
2004年にテレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された『黒革の手帖』は、松本清張の傑作小説を原作としたピカレスク・サスペンスです。銀行員から銀座のクラブママへと転身し、欲望渦巻く夜の世界でのし上がっていく女性の姿を描いた本作は、主演の米倉涼子さんの代表作の一つとして今なお多くのファンに愛されています。本記事では、『黒革の手帖』米倉涼子版のキャスト相関図、あらすじ、最終回の結末まで徹底解説します。
この記事のポイント
- 『黒革の手帖』米倉涼子版は2004年放送のテレビ朝日開局45周年記念ドラマ
- 平均視聴率15.7%、最終回視聴率17.7%(瞬間最高23.2%)の高視聴率を記録
- 松本清張×米倉涼子の三部作(けものみち、わるいやつら)の第一弾
- 米倉涼子、仲村トオル、釈由美子、柳葉敏郎、津川雅彦ら豪華キャストが出演
- 銀行員から銀座のクラブママへ転身する主人公の野心と愛を描くサスペンス
- 2005年にはスペシャル版「白い闇」も放送され人気を博した
『黒革の手帖』米倉涼子版のキャスト相関図と基本情報

2004年10月14日から12月9日まで放送された『黒革の手帖』米倉涼子版は、テレビ朝日開局45周年記念ドラマとして制作されました。サスペンスの巨匠・松本清張の原作を、脚本家・神山由美子が現代的な視点で再構築。知性と美貌を武器に銀座の夜の世界でのし上がっていく女性の姿を、米倉涼子さんが圧倒的な存在感で演じ切りました。
チェックポイント - 放送期間:2004年10月14日〜12月9日(全7話) - 放送局:テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠(毎週木曜21:00〜21:54) - 原作:松本清張『黒革の手帖』 - 脚本:神山由美子 - 演出:松田秀知、藤田明二
『黒革の手帖』米倉涼子版の放送情報と視聴率
『黒革の手帖』は松本清張の長編小説を原作とし、これまでに複数回ドラマ化されてきた人気作品です。米倉涼子版は5度目のドラマ化となり、テレビ朝日開局45周年という節目に相応しい豪華キャストと緻密な脚本で高い評価を得ました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送局 | テレビ朝日系 |
| 放送期間 | 2004年10月14日〜12月9日 |
| 放送時間 | 毎週木曜日 21:00〜21:54 |
| 話数 | 全7話 |
| 原作 | 松本清張『黒革の手帖』 |
| 脚本 | 神山由美子 |
| 演出 | 松田秀知、藤田明二 |
| 制作 | テレビ朝日、朝日放送 |
本作の視聴率は、初回17.4%でスタートし、平均視聴率15.7%を記録。最終回は17.7%を獲得し、瞬間最高視聴率は23.2%に達しました。これは「木曜ドラマ」枠の全作品中、初回視聴率歴代4位という好成績でした。
『黒革の手帖』米倉涼子版キャスト相関図一覧
本作には、米倉涼子さんを筆頭に、仲村トオル、釈由美子、柳葉敏郎、津川雅彦、小林稔侍といった実力派俳優が集結しました。銀座を舞台に繰り広げられる人間模様は、それぞれのキャラクターが複雑に絡み合い、視聴者を魅了しました。
| 役名 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 原口元子 | 米倉涼子 | 主人公。元銀行員からクラブママへ転身 |
| 安島富夫 | 仲村トオル | 代議士秘書。元子と深い関係に |
| 山田波子 | 釈由美子 | カルネのホステス。後に元子を裏切る |
| 橋田常雄 | 柳葉敏郎 | 元子と対峙する実業家 |
| 楢林謙治 | 小林稔侍 | 医師。波子と深い仲に |
| 長谷川庄司 | 津川雅彦 | 総会屋。元子の度胸を気に入る |
| 中岡市子 | 室井滋 | ベテランホステス。元子の相談相手 |
| 岩村叡子 | 山本陽子 | 老舗クラブ「燭台」のママ |
| 櫻井曜子 | 紫吹淳 | 銀座のホステス |
| 村井亨 | 渡辺いっけい | ドラマの重要人物 |
| 紺野澄江 | 吉岡美穂 | カルネのホステス |
| 藤岡彰一 | 小野武彦 | 実業家 |
『黒革の手帖』米倉涼子版主要キャスト紹介
米倉涼子(原口元子役)
本作の主人公・原口元子を演じるのは米倉涼子さんです。銀行員として真面目に働いていた元子が、1億2000万円を横領し銀座のクラブママへと転身する姿を、知的かつセクシーに演じています。松本清張作品への初主演となった本作は、米倉涼子さんの代表作の一つとなりました。地味な銀行員から煌びやかな銀座のママへの変貌ぶりは圧巻で、その演技力が高く評価されました。
