
2024年秋、フジテレビ系月9枠に登場したドラマ『嘘解きレトリック』は、昭和初期の架空の町「九十九夜町」を舞台にした異色のレトロ探偵活劇です。累計発行部数100万部超の人気漫画を原作とし、月9初主演を果たした鈴鹿央士さんと松本穂香さんが共演。借金まみれの貧乏探偵と、嘘を聴き分けるという不思議な能力を持つ女性の異色コンビが繰り広げる謎解きの物語は、昭和レトロな世界観とともに多くの視聴者を魅了しました。本記事では、キャスト・相関図からあらすじ、主題歌まで詳しく解説します。
- 主演は月9初出演となる鈴鹿央士(祝左右馬役)と松本穂香(浦部鹿乃子役)のW主演
- 舞台は昭和初期の架空の町「九十九夜町」というレトロモダンな世界観
- ヒロインの鹿乃子が「人の嘘を聴き分ける」という独自の超能力を持つ
- 原作は白泉社・別冊花とゆめ連載の漫画(全10巻、累計100万部超)
- 音楽は菅野祐悟が担当し、主題歌はeillの「革命前夜」
- 2024年10月7日〜12月16日放送、全11話。FOD・Amazon Prime Videoで配信中
『嘘解きレトリック』キャスト・相関図の基本情報

昭和初期の下町情緒漂う架空の町「九十九夜町」。石畳の路地裏に探偵事務所を構える祝左右馬(鈴鹿央士)は、借金まみれで依頼が来ない日々を送っていました。そこへ現れたのが、故郷から逃げてきた浦部鹿乃子(松本穂香)です。彼女は生まれつき「人の嘘を音として聴き分ける」という不思議な能力を持ち、その力ゆえに人々から疎まれて生きてきた女性でした。
左右馬は鹿乃子の能力を「探偵助手として最高の逸材」と見抜き、住む場所のない彼女を事務所に住み込みで採用します。こうして誕生した凸凹コンビが、庶民の人情と嘘が複雑に絡み合う事件を次々と解決していく姿が本作の中心軸となっています。月9ドラマでありながら、華やかな現代劇とは一線を画すレトロな世界観と、人間の「嘘」という普遍的なテーマが視聴者の心を掴みました。
- 舞台は昭和初期の架空の町「九十九夜町」で、石畳や和洋折衷の建物が特徴的
- ヒロイン鹿乃子は人の嘘を「音」として聴き分ける特殊能力の持ち主
- 主人公の左右馬は貧乏だが鋭い観察眼と推理力を持つ探偵
- 二人のバディ(相棒)関係が物語の核であり、恋愛要素も丁寧に描かれる
- 昭和初期の文化・風俗・庶民の生活が丁寧に再現されたセット・衣装が見どころ
『嘘解きレトリック』の基本情報
フジテレビ系列の月9枠(毎週月曜日21時〜)にて、2024年10月7日から12月16日まで放送されました。全11話構成で、初回は15分拡大スペシャル(21時〜22時9分)として放送されています。
制作は「AOI Pro.」とフジテレビが担当し、脚本は武石栞・村田こけし・大口幸子の3名が手がけました。監督陣には西谷弘・永山耕三・鈴木雅之・岩城隆一という実力派が揃い、昭和初期の世界観を精緻に再現した映像美を作り上げています。
原作は、白泉社発行の少女漫画誌「別冊花とゆめ」に2012年12月から2018年5月まで連載された都戸利津(みちと りつ)さんの同名漫画です。全10巻が刊行されており、累計発行部数は100万部を超える人気作となっています。2012年の連載開始から根強いファンを持ち続け、ドラマ化によってさらに広い層に知られるようになりました。
配信については、FODおよびAmazon Prime Video(FODチャンネル)で視聴可能です。放送当時はTVerでも無料配信が実施されました。視聴率は初回7.1%でスタートし、平均約6.2%で推移しました。
登場人物・相関図
本作の登場人物とその相関関係を一覧にまとめます。
| 役名 | 演者 | 役柄・関係性 |
|---|---|---|
| 祝左右馬(いわい そうま) | 鈴鹿央士 | 主人公。九十九夜町の貧乏探偵。借金まみれだが鋭い推理力を持つ |
| 浦部鹿乃子(うらべ かのこ) | 松本穂香 | ヒロイン。嘘を聴き分ける能力を持つ探偵助手。左右馬に雇われる |
| 端崎馨(はしざき かおる) | 味方良介 | 警察署の刑事。左右馬の旧友。探偵コンビと協力関係 |
| 藤島千代(ふじしま ちよ) | 片山友希 | 藤島家に関わる女性。物語の重要人物 |
| 倉田達造(くらた たつぞう) | 大倉孝二 | 小料理屋「くら田」の主人。九十九夜町の顔役 |
| 倉田ヨシ江(くらた よしえ) | 磯山さやか | 「くら田」女将。達造の妻。鹿乃子を温かく見守る |
