回ることで、かろうじて日々の生活を送っていました。彼女の願いは、ただ平穏に生きることと、自分の本当の居場所を見つけることだけでした。

そんな彼女の前に、運命を大きく揺るがす3人の男性が現れます。

一人は、瀕死の状態で倒れていたところを彼女に拾われた青年、葉十七（正体は塗山璟）。彼は小夭の献身的な治療で命を救われ、彼女に絶対的な忠誠と愛情を誓います。

もう一人は、白髪の美しい妖怪、相柳。彼は小夭の血が万病を癒すことを知り、彼女を捕らえては自身の傷の治療に利用します。最初は敵対関係にあった二人ですが、互いの孤独を知るうちに、言葉にはできない複雑な絆で結ばれていきます。

そして、人質として他国に送られていた西炎国の王子、瑲玹。彼は幼い頃に生き別れた従妹の小夭を長年探し続けており、その過程で偶然にも玟小六と出会います。しかし、変わり果てた姿の彼女が探していた小夭であるとは気づかず、彼女を疑い、冷たく突き放してしまいます。

小さな清水鎮で交錯する4人の運命。玟小六は、自身の過去を取り戻し、本当の自分として生きることができるのか。そして、彼女の心を射止めるのは一体誰なのか。壮大な愛と宿命の物語が、ここから幕を開けます。

第1部の物語：清水鎮での出会いと運命の再会

『長相思』第1部は、主に清水鎮を舞台に、小夭が玟小六として生きる中で、瑲玹、塗山璟、相柳と出会い、関係を深めていく過程が丁寧に描かれます。

玟小六としての生活は、決して楽なものではありませんでした。しかし、彼女が営む回春堂には、彼女を慕う町の住人や、彼女が拾って家族のように暮らす仲間たちがいました。そんなささやかな平穏は、3人の男性との出会いによって少しずつ変化していきます。

葉十七（塗山璟）との日々は、小夭に無償の愛と安らぎを与えました。自分のためにすべてを捧げようとする彼の純粋な愛情は、人間不信に陥っていた彼女の心を少しずつ溶かしていきます。

一方、相柳との関係は常に緊張感に満ちています。彼は力を使い、毒を操り、小夭を何度も危険な目に遭わせますが、その一方で、彼女が本当に困っているときには必ず現れて救いの手を差し伸べます。彼の行動の真意は謎に包まれており、視聴者をやきもきさせます。

そして、最も複雑なのが瑲玹との関係です。彼は小夭が探し求める唯一の家族でありながら、再会した当初はお互いの正体に気づきません。天下統一という野望のために心を閉ざしていた瑲玹は、玟小六の正体を疑い、彼女を拷問にかけるなど非情な態度をとります。しかし、後に彼女が探し続けた小夭であったことを知り、深い後悔と絶望に苛まれることになります。

物語が進むにつれて、小夭の失われた記憶と、彼女の出自に隠された秘密が少しずつ明らかになっていきます。そして、彼女は玟小六としての生活を捨て、皓翎国の王姫・小夭として生きることを決意します。しかし、それは同時に、彼女を取り巻く4人の男性との関係が、国家間の権力闘争や陰謀に巻き込まれていくことの始まりでもありました。第1部のラストは、それぞれの想いが交錯する中で、今後の波乱を予感させる衝撃的な展開で幕を閉じます。

ヒロインを巡る4人の男性たちとの関係性の見どころ

本作の最大の魅力は、ヒロイン小夭と彼女を愛する4人の男性たちが織りなす、四者四様の恋愛模様です。それぞれの関係性が異なる形で描かれており、視聴者は「推し」を見つけて物語に没入することができます。