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仲村トオル(安島富夫役)
代議士秘書・安島富夫を演じるのは仲村トオルさんです。陰のある雰囲気を持つ政治家の卵として、元子のクラブ「カルネ」に通ううちに彼女と深い関係になっていきます。政治の世界と銀座の夜の世界が交錯する中で、元子との恋愛模様が物語に深みを与えています。終盤では元子と共に逃避行するなど、ドラマチックな展開を見せます。
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釈由美子(山田波子役)
元子を裏切るホステス・山田波子を演じるのは釈由美子さんです。男に捨てられ途方に暮れていたところを元子に拾われ、カルネのホステスとして働き始めます。しかし常連客の楢林と深い仲になり、独立を画策。元子との対立が物語の大きな軸となります。釈由美子さんは野心的で計算高い波子を見事に演じ、ドラマに緊張感をもたらしました。
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柳葉敏郎(橋田常雄役)
実業家・橋田常雄を演じるのは柳葉敏郎さんです。元子と複雑な関係を持つ人物として、銀座の夜の世界での人間模様を描く上で重要な役割を果たしています。『踊る大捜査線』シリーズでお馴染みの柳葉敏郎さんが、ドラマに重厚感を加えています。
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津川雅彦(長谷川庄司役)
総会屋の長谷川庄司を演じるのは津川雅彦さんです。元子がロダンの支払いに行き詰まった際、「ひと晩つきあえば許す」と迫りますが、きっぱり断られます。しかし、その度胸を気に入り「すべてを与えるから自分のものにならないか」と誘う複雑な人物。裏社会の大物として圧倒的な存在感を放ち、物語に緊張感をもたらしました。
公式リンク - 津川雅彦さんは2018年に逝去されました
小林稔侍(楢林謙治役)
医師・楢林謙治を演じるのは小林稔侍さんです。カルネの常連客として通ううちに、ホステスの波子と深い仲になります。波子の独立資金を援助しようとしますが、元子の反撃により計画は頓挫。銀座の夜に生きる男たちの欲望と弱さを体現する重要な役どころを務めました。
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『黒革の手帖』米倉涼子版あらすじ
第1話〜第2話:横領と転身
銀行員・原口元子(米倉涼子)は、勤務先の銀行から1億2000万円という大金を横領します。しかし元子は単なる犯罪者ではありませんでした。彼女は架空名義預金者のリストが記された「黒革の手帖」を持っており、これを武器に銀行に横領を不問に付させることに成功します。
銀行を辞めた元子は、銀座の老舗クラブ「燭台」のママ・岩村叡子(山本陽子)のもとで銀座での生き方のイロハを学びます。やがて横領した金を元手に、銀座に自分の店「カルネ」をオープン。男に捨てられ途方に暮れていた山田波子(釈由美子)をホステスとして雇い、経営は順調な滑り出しを見せます。
第3話〜第4話:裏切りと反撃
カルネの常連客である医師・楢林謙治(小林稔侍)と波子が深い仲になり、波子は「カルネと同じビルに自分も店を出す」と独立を画策し始めます。恩を仇で返す波子の裏切りに激怒した元子は、写しをとっておいた黒革の手帖を使って楢林から大金をゆすりとります。波子の開店計画は資金難により頓挫し、元子は見事に反撃に成功します。
第5話〜第6話:野望と苦境
波子の放逐に成功した元子は、銀座一の名店「ロダン」が売りに出されていることを知ります。銀座の頂点に立つという野望を抱いた元子は、ロダン買収のために新たなターゲットを探し始めます。
しかし土地売買に失敗し、ロダンの支払いに行き詰まってしまいます。総会屋の長谷川庄司(津川雅彦)は「ひと晩つきあえば許す」と伝えますが、元子はきっぱりとその誘いを拒否。その度胸を気に入った長谷川は「すべてを与えるから自分のものにならないか」とさらに誘いますが、元子は自分の力で「ロダン」を取り戻すことを決意します。
第7話(最終話):愛と野望の結末
パトロンなしで女一人で成功するため、手段を選ばず突き進む元子。しかし各方面からの反撃を受けることになります。そんな中、元子のクラブに通っていた代議士秘書・安島富夫(仲村トオル)との恋愛が深まっていきます。
