
1995年の『星の金貨』の大ヒットを受け、1996年に放送された『続・星の金貨』。酒井法子、大沢たかお、竹野内豊による三角関係が再び視聴者の心を揺さぶった話題作です。聴覚と言語に障害を持つヒロイン・彩と二人の男性の純愛を描いた感動のドラマの詳細なあらすじをご紹介します。前作で秀一と別れて北海道に戻った彩のその後の物語は、より複雑で心を揺さぶる展開が待ち受けていました。
・『続・星の金貨』は1996年10月~12月に日本テレビで放送された水曜ドラマ
・前作から1年後の彩と拓巳の北海道での生活から始まる続編
・矢上俊明(沢村一樹)という新たな悪役キャラクターが登場
・拓巳の下半身不随、彩の失明など試練が続く展開
・秀一の死と彩の妊娠という衝撃の結末で完結
『続・星の金貨』のあらすじ

前作から1年後の彩と拓巳の穏やかな生活
前作『星の金貨』の結末から1年が経過し、倉本彩(酒井法子)と永井拓巳(竹野内豊)は北海道の美幌別診療所で穏やかな日々を送っていました。拓巳は「お前を待ってやる。ただし、百年だけな」という手話でのプロポーズの言葉通り、彩の心が癒されるのを辛抱強く待ち続けていたのです。
診療所での二人の生活は、まさに理想的なものでした。牛の出産を手伝ったり、患者さんたちと温かい交流を重ねたり、北海道の大自然の中で心安らぐ時間を過ごしていました。拓巳は医師として地域医療に貢献し、彩は看護助手として患者さんたちに愛情深く接していました。表面的には平和で幸せそうに見える二人でしたが、彩の心の奥底には今でも秀一への想いが残っていることを、拓巳は感じ取っていました。
そんなある日、東京にいる彩の親友である遠藤園子(西村知美)から結婚式の招待状が届きます。園子は前作でも彩の良き理解者として登場した人物で、彩にとって大切な友人でした。彩と拓巳は園子の幸せを祝うため、久しぶりに東京へと向かうことになります。この上京が、二人の運命を大きく変える転機となることを、この時はまだ誰も知りませんでした。
拓巳のプロポーズと赤いバラの箱の秘密
園子の結婚披露宴会場で、彩と拓巳は永井秀一(大沢たかお)と再会します。秀一は前作の最後で結城祥子と結婚し、彩とは別れたはずでしたが、その姿を見た瞬間、彩の心は激しく動揺しました。一方、拓巳も秀一を見つめる彩の表情の変化に気づき、不安を感じていました。
披露宴が終わった後、拓巳は彩に対して重大な決断を伝えます。それは、長い間温めていたプロポーズでした。拓巳は2つの小さな箱を彩の前に差し出し、こう言いました。「この箱の中には、それぞれ赤と白のバラの花が1本ずつ入っている。もしお前が赤のバラを引いたら結婚しよう。白だったらこの話はなかったことにして白紙に戻そう。これが俺にとってパンドラの箱のようなものだ」。
彩は迷いながらも、そっと一方の箱を選んで開けました。すると、中から赤いバラの花が1本現れました。拓巳は大喜びで「ヤッタ!!彩と結婚だ!!」と叫びましたが、彩は何か引っかかるものを感じ、もう一方の箱も開けてみました。すると、そちらにも赤いバラが入っていたのです。
拓巳の策略がばれてしまい、彼は慌てて「白紙に戻すから許してくれ」と謝りました。しかし、彩は拓巳の純粋な愛情を理解し、結婚を受け入れることにしたのです。「本当にいいのか!本当に俺で!!」と確認する拓巳に、彩は優しく頷きました。この時の彩の心には、秀一への想いを抑えて拓巳を選ぼうとする複雑な感情が渦巻いていました。
祥子の死と秀一の悲しみ
一方、秀一は妻の結城祥子(細川直美)との間に子供を授かっていましたが、祥子は心臓に持病を抱えていました。出産が近づくにつれて祥子の容体は悪化し、担当医である矢上俊明(沢村一樹)から厳しい現実を告げられます。心臓に欠陥があるまま出産することは、母体にとって非常に危険だというのです。
しかし、祥子は「この子を産みたい」という強い意志を持っていました。秀一も妻の気持ちを尊重し、危険を承知で出産に臨むことになります。陣痛が始まり、無事に男の子が生まれましたが、祥子の心臓への負担は限界を超えていました。産後間もなく、祥子は秀一と生まれたばかりの息子を残して息を引き取ってしまいます。