• 瑲玹の愛：執着と独占欲瑲玹にとって小夭は、唯一心を許せる家族であり、彼の野望を支える精神的な拠り所です。しかし、その愛情は次第に歪んだ執着と独占欲へと変わっていきます。彼は小夭の幸せを願いながらも、彼女が自分の手の届かない場所へ行くことを恐れ、時に彼女を傷つける選択をしてしまいます。彼の愛は、権力と愛の間で揺れ動く、最も複雑で切ないものとして描かれています。
• 塗山璟の愛：献身と純愛塗山璟の愛は、見返りを求めない純粋で献身的なものです。彼は小夭が玟小六であった頃から、彼女のすべてを受け入れ、ただそばにいて支えることだけを望んでいます。彼の優しさと誠実さは、多くの傷を負った小夭の心を癒す唯一の光となります。しかし、彼自身も一族の問題や婚約者の存在に苦しめられ、その恋路は決して平坦ではありません。
• 相柳の愛：自己犠牲と守護相柳の愛は、言葉ではなく行動で示されます。彼は辰栄義軍の軍師という立場から、小夭と結ばれることはないと知りながら、彼女の知らないところで命を懸けて彼女を守り続けます。毒舌で冷酷な仮面の裏に隠された、深い愛情と自己犠牲の精神は、物語が進むにつれて明らかになり、多くの視聴者の涙を誘いました。
• 赤水豊隆の愛：友情と尊敬第1部の後半から登場する赤水豊隆（せきすいほうりゅう）は、四大世家の一つ、赤水氏の若様です。彼は王姫に戻った小夭の聡明さと気概に惹かれ、彼女に求婚します。彼の小夭への感情は、恋愛感情というよりも、良き友人としての尊敬や、政治的なパートナーとしての信頼に近いものです。彼の存在は、恋愛模様だけでなく、国家間の駆け引きにも影響を与えていきます。

これら4つの異なる愛の形が、小夭の運命と複雑に絡み合い、物語をより一層深く、感動的なものにしています。

原作小説とドラマの違いについて

ドラマ『長相思』は、桐華による原作小説の世界観を非常に忠実に再現していると高く評価されています。主要なストーリーラインやキャラクター設定は原作に沿っていますが、映像化にあたっていくつかの変更点や追加要素も見られます。

大きな違いの一つは、キャラクターの心情描写です。小説では、主に主人公・小夭の視点から物語が語られますが、ドラマでは他のキャラクター、特に瑲玹、塗山璟、相柳の視点や心情もより深く掘り下げられています。これにより、彼らの行動原理や小夭への想いがより分かりやすくなり、視聴者はそれぞれのキャラクターに感情移入しやすくなっています。

また、一部のサブキャラクターの役割が変更されたり、ドラマオリジナルのエピソードが追加されたりしています。これらの改変は、物語のテンポを良くし、視覚的な面白さを加えるための工夫と言えるでしょう。例えば、清水鎮での玟小六と仲間たちの日常風景は、ドラマでよりコミカルに、そして温かく描かれており、後のシリアスな展開との対比を際立たせています。

全体として、ドラマ版は原作ファンも納得のクオリティを保ちつつ、初めてこの物語に触れる視聴者にも楽しめるような配慮がなされています。原作を読んでからドラマを観るか、ドラマを観てから原作を読むか、どちらの楽しみ方もできる作品と言えるでしょう。

タイトルの『長相思』が意味するものとは？

『長相思』というタイトルは、中国の詩の形式の一つである「詞牌（しはい）」の名前に由来しており、「長く相思う」「終わらない恋しさ」といった意味を持ちます。このタイトルは、作品全体のテーマを見事に表現しています。

物語の中心にあるのは、登場人物たちが抱く、決して終わることのない「想い」です。

• 瑲玹が300年もの間、小夭を想い、探し続けた長い時間。
• 小夭が、自分の過去や家族を想い、本当の自分を取り戻そうとする切なる願い。
• 塗山璟が、命の恩人である小夭を一途に想い続ける、変わることのない愛情。
• 相柳が、立場を超えて小夭を想い、その幸せを陰から願い続ける、報われない想い。

これらの登場人物たちの「長く相思う」心が、物語を動かす原動力となっています。喜びや幸せだけでなく、すれ違いや別れ、そして死といった悲劇さえも、彼らの深い愛情から生まれます。タイトルに込められた意味を理解することで、この壮大な物語の切なさと美しさを、より一層深く感じることができるでしょう。

【中国ドラマ】『長相思』のあらすじを理解したら

相関図でわかる登場人物の複雑な関係性

『長相思』の物語を理解する上で、登場人物たちの複雑な関係性を把握することは非常に重要です。ここでは、主要な人物相関を整理してみましょう。

【中心人物】

• 小夭（玟小六）：物語の主人公。皓翎国の王姫だが、記憶を失い男性医師として生きる。

【小夭をめぐる男性たち】

• 瑲玹：西炎国の王子。小夭の従兄。幼い頃に生き別れ、彼女を捜し続ける。天下統一の野望を抱く。
• 塗山璟（葉十七）：四大世家・塗山氏の次期当主。小夭に命を救われ、献身的に彼女を愛する。
• 相柳：辰栄義軍の軍師。九頭の妖怪。小夭を利用する目的で近づくが、次第に惹かれていく。

