
2018年1月期にTBSの金曜ドラマ枠で放送された『アンナチュラル』は、今も「何度でも見返したくなる名作」として語られる法医学ミステリーです。主演は石原さとみさん、脚本は『MIU404』の野木亜紀子さん。不自然死究明研究所(UDIラボ)の法医解剖医・三澄ミコトたちが、遺体に残された手がかりから死の真相を突き止めていきます。
この記事では、TBS公式サイトなどの情報をもとに、キャストと相関図、全10話のあらすじ、「赤い金魚」事件の結末、『MIU404』『ラストマイル』とのつながり、続編や配信の最新情報(2026年10月時点)を整理しました。最終話の結末に触れるので、未視聴の方は注意してください。
- 2018年1月12日〜3月16日にTBS系金曜ドラマ枠で放送(全10話)
- 主演は石原さとみさん、脚本は野木亜紀子さんの完全オリジナル
- UDIラボの三澄ミコト・中堂系・久部六郎・東海林夕子・神倉保夫が物語の中心
- 赤い金魚事件の犯人は高瀬文人で、最終話で26人の殺害を自白
- 『MIU404』『ラストマイル』と世界観がつながるシェアード・ユニバース作品
- 2026年10月時点で続編の発表はなく、韓国リメイク版は2027年放送予定と報道
『アンナチュラル』キャスト・相関図とUDIラボの人物関係

まずは基本情報を押さえ、UDIラボのメンバーを中心にキャストと相関図を整理します。
- 平均視聴率は11.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)、最終話で最高の13.3%
- 演出は塚原あゆ子さんほか、プロデューサーは新井順子さん・植田博樹さん
- UDIラボは「三澄班」と「中堂班」の2つの解剖チームで構成される
- 久部六郎は週刊誌から送り込まれたスパイという裏の顔を持つ
- 中堂系は8年前に殺された恋人・糀谷夕希子の事件を追い続けている
作品の基本情報
『アンナチュラル』は、2018年1月12日から3月16日まで、TBS系の金曜ドラマ枠で放送された全10話の連続ドラマです。脚本は野木亜紀子さん、演出は塚原あゆ子さん・竹村謙太郎さん・村尾嘉昭さん、音楽は得田真裕さんが担当しました。
初回12.7%でスタートした視聴率は最終話で13.3%に達し、全話平均は11.1%。評価も高く、第96回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞・主演女優賞・助演男優賞(井浦新)・脚本賞など6部門を受賞したほか、第55回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、第44回放送文化基金賞のテレビドラマ番組最優秀賞にも輝きました。
舞台のUDIラボは、日本の解剖率の低さを改善するために設立された架空の公益財団法人です。警察や自治体の依頼で遺体を解剖し、死因を究明します。警察組織ではないからこそ捜査の見立てと違う結論を出せる一方、予算や立場の弱さにも悩まされる。その距離感が物語に緊張感を与えています。
相関図の全体像
TBS公式サイトの相関図をもとに、人物関係を文章で整理します。
中心は法医解剖医の三澄ミコト(石原さとみ)。ミコトの「三澄班」には、臨床検査技師で親友の東海林夕子(市川実日子)と、記録員のアルバイト・久部六郎(窪田正孝)がいます。もう一つの「中堂班」を率いるのがベテラン法医解剖医の中堂系(井浦新)で、臨床検査技師の坂本誠(飯尾和樹)は中堂の暴言に耐えかねて辞めてしまいます。ラボをまとめるのは所長の神倉保夫(松重豊)です。
ラボの外には、ミコトの養母で弁護士の三澄夏代(薬師丸ひろ子)、遺体を搬送する葬儀社社員で裏では中堂に協力する木林南雲(竜星涼)、西武蔵野署の刑事・毛利忠治(大倉孝二)がいます。縦軸の謎に関わるのが、六郎をラボに送り込んだ週刊誌編集者の末次康介(池田鉄洋)、フリー記者の宍戸理一(北村有起哉)、そして後半に浮上する高瀬文人(尾上寛之)です。
主要キャスト紹介
三澄ミコト役:石原さとみ
UDIラボの法医解剖医。合理的で前向き、仕事終わりにはしっかりおいしいものを食べるたくましい女性です。その明るさの裏には、子どもの頃に一家心中事件でただ一人生き残った過去があります。だからこそミコトは、死因の究明を「未来のための仕事」だと考えています。石原さんは本作で多くの主演女優賞を受賞しました。
公式リンク:ホリプロ公式プロフィール
中堂系役:井浦新
UDIラボのもう一人の法医解剖医。腕は確かですが口が悪く、口癖は「クソが」。8年前に恋人の糀谷夕希子を殺され、遺体の口に残された「赤い金魚」のような痕を手がかりに、同じ犯人による遺体を待ち続けてきました。そのためなら倫理の線を越えることもいとわない危うさが、強く印象に残ります。