愛する妻を失った秀一の悲しみは深く、彼は仕事を休んで部屋に引きこもるようになりました。永世会病院の院長としての責務も果たせない状態となり、病院関係者や患者たちも心配していました。そんな秀一の様子を知った彩は、心を痛めます。拓巾との婚約を決めたとはいえ、秀一への愛情が完全に消え去ったわけではなかったからです。
彩は秀一を慰めるために彼のもとを訪れますが、秀一は変わらぬ愛を彩に告白します。「俺はまだお前を愛している」という言葉に、彩の心は大きく揺れました。しかし、彩は拓巳との結婚を宣言し、「私たちを祝福してほしい」と秀一に求めます。秀一にとって、それは到底応えられない願いでした。
矢上俊明の登場と病院での暗躍
祥子の死後、彼女の主治医であった矢上俊明が永世会病院に心臓外科医としてスカウトされることになります。矢上は優秀な医師として評価されていましたが、その裏には秀一に対する深い憎しみと復讐心が隠されていました。実は、矢上は秀一の実の兄だったのです。
二人の母親は酒に溺れ、男にだらしない女性でした。母は秀一を永世会病院に捨て、残された兄の矢上には激しい暴力を振るって育てました。矢上は幼い頃から愛情を知らずに育ち、同じく親に捨てられたはずの弟が大病院の御曹司として何不自由なく育ったことを知って、強い妬みと憎しみを抱くようになったのです。
矢上の復讐計画は巧妙でした。まず、病院内での立場を確立し、秀一の信頼を得ます。そして、様々な陰謀を巡らせて秀一を院長の座から引きずり下ろそうと企みました。矢上は秀一だけでなく、拓巳に対しても悪意を向けます。なぜなら、拓巳が彩と結ばれることで、秀一が苦しむ姿を見ることができるからです。
一方で、矢上は純粋で愛に満ちた彩の存在に心を奪われていました。同じく親に愛されずに育ったにもかかわらず、彩が持つ純粋な心と愛情深さに、矢上は自分にはない何かを感じていたのです。しかし、それは愛情というより執着に近い感情でした。
拓巳の事故と下半身不随
秀一は院長の座を拓巳に譲り、彩と北海道へ行こうと決意します。しかし、拓巳は当然大反発し、彩も拓巳のことを思って首を縦に振りませんでした。そんな彩の健気な気持ちを察した拓巳は、最終的に彩に「兄貴と一緒に行け」と勧めます。
ところが、その夜、拓巳の身に悲劇が降りかかります。建設現場でエレベーターの点検をしていた拓巳でしたが、そのエレベーターが突然落下し、拓巳は重傷を負ってしまいます。実は、この事故は矢上が仕組んだものでした。矢上は秀一を北海道に行かせないよう、様々な工作を行っていたのです。
空港で連絡を受けた彩と秀一は急いで病院に戻り、拓巳の手術の成功を祈りました。彩は自分の血液を提供し、献身的に拓巨のために尽くします。手術は成功し、拓巳は一命を取り留めましたが、脊髄を損傷したため下半身不随となってしまいました。
この事故により、秀一は彩と北海道に行くことができなくなります。病院の経営も傾き、拓巳が院長として病院を支えることも不可能になってしまいました。矢上の策略は見事に成功したのです。秀一は自分のせいで弟が一生歩けない体になってしまったことに深い罪悪感を感じ、彩も拓巳への責任を強く感じるようになります。
拓巳の母・美智代の自殺と遺言
下半身不随となった拓巳を支えるため、彩は秀一と別れて拓巳との生活を始めました。一方、服役中だった拓巳の母親・美智代(酒井和歌子)が、息子の事故を知って深く心を痛めていました。美智代は彩と面会を重ね、二人の間には深い絆が生まれていきます。
美智代は彩のことを「お母さん」と慕うようになり、拓巳にとって彩がどれほど大切な存在かを理解していました。しかし、拓巳の将来を案じる美智代は、ある重大な決断を下します。それは、遺書を残して自殺することでした。
美智代の遺書には、「拓巳の事をお願いします」という彩への言葉が綴られていました。美智代は自分の命と引き換えに、彩に息子の幸せを託したのです。彩は美智代の死に大きなショックを受けましたが、同時に拓巳への責任をより強く感じるようになります。
美智代の死を知らされた拓巳は、ようやく彩の行動の真意に気づきます。彩が自分のために全てを犠牲にしていること、そして母親までもが自分のことを心配して命を絶ったことに、拓巳は深い自責の念を感じました。この出来事が、拓巳を医師として復帰させる大きなきっかけとなります。