【各国の王族・関係者】

• 西炎国：
  • 西炎王：瑲玹の祖父。
  • 阿念（あねん）：皓翎国の王女で、小夭の義理の妹。瑲玹に想いを寄せている。
• 皓翎国：
  • 皓翎王：小夭と阿念の父。
• 四大世家：
  • 赤水豊隆：赤水氏の若様。王姫に戻った小夭に求婚する。
  • 辰栄馨悦（しんえいしんえつ）：辰栄王族の末裔。瑲玹に想いを寄せ、彼の側室となる。

【関係性の概要】

小夭と瑲玹は従兄妹であり、幼い頃は兄妹のように育ちました。しかし、再会後は、瑲玹の小夭への想いが複雑に変化していきます。

塗山璟は小夭にとって命の恩人であり、最も信頼できる存在です。二人は相思相愛の関係にありますが、多くの障害が彼らの前に立ちはだかります。

相柳と小夭は、最初は敵対関係にありましたが、互いの孤独を理解し合ううちに、言葉では表現できない強い絆で結ばれます。

阿念は小夭を姉と慕う一方で、瑲玹を巡って恋のライバルともなります。また、辰栄馨悦も瑲玹を愛しており、小夭に対して嫉妬の炎を燃やします。

このように、恋愛関係だけでなく、家族の絆、主従関係、政治的な同盟や対立が複雑に絡み合い、予測不能な人間ドラマを生み出しているのです。

シーズン2（第二季）の放送はいつ？日本での配信予定

『長相思』は当初から第1部と第2部（シーズン2）の二部構成で制作されており、すでに撮影は完了しています。第1部が中国国内で驚異的な大ヒットとなったことから、ファンはシーズン2の配信を心待ちにしています。

2024年現在、中国本国でのシーズン2の正式な配信日はまだ発表されていません。これには、中国のドラマ配信に関する規定（放送前に当局の審査が必要など）が影響していると考えられています。しかし、制作側もファンの期待に応えるべく準備を進めているとされており、近いうちに朗報が聞けるのではないかと期待されています。

日本での配信については、第1部が動画配信サービスU-NEXTで独占配信され、大きな話題を呼びました。この人気を受け、シーズン2も同様にU-NEXTで配信される可能性が非常に高いと考えられます。正式な発表はまだですが、中国での配信開始後、比較的早い段階で日本でも視聴可能になることが期待されます。最新情報は、U-NEXTの公式サイトやドラマの日本版公式サイトなどで随時チェックすることをおすすめします。

シーズン2では、第1部で残された多くの謎や伏線が回収され、小夭と4人の男性たちの関係にも大きな決着が訪れると言われています。特に、天下統一を目指す瑲玹の戦いが本格化し、より一層スケールアップした物語が展開されることが予想されます。

視聴者の感想・評価は？SNSでの評判まとめ

『長相思』は配信開始直後から、各種SNSで絶賛の嵐が巻き起こりました。視聴者からは、特に以下のような点が高く評価されています。

• 俳優陣の卓越した演技力「ヤン・ズーの演技が神がかっている。男勝りな玟小六と、悲しみを秘めた王姫・小夭の演じ分けがすごい」「4人の男性キャストが全員魅力的すぎる。特に相柳役のタン・ジェンツーの切ない演技に涙が止まらない」「どのキャラクターも俳優がぴったりハマっていて、キャスティングが完璧」など、主演のヤン・ズーをはじめ、主要キャストの演技力を称賛する声が多数寄せられました。
• 原作へのリスペクトと完成度の高い脚本「原作ファンも納得の忠実な再現度」「ストーリーが重厚で、一度見始めると止まらない」「恋愛だけでなく、政治や陰謀の要素も面白く、見ごたえがある」など、原作の魅力を損なうことなく、ドラマとして昇華させた脚本を評価する声が多く見られました。
• 美しい映像と音楽「映像が映画のように綺麗で、世界観に引き込まれる」「衣装やセットが豪華で目の保養になる」「OSTが素晴らしく、ドラマの切ない雰囲気に合っている」といった、美術や音楽に対する高評価も目立ちました。
• 「推し」を選べない魅力的な男性キャラクターSNSでは「#長相思推しプレゼン」といったハッシュタグがトレンド入りするなど、「誰を推すか」で大きな盛り上がりを見せました。「一途な璟に幸せになってほしい」「報われない相柳が切なすぎて推すしかない」「野心家の瑲玹から目が離せない」など、視聴者がそれぞれのお気に入りのキャラクターに感情移入し、議論を交わす様子は、まさに社会現象と言えるほどの熱狂ぶりでした。