公式リンク: @el_arata_nest
久部六郎役:窪田正孝
医大生で、三澄班の記録員のアルバイト。実は『週刊ジャーナル』の編集者・末次からラボの内部情報を探るよう頼まれたスパイでした。事件に向き合ううちに法医学にひかれていく一方、仲間を裏切っている罪悪感に苦しみます。視聴者の目線に最も近い存在です。
公式リンク: @masatakakubota_
東海林夕子役:市川実日子
三澄班の臨床検査技師で、ミコトの親友。合コン好きで、さっぱりした物言いが魅力です。2人の軽快な会話は、重い事件が続く本作でほっと息がつける時間になっています。第6話では東海林自身が事件に巻き込まれます。
公式リンク:『アンナチュラル』キャスト・スタッフ(TBS公式)
神倉保夫役:松重豊
UDIラボの所長で、元厚生労働省の官僚。運営費の確保や関係機関との調整に奔走し、メンバーが信念を貫けるよう外からの圧力の防波堤になります。
公式リンク:『アンナチュラル』キャスト・スタッフ(TBS公式)
三澄夏代役:薬師丸ひろ子
ミコトの養母で弁護士。一家心中事件で生き残ったミコトを引き取り、実の子のように育ててきました。第4話では過労死が疑われる事件で遺族側の代理人を務めます。
公式リンク:『アンナチュラル』キャスト・スタッフ(TBS公式)
そのほかの出演者
- 竜星涼さん:木林南雲役(葬儀社社員。中堂の「赤い金魚」探しを陰で支える)
- 飯尾和樹さん:坂本誠役(中堂班の臨床検査技師)
- 大倉孝二さん:毛利忠治役(西武蔵野署の刑事)
- 池田鉄洋さん:末次康介役(『週刊ジャーナル』の編集者)
- 北村有起哉さん:宍戸理一役(強引な取材で知られるフリー記者)
- 橋本真実さん:糀谷夕希子役(中堂の恋人で絵本作家)
- 尾上寛之さん:高瀬文人役(後半で浮上する人物)
『アンナチュラル』あらすじ全話と赤い金魚事件の結末・続編情報

ここからは全10話のあらすじと最終話の結末、主題歌、『MIU404』『ラストマイル』とのつながり、続編や配信の最新情報をまとめます。
- 第1話〜第8話は基本的に1話完結で、毎回ひとつの「不自然な死」を解き明かす
- 第8話で高瀬文人が登場し、第9話・最終話で赤い金魚事件が動く
- 最終話では夕希子の再解剖で高瀬のDNAが見つかり、高瀬は26人の殺害を自白
- 映画『ラストマイル』でUDIラボのメンバーが6年ぶりに同じ役で再集結
- 2026年10月時点で続編の発表はなく、配信はNetflix・U-NEXTなどで見放題
第1話〜第9話のあらすじ
第1話「名前のない毒」 帰国後に急死した男性の遺体が運び込まれます。毒殺が疑われ婚約者に疑いの目が向きますが、解剖で見えてきたのはMERSコロナウイルスへの感染。感染源は、帰国後に受診した大学病院での院内感染でした。
第2話「死にたがりの手紙」 集団練炭自殺の現場で、1人の少女だけが凍死していたと判明。自殺サイトを使って少女たちを監禁していた男にたどり着いたミコトと六郎は、冷凍車に閉じ込められてしまいます。ミコトの過去も明かされる回です。
第3話「予定外の証人」 主婦ブロガー殺人事件の裁判で、ミコトが女性を見下す検事・烏田と対立。代わりに法廷に立った中堂が、凶器が研がれた包丁であることを科学的に示し、真犯人が被害者の弟だったと明らかになります。
第4話「誰がために働く」 製菓会社の男性がバイク事故で死亡。解剖で見えてきたのは、以前の事故の傷と、治療に行けないほどの長時間労働でした。UDIラボは過労死と結論づけます。
第5話「死の報復」 海で亡くなった恋人の遺体を運び出した青年が解剖を依頼。中堂の調査で、恋人は職場の同僚に海へ突き落とされていたと判明し、真相を知った青年は復讐に走ってしまいます。
第6話「友達じゃない」 高級ジムの会員が相次いで不審死を遂げ、関わりのあった東海林が疑われます。浮かび上がったのは暗号通貨をめぐる詐欺と、遠隔操作で人を殺せる仕掛けでした。
第7話「殺人遊戯」 「殺人者S」を名乗る人物がネット中継で、遺体の死因をミコトに当てさせる「ゲーム」を仕掛けます。背景には高校でのいじめがありました。
第8話「遥かなる我が家」 雑居ビル火災で10人が死亡。唯一の生存者は高瀬文人でした。犠牲者の一人が高瀬を助けようとしていたことが判明する一方、近くで別の女性の遺体が見つかります。
第9話「敵の姿」 高瀬が容疑者として浮上。中堂が追ってきた「赤い金魚」の痕は、犯人が被害者の口に押し込んだ動物用のおもちゃによるものでした。しかし高瀬は証拠を処分し、自ら出頭して殺人を否認します。
最終話「旅の終わり」ネタバレ:赤い金魚事件の結末