彩の失明事故と三重苦の試練
拓巳の担当看護師として働いていた川村景子(戸田菜穂)は、実は矢上の前の病院で働いていた際にレイプされ、弱みを握られていました。矢上は景子を利用して、さらなる陰謀を企てます。景子は拓巳に恋心を抱いていましたが、拓巳の心が彩にあることを知って嫉妬に狂います。
ある日、景子は彩と拓巳が北海道に帰ると誤解し、嫉妬と絶望から彩を襲います。全身にガラスの破片を浴びた彩は、両眼を負傷し、視力を失ってしまいます。聴覚と言語に加えて視覚も失った彩は、まさに三重苦の状態となってしまいました。
生きる気力を失いかけた彩を支えたのは秀一でした。秀一は彼女をプラネタリウムに連れ出し、涙ながらに過去の思い出話を語ります。「君には僕のあげられなかった星が降る」という言葉を思い出しながら、秀一は彩への変わらぬ愛を伝えました。秀一の涙によって、彩は再び生きる意欲を取り戻したのです。
視力を回復するためには角膜移植しか方法がありませんでしたが、ドナーが現れるまで彩は暗闇の中で過ごすことになります。この期間、秀一と彩の心はより深く結ばれていきました。お互いの愛を確認し合い、二人は結婚の約束を交わします。
矢上の正体発覚と陰謀の暴露
一方、矢上の陰謀は着々と進行していました。秀一に身に覚えのない背任容疑をかけ、警察の取り調べを受けさせます。さらに、矢上は院長の座を手に入れるため、様々な工作を行いました。しかし、病院の補佐を務めてきた小泉美和(田中美奈子)は、矢上の行動に不信感を抱き、独自に身辺調査を依頼していました。
調査の結果、矢上が秀一の実兄であることが判明します。この事実を知った美和は矢上を問い詰めますが、矢上は逆上して美和を殴りつけ、罵倒しました。ショックを受けた美和は自殺を図ろうとしますが、その時に彼女が隠し持っていた録音テープが発見されます。
テープには矢上の陰謀について語った内容が録音されており、秀一を陥れるための画策や拓巳の事故を仕組んだことなどが明らかになりました。拓巳はこのテープをダビングし、院内放送で流します。矢上の悪事が病院中に知れ渡り、彼は院長の座から引きずり下ろされることになりました。
矢上は証拠隠滅を図ろうとテープを破壊しますが、すでに遅く、警察にも通報されていました。追い詰められた矢上は病院から姿を消し、最後の復讐を企てることになります。
結婚式での悲劇と秀一の死
すべての障害が取り除かれ、ついに彩と秀一は結婚式を挙げることになりました。教会には園子や義彦など、二人を祝福する人々が集まりました。拓巳も車椅子ながら参列し、兄の幸せを心から祝福していました。
秀一は病院で拓巳から「おめでとう」という言葉をかけられ、「院長室に結婚指輪を忘れたから取りに戻る」と言って別れました。しかし、院長室には行方不明だった矢上が潜んでいたのです。憎しみに燃える矢上は、「お前だけが幸せになるなんて許さない」と言いながら、秀一の腹部にナイフを突き立てました。
大量に出血しながらも、秀一は彩の待つ教会に向かいます。薄れゆく意識の中で彩のことだけを思いながら、タクシーでなんとか式場に到着しました。秀一は脇腹を押さえながらバージンロードを歩き、血まみれの手を差し出して「彩…キレイだ…」と最後の言葉を残して倒れました。
目も見えず耳も聞こえない彩には、何が起こったのか理解できませんでした。秀一は病院に運ばれましたが、すでに手遅れで、彩との結婚を目前にして息を引き取ったのです。矢上の復讐は、最も残酷な形で完遂されてしまいました。
角膜移植と彩の妊娠発覚
秀一の死後、彼の角膜を彩に移植する手術が行われることになりました。手術は成功し、彩は光を取り戻しますが、同時に愛する人を失った現実を知ることになります。移植された角膜が秀一のものだと知った彩は、深い悲しみに襲われました。
彩は病院の屋上で自殺を図ろうとしますが、そこに拓巳と美和がやってきて必死に説得します。そして美和から衝撃的な事実を告げられました。「あなたのお腹には、秀一さんの子どもが宿っているのよ。あなたは妊娠してるの」。
この知らせに、彩は生きる希望を取り戻します。秀一は自分の中で生き続けているのだと実感し、命を絶つことをあきらめました。彩は秀一との子供を大切に育てることを決意し、北海道に帰ることにしたのです。