もちろん、長編であるため「中盤が少し長く感じた」といった意見も一部にはありましたが、全体としては、2023年を代表する傑作中国ドラマとして、多くの視聴者の心に深く刻まれた作品であることは間違いないでしょう。

動画配信サービスでの視聴方法（U-NEXTなど）

日本で『長相思』第1部を視聴するには、2024年8月現在、動画配信サービスU-NEXTが独占配信を行っています。

U-NEXTは、月額料金で見放題作品が楽しめるサービスで、中国ドラマのラインナップが非常に充実していることで知られています。『長相思』も月額プランに加入していれば、追加料金なしで全話視聴することが可能です。

U-NEXTには、初めて利用する人向けの31日間無料トライアルがあります。この期間を利用すれば、『長相思』を実質無料で楽しむことも可能です。無料期間中に解約すれば料金は一切かからないため、気軽に試すことができるのも魅力です。（※最新の配信状況やキャンペーン内容は、U-NEXT公式サイトで必ずご確認ください。）

今後、他の配信サービスや、BS/CS放送、DVDリリースなどが展開される可能性もありますが、いち早く『長相思』の世界に浸りたい方は、U-NEXTへの加入を検討するのが最も確実な方法と言えるでしょう。

主題歌・OST（オリジナルサウンドトラック）の魅力

『長相思』の魅力を語る上で欠かせないのが、物語を彩る美しい音楽です。本作のOST（オリジナルサウンドトラック）は、ドラマの世界観とキャラクターの心情に寄り添い、感動をより一層深いものにしています。

特に話題となったのが、主要キャスト自身が歌唱に参加している点です。

• オープニングテーマ「長相思」：主演のヤン・ズーが歌唱。ヒロイン・小夭の切ない心情を、透明感のある歌声で表現しています。
• エンディングテーマ「有你无你」：瑲玹役のチャン・ワンイーが歌唱。天下と愛の間で苦悩する瑲玹の想いが込められています。
• 挿入歌「愈」：塗山璟役のダン・ウェイが歌唱。小夭への一途で優しい愛情が伝わるバラードです。
• 挿入歌「偏愛」：相柳役のタン・ジェンツーも歌唱に参加しており、キャラクターの心情を歌い上げています。

このように、俳優たちが自身の演じる役のテーマソングを歌うことで、より深く感情が伝わり、視聴者は物語の世界に没入することができます。その他にも、実力派アーティストたちが参加した楽曲が多数収録されており、OSTアルバムも高い人気を誇っています。ドラマを視聴する際は、ぜひ音楽にも耳を傾けてみてください。

撮影の裏側と美しいロケ地情報

『長相思』の壮大で美しい世界観は、中国各地で行われた大規模なロケと、精巧に作られた巨大なセットによって生み出されました。

撮影は、風光明媚なことで知られる浙江省の横店影視城（Hengdian World Studios） をはじめとする、複数の撮影スタジオで行われました。横店影視城は「中国のハリウッド」とも呼ばれる世界最大級の映画・テレビ撮影基地であり、様々な時代の建築物が再現されています。本作のために、清水鎮の町並みや各国の王宮などが、細部にまでこだわって建設されました。

また、雄大な自然の風景もCGだけに頼らず、実際のロケ地で撮影されています。山々の風景や美しい川辺のシーンは、視聴者を古代神話の世界へと誘います。

制作チームは、衣装や小道具にも徹底的にこだわりました。キャラクターの地位や性格に合わせてデザインされた豪華な衣装は、5000着以上も制作されたと言われています。特に、小夭が王姫に戻ってからのきらびやかな衣装や、相柳の神秘的な白い衣裳は、キャラクターの魅力を一層引き立てています。