※ここから先は最終話の結末に触れます。
決定的な証拠がないなか、中堂はミコトに鑑定書の書き換えを持ちかけますが、ミコトは拒否。六郎のスパイ行為も明らかになり、六郎はラボを去ります。追い詰められた中堂は、高瀬の告白を記事にしようとしていた記者・宍戸を毒で脅して証拠を迫りますが、駆けつけたミコトに止められ、思いとどまりました。
決め手は、8年前に亡くなった夕希子の再解剖でした。歯の裏から高瀬のDNAが検出され、法廷で証言したミコトの言葉に激高した高瀬は、26人の殺害を自白します。宍戸も証拠隠しに関わったとして逮捕されました。事件のあと、六郎は法医学の道を目指してラボに戻り、中堂は復讐ではなく法の裁きで決着をつける道を選びます。
主題歌:米津玄師「Lemon」
主題歌は米津玄師さんが本作のために書き下ろした「Lemon」。大切な人を失った悲しみを歌った曲で、毎話のラストに流れるタイミングが大きな話題になりました。2018年3月14日に発売され、ドラマの枠を超えてその年を代表する大ヒット曲になりました。
『MIU404』『ラストマイル』とのつながり
『アンナチュラル』は、2020年放送の『MIU404』、2024年8月23日公開の映画『ラストマイル』と世界観がつながる「シェアード・ユニバース」作品です。3作とも脚本は野木亜紀子さん、監督は塚原あゆ子さんが手がけています。
『MIU404』では第3話に西武蔵野署の毛利と向島、第8話にUDIラボの坂本が登場。『ラストマイル』では石原さとみさん、井浦新さん、窪田正孝さん、市川実日子さん、竜星涼さん、飯尾和樹さん、松重豊さん、薬師丸ひろ子さん、吉田ウーロン太さんが6年ぶりに同じ役で再集結し、六郎は研修医になった姿で登場しました。
続編・リメイクと配信情報(2026年10月時点)
2026年10月時点で、ドラマの続編は公式に発表されていません。関連する動きは次のとおりです。
- 韓国リメイク版:少女時代のユナさん主演で、tvNで2027年に放送予定と2026年9月に報じられた
- 『ポリティカルパン』:石原さとみさん主演・野木亜紀子さん脚本のフジテレビ系ドラマが2026年10月7日にスタート。2人のタッグは約8年ぶり
- 一挙放送:TBSで2025年12月28日〜2026年1月1日に全話一挙放送SPが放送された
配信は、2026年10月時点でNetflix、U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、ディズニープラスの見放題対象です。ラインナップは変わることがあるため、視聴前に各サービスで確認してください。
『アンナチュラル』キャスト・相関図・あらすじまとめ
- 2018年1月12日〜3月16日放送のTBS金曜ドラマ(全10話)
- 主演は石原さとみさん、脚本は野木亜紀子さんの完全オリジナル
- 平均視聴率は11.1%、最終話で最高の13.3%
- 舞台は死因究明を担う架空の公益財団法人「UDIラボ」
- 三澄ミコト(石原さとみ)は一家心中事件の生き残りという過去を持つ
- 中堂系(井浦新)は恋人を殺した犯人を8年間追い続ける
- 久部六郎(窪田正孝)は週刊誌から送り込まれたスパイだった
- 東海林夕子(市川実日子)はミコトの親友の臨床検査技師
- 神倉保夫(松重豊)はラボを守る元官僚の所長
- 三澄夏代(薬師丸ひろ子)はミコトの養母で弁護士
- 赤い金魚事件の犯人は高瀬文人(尾上寛之)
- 夕希子の再解剖で高瀬のDNAが見つかり、高瀬は26人の殺害を自白
- 中堂は復讐を思いとどまり、六郎は法医学の道を目指す
- 主題歌は米津玄師さんの「Lemon」
- ザテレビジョンドラマアカデミー賞の最優秀作品賞など受賞多数
- 『MIU404』『ラストマイル』と世界観がつながる
- 続編は未発表、韓国リメイク版は2027年放送予定と報道(2026年10月時点)
- 配信はNetflix・U-NEXT・Amazonプライム・ビデオ・ディズニープラス(2026年10月時点)
参照元
- 金曜ドラマ『アンナチュラル』|TBSテレビ
- 『アンナチュラル』お知らせ|TBSテレビ
- アンナチュラル – Wikipedia
- 映画『ラストマイル』作品情報|映画.com
- 石原さとみ×野木亜紀子が8年ぶりタッグ 『ポリティカルパン』|リアルサウンド
- Lim Yoona Confirmed To Star In Korean Remake Of “Unnatural”|Soompi
- アンナチュラル 配信状況|JustWatch
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