一方、湖で溺れたはずの矢上は奇跡的に生き延びていましたが、精神に異常をきたしていました。毎日同じ絵を描き続け、子供のような状態になっていた矢上を、美和が献身的に看護していました。愛を知らずに育った矢上への美和の愛情が、彼の心を少しずつ癒していたのです。
最後の別れと白いバラの意味
北海道に帰ろうとする彩を、飛行場で拓巳が待っていました。拓巳は彩にプレゼントを渡し、最後のゲームを提案します。「この箱には、赤と白それぞれのバラが入っている。赤いバラを選んだら、もう一度太陽のようにお前を愛し結婚する。白いバラを選んだら、遠くからお前の幸せを見守るよ」。
彩が選んだ箱を開けると、そこには白いバラが入っていました。拓巳は納得したように、秀一が用意していた結婚指輪を彩の指にはめて言いました。「何か困ったことがあったら、すぐに飛んでいくよ」。彩も「あなたのことを忘れない。一生」と答え、二人は最後の別れを交わしました。
病院に戻った拓巳は、彩が選ばなかったもう一つの箱を開けます。そこにも白いバラが1本入っていました。最初から拓巳は、彩を秀一と出会った北海道に帰らせるつもりだったのです。自分の愛よりも彩の幸せを優先した拓巳の純粋な愛が、この白いバラに込められていました。
北海道に戻った彩は、夜空を見上げながらお腹の中の赤ちゃんに語りかけます。「お父さんは、私に星が降ると言ってくれた」。満天の星空の下で、彩は秀一との愛の結晶を大切に育てていく決意を新たにしていました。
『続・星の金貨』のあらすじを理解したら

前作『星の金貨』との違いを比較
『続・星の金貨』は前作と比較して、より複雑で重厚なストーリー展開が特徴的です。前作では記憶喪失という要素が中心的な役割を果たしていましたが、続編では矢上という明確な悪役の登場により、より能動的な悪意と陰謀が物語を動かします。
キャラクター設定においても大きな変化が見られます。前作では比較的受動的だった拓巳が、続編では医師として、そして彩を愛する男性として、より積極的で成熟した人物として描かれています。また、彩自身も前作での経験を経て、より強い意志と深い愛情を示すキャラクターに成長しています。
テーマ性においても、前作の「純愛」から一歩進んで、「犠牲愛」や「運命との戦い」といった、より深いテーマが扱われています。障害を持つ主人公が単に愛されるだけでなく、自らも愛する人のために犠牲を払う強い女性として描かれている点が印象的です。
完結編スペシャルへの繋がり
1997年に放送された『星の金貨 完結編スペシャル』は、『続・星の金貨』の直接的な続編として位置づけられています。完結編では、北海道に帰った彩の出産シーンが描かれ、彩が秀一との娘を無事に産む場面で物語が完結します。
完結編の構成は特殊で、彩の出産時の幻として『星の金貨』と『続・星の金貨』のダイジェストが織り込まれています。これにより、シリーズ全体を振り返りながら、彩の愛の軌跡を再確認できる作りになっています。新キャストとして広末涼子が登場し、物語に新たな彩りを添えています。
完結編は84分の特別番組として制作され、シリーズの総決算としての役割を果たしています。彩が母親となることで、愛の物語が次の世代へと受け継がれていく希望に満ちた結末となっています。
主要キャスト・登場人物の役割
酒井法子演じる倉本彩は、前作から更なる演技の成長を見せています。三重苦という極限状態での演技は特に印象的で、言葉を発することができない中で、表情と身体全体で感情を表現する技術は高く評価されました。彩の純粋さと強さを同時に表現した酒井法子の演技が、ドラマの成功に大きく貢献しています。
沢村一樹演じる矢上俊明は、シリーズを通じて最も印象的な悪役キャラクターです。単純な悪人ではなく、愛を知らずに育った悲しい過去を持つ複雑な人物として描かれています。沢村一樹の持つ二面性を活かした演技が、矢上というキャラクターに深みを与えています。
竹野内豊演じる永井拓巳は、続編において最も成長したキャラクターといえるでしょう。前作では秀一の影に隠れがちだった拓巳が、続編では彩への献身的な愛を貫く男性として強く印象に残ります。下半身不随という困難を乗り越えて医師として復帰する姿は、多くの視聴者に感動を与えました。