こうした制作陣の情熱とこだわりが、本作の重厚で幻想的な映像美を支えているのです。

ヤン・ズーら出演者の他のおすすめ作品

『長相思』で俳優たちの魅力に惹かれた方のために、主要キャストの他のおすすめ作品をいくつかご紹介します。

• ヤン・ズー（楊紫）子役から活躍する実力派女優。『霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜』では、本作同様に切ないファンタジーロマンスのヒロインを熱演し、大ヒットを記録しました。また、現代ドラマ『Go!Go!シンデレラは片想い』では、キュートな理系女子を演じ、ラブコメの女王としても人気を博しています。
• チャン・ワンイー（張晩意）シリアスな役柄に定評のある俳優。『喬家の末裔たち～ベスト・パートナー～』では、激動の時代を生きる一家の次男を演じ、その高い演技力が評価されました。時代劇から現代劇まで幅広くこなす、注目の俳優です。
• ダン・ウェイ（鄧為）その美しい容姿から「時代劇の貴公子」として人気急上昇中の俳優。『重紫（ちょうし）～甘く切ない南北朝の愛～』や『黒豊と白夕～天下の王IOS～』など、数々の人気時代劇に出演しています。本作の塗山璟役で、その人気を不動のものとしました。
• タン・ジェンツー（檀健次）アイドルグループのメンバーとしての経歴も持つ、歌もダンスもこなす多才な俳優。『君、花海棠の紅にあらず』では京劇の役者役を、『猟罪図鑑～見えない肖像画～』では天才プロファイラー役を演じるなど、役柄の幅広さが魅力です。本作の相柳役で、ミステリアスな魅力と演技力が高く評価され、大ブレイクを果たしました。

これらの作品を観ることで、『長相思』とはまた違った彼らの魅力を発見できるはずです。

【中国ドラマ】『長相思』のあらすじのまとめ

• 『長相思』は、桐華の同名小説を原作とした中国のロマンスファンタジー時代劇。
• 主人公は、身分を隠して男性医師・玟小六として生きる皓翎国の王姫・小夭。
• 主演はヤン・ズーが務め、複雑な背景を持つヒロインを見事に演じきっている。
• 小夭を愛する4人の男性として、チャン・ワンイー、ダン・ウェイ、タン・ジェンツー、ワン・ホンイーが出演。
• 物語の序盤は、清水鎮を舞台に小夭と男性たちの出会いが描かれる。
• 従兄である瑲玹（そうげん）は、行方不明の小夭を300年も探し続けている。
• 青丘の次期当主である塗山璟（とさんけい）は、命を助けられたことから小夭に一途な愛を捧げる。
• 九頭の妖怪である相柳（そうりゅう）は、小夭と敵対しながらも次第に惹かれ合い、陰から彼女を支える。
• 赤水族の若様・赤水豊隆（せきすいほうりゅう）は、王姫に戻った小夭に求婚する。
• 壮大な世界観と、神族・人族・妖族が共存する複雑な設定が魅力。
• ロマンスだけでなく、国家間の権力闘争や陰謀も描かれる重厚なストーリー。
• 美しい映像美や豪華な衣装・美術セットも見どころの一つ。
• 中国本国で大ヒットし、社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得した。
• 物語は第1部と第2部（シーズン2）で構成されている。
• 日本でもU-NEXTなどで配信が開始され、高い評価を得ている。
• 誰と結ばれるか予測不能な恋愛模様が、視聴者を惹きつける大きな要因。
• 各キャラクターの過去や背負った宿命が丁寧に描かれ、物語に深みを与えている。
• 切ない展開や登場人物たちのすれ違いに、涙する視聴者が続出している。
• 続編であるシーズン2への期待が非常に高まっている。

『長相思』は、単なる恋愛ドラマではなく、壮大な世界観の中で描かれる一大叙事詩です。運命に翻弄されながらも、愛を信じ、懸命に生きる登場人物たちの姿は、観る者の心に深い感動と余韻を残します。まだこの壮大な物語に触れていない方は、ぜひこの機会にご覧になってみてはいかがでしょうか。

参照元URL:

• U-NEXT『長相思』公式サイト: https://video.unext.jp/title/SID0095908
• 『長相思』日本版公式サイト: https://nbcuni-asia.com/chousoushi/
• 映画ナタリー「長相思」特集: https://natalie.mu/eiga/pp/chousoushi