政治の世界と銀座の世界が複雑に絡み合う中、元子は安島と共に逃避行するという波乱の展開を迎えます。最終回は視聴率17.7%を記録し、瞬間最高視聴率23.2%という驚異的な数字を叩き出しました。
『黒革の手帖』米倉涼子版の相関図から見る見どころと考察

米倉涼子版『黒革の手帖』の魅力は、何といっても主人公・原口元子の強烈なキャラクターにあります。従来の松本清張作品のヒロインとは一線を画す、野心的で知性的、そして時に冷酷な女性像を米倉涼子さんが見事に体現しました。銀座という欲望渦巻く世界を舞台に、男たちを翻弄しながらものし上がっていく姿は、視聴者を魅了してやみませんでした。
チェックポイント - 松本清張×米倉涼子の三部作として高い評価を獲得 - 2005年にスペシャル版「白い闇」が放送されるほどの人気 - 銀座という舞台設定と豪華キャストの競演が見どころ - 視聴率は初回から最終回まで安定した高水準を維持 - 主人公の野心と愛の葛藤が物語の核心
『黒革の手帖』最終回ネタバレと結末
最終回では、元子がこれまで築き上げてきたものが一気に崩壊の危機に瀕します。波子の通報により詐欺恐喝罪で逮捕されそうになる元子ですが、安島との愛を選び逃避行を決意します。
政治家を目指す安島にとって、元子との関係はスキャンダルになりかねない危険なものでした。しかし二人は互いへの想いを確かめ合い、共に新たな道を歩むことを選びます。最終回の展開は視聴者の心を大きく揺さぶり、瞬間最高視聴率23.2%という記録を打ち立てました。
なお、2005年7月2日には続編となるスペシャルドラマ『黒革の手帖スペシャル〜白い闇』が「土曜ワイド劇場特別企画」として放送されました。銀座を追われた元子が京都のクラブ「千扇」のママとして再起を図る姿が描かれ、視聴率16.4%を記録しています。
『黒革の手帖』米倉涼子版の主題歌・音楽
本作のエンディングテーマは安良城紅(BENI)の「Here alone」です。2004年11月25日にリリースされたこの曲は、アフリカ大陸発祥の弦楽器"ビリンバウ"の音色が印象的なエキゾティック・ムードのダンス・トラックです。
作詞はJUSME、作曲は朝本浩文が担当。ドラマの世界観にマッチした妖艶でミステリアスな雰囲気が、物語の余韻を深めています。安良城紅さんはこの曲でブレイクし、2005年には日本ゴールドディスク大賞の新人賞を受賞しました。
▼ 公式MVはこちら ※安良城紅「Here alone」の公式MVは現在YouTube上で確認できませんでした。音楽配信サービス等でお楽しみください。
『黒革の手帖』米倉涼子版の配信情報
『黒革の手帖』米倉涼子版は、現在以下のサービスで視聴可能です。
| サービス | 配信状況 |
|---|---|
| TELASA | 配信中 |
| TVer | 期間限定配信あり |
※配信状況は変動する場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
また、DVD-BOXも発売されており、全話をいつでも楽しむことができます。松本清張×米倉涼子の傑作を、ぜひご覧ください。
『黒革の手帖』米倉涼子版キャスト相関図まとめ
- 『黒革の手帖』米倉涼子版は2004年放送のテレビ朝日開局45周年記念ドラマ
- 松本清張の傑作小説を神山由美子が脚本化したピカレスク・サスペンス
- 主演の米倉涼子が銀行員からクラブママへ転身する主人公を熱演
- 仲村トオル、釈由美子、柳葉敏郎、津川雅彦ら豪華キャストが競演
- 平均視聴率15.7%、最終回視聴率17.7%、瞬間最高視聴率23.2%を記録
- 初回視聴率は「木曜ドラマ」枠の歴代4位という好成績
- 銀座を舞台に欲望と愛が交錯する人間ドラマが展開
- 主人公・原口元子の野心的で知性的なキャラクターが魅力
- エンディングテーマは安良城紅(BENI)の「Here alone」
- 2005年にはスペシャル版「黒革の手帖スペシャル〜白い闘」も放送
- 「けものみち」「わるいやつら」と合わせて松本清張×米倉涼子の三部作を形成
- TELASAなどの動画配信サービスで現在も視聴可能
- 松本清張作品の中でも特に人気の高いドラマ化作品
- 主要キャストの演技力が高く評価された作品
- 銀座の夜の世界をリアルに描いた舞台設定も見どころ
『黒革の手帖』米倉涼子版は、松本清張の世界観を見事に映像化した傑作ドラマです。主人公・原口元子の野心と愛の葛藤、豪華キャストの競演、そして緻密に構成されたストーリーは、放送から20年以上経った今でも色褪せることがありません。まだご覧になっていない方は、ぜひこの機会に視聴してみてください。
参照元
©テレビ朝日