ドラマの社会的影響と話題性
『続・星の金貨』は、障害者を主人公とした先駆的な作品として大きな社会的影響を与えました。聴覚・言語障害に加えて視覚障害も扱うことで、障害者の生きる現実をより深く描写し、多くの人々に障害への理解を促しました。
ドラマの中で使用される手話の表現も話題となり、手話への関心を高める効果がありました。また、拓巳の下半身不随という設定も、身体障害者の社会復帰について考えるきっかけを提供しています。
酒井法子が歌う主題歌「鏡のドレス」は、前作の「碧いうさぎ」に続いてヒットし、ドラマの人気を支えました。楽曲の美しいメロディーと歌詞が、ドラマの世界観を完璧に表現していたことも話題となりました。
現在視聴できる動画配信サービス
現在、『続・星の金貨』はHuluで独占配信されています。Huluは日本テレビ系のドラマに強く、過去の名作ドラマを多数配信している動画配信サービスです。月額1,026円で100,000本以上の作品が見放題となっており、『続・星の金貨』以外にも多くの懐かしいドラマを楽しむことができます。
Huluでは『星の金貨』『続・星の金貨』『星の金貨 完結編スペシャル』がすべて配信されているため、シリーズ全体を通して視聴することが可能です。また、関連作品である『新・星の金貨』も配信されており、星の金貨シリーズを完全に楽しむことができます。
違法動画サイトでの視聴は、ウイルス感染や法的リスクがあるため推奨されません。安全で高画質な視聴を楽しむためにも、公式の動画配信サービスを利用することをお勧めします。
ファンの間で語り継がれる名シーン
『続・星の金貨』には数多くの名シーンがありますが、特に印象的なのは拓巳の2つの箱を使ったプロポーズシーンです。最初は両方とも赤いバラ、最後は両方とも白いバラという演出は、拓巳の心境の変化を象徴的に表現しており、多くのファンの心に残っています。
教会での秀一の最期のシーンも、ドラマ史に残る名場面として語り継がれています。血まみれになりながらも彩のもとに駆けつけ、「彩…キレイだ…」という言葉を残して倒れる場面は、純愛ドラマの頂点ともいえる感動的なシーンです。
拓巳が奇跡的に立ち上がって彩を救うシーンも、多くの視聴者の印象に残っています。愛する人を守りたいという強い意志が、医学的には不可能とされていた奇跡を起こすという展開は、ドラマならではの感動を与えました。
星の金貨シリーズの他作品
星の金貨シリーズは、1995年の『星の金貨』から始まり、1996年の『続・星の金貨』、1997年の『星の金貨 完結編スペシャル』、そして2001年の『新・星の金貨』まで続きました。『新・星の金貨』は前3作とは設定を変えた新編で、酒井法子、大沢たかお、竹野内豊が再び出演しましたが、キャラクター設定や物語は完全に新しいものでした。
シリーズの原点となったのは、グリム童話の「星の銀貨」ですが、ドラマ版は童話とは大きく異なる現代的な愛の物語として再構築されています。童話では貧しい少女が星から銀貨をもらう話ですが、ドラマでは愛こそが最も価値のある「金貨」として描かれています。
シリーズ全体の時系列を整理すると、『星の金貨』『続・星の金貨』『完結編スペシャル』が一連の物語として繋がっており、『新・星の金貨』は独立した作品として位置づけられています。
『続・星の金貨』のあらすじのまとめ
- 前作から1年後、北海道で穏やかに暮らす彩と拓巳が園子の結婚式で上京し秀一と再会し、運命の歯車が再び動き始める
- 拓巳のプロポーズを受け入れた彩だが、祥子の死により秀一への想いが再燃し、複雑な三角関係が復活する
- 矢上の陰謀により拓巳が下半身不随となり、彩は自己犠牲で拓巳の元に残り、献身的に支え続ける
- 拓巳の医師復帰と彩の失明事故により、三重苦を背負った彩と秀一の愛が試練を乗り越えてより深まる
- 矢上の正体が秀一の実兄と判明し、復讐心から秀一を刺殺、結婚式当日に血まみれで現れた秀一が息を引き取る悲劇が起こる
- 秀一の角膜移植で視力を回復した彩は妊娠を知り、愛する人の子供と共に北海道で新たな人生を歩む決意を固める