| 六平(ろくへい) | 今野浩喜 | 八百屋「八百六」を営む町の住人。コミカルな存在 |
| 久我山小百合/リリー(くがやま さゆり) | 村川絵梨 | カフェーローズの女給。通称「リリー」と呼ばれる |
| 藤島雪乃(ふじしま ゆきの) | 櫻井淳子 | 藤島家の人物。千代の関係者 |
| 藤島幸弘(ふじしま ゆきひろ) | 杉本哲太 | 藤島家の当主。物語の鍵を握る人物 |
| 浦部フミ(うらべ ふみ) | 若村麻由美 | 鹿乃子の母。娘の能力を複雑な思いで見守る |
左右馬と鹿乃子が中心に位置し、端崎馨が警察側のキーパーソンとして二人をサポートします。倉田夫妻は九十九夜町の「顔」として温かな人情を体現し、藤島家は謎と秘密を抱えた一家として物語に深みを与えています。鹿乃子の母・浦部フミは娘の能力に関する過去を知る重要人物として登場します。
主要キャスト紹介
鈴鹿央士(祝左右馬役)
1999年生まれ、岡山県出身。2018年に俳優デビューし、映画・ドラマ・CMと幅広く活躍する若手実力派俳優です。映画『花束みたいな恋をした』『岬のマヨイガ』などの話題作に出演し、独特の存在感で注目を集めてきました。本作では月9初主演を果たし、借金まみれながら鋭い観察眼と推理力でどんな事件にも臨む貧乏探偵・祝左右馬を好演しました。飄々としながらも芯の強い左右馬というキャラクターを体現し、松本穂香さんとの掛け合いが絶妙な化学反応を生んでいます。昭和初期の着流し姿や探偵という時代がかった役柄も自然に着こなしており、視聴者から「はまり役」という声が多数寄せられました。
公式リンク
松本穂香(浦部鹿乃子役)
1997年生まれ、大阪府出身。2016年のデビュー以来、個性的な役柄を多数こなしてきた女優です。映画『あの頃。』『さかなのこ』などの話題作で評価を高め、実力派として知られています。本作では月9初主演を果たし、嘘を聴き分ける特殊能力を持ちながらも心優しい浦部鹿乃子を丁寧に演じました。能力ゆえに孤独に生きてきた鹿乃子が、左右馬との出会いを通じて少しずつ自分の居場所を見つけていく様子を繊細な表情で表現し、視聴者から高い評価を受けました。大正・昭和ロマン風の和装衣装もよく似合い、ヒロインとして作品の世界観を体現しています。
公式リンク
味方良介(端崎馨役)
1991年生まれ、愛知県出身。舞台俳優としてのキャリアを積みながら映像作品でも活躍する俳優です。宝塚OGと共演する舞台や、テレビドラマ・映画でも存在感を示してきました。本作では左右馬の旧友で警察署に勤める刑事・端崎馨を演じました。探偵と警察という立場の違いを超えて事件に向き合う姿が印象的で、コミカルなシーンとシリアスなシーンを見事に使い分けています。左右馬との友人関係ならではの軽快なやり取りが作品のテンポを引き立てています。
公式リンク
片山友希(藤島千代役)
2000年生まれ、徳島県出身。映画・ドラマ・CM等で幅広く活動する若手女優です。個性的な外見と確かな演技力で様々な作品に出演し、次世代の注目株として評価が高まっています。本作では藤島家に関わる重要人物・藤島千代を演じ、物語が進むにつれて明らかになる千代の秘密と内なる葛藤を表現しました。昭和初期の女性としての生きづらさと強さを体現した演技が作品に深みを加えており、ストーリーの核心部分を担う役どころをしっかりと演じ切っています。
公式リンク
『嘘解きレトリック』あらすじ
昭和初期の架空の町「九十九夜町」を舞台に、凸凹探偵コンビが難事件を解決していく物語です。
序盤(第1話〜第3話)の展開
第1話では、貧乏探偵の祝左右馬が行く当てのない少女・浦部鹿乃子と出会うところから物語が始まります。故郷から逃げてきた鹿乃子は「人の嘘を聴き分ける能力」を持っており、その力を左右馬は即座に見抜きます。依頼人の嘘を見破り真実にたどり着く姿を目の当たりにした左右馬は、鹿乃子を探偵助手として採用することを決意します。九十九夜町の住人たちを巻き込んだ小さな事件を解決しながら、二人の信頼関係が徐々に築かれていきます。序盤は昭和初期の生活描写と軽快な事件解決が中心で、作品の世界観を丁寧に構築するパートとなっています。
中盤(第4話〜第8話)の展開
中盤では事件のスケールが徐々に大きくなり、九十九夜町の名士・藤島家に関わる謎が浮かび上がってきます。鹿乃子の能力が必要とされる場面が増え、二人の関係性も変化していきます。旧友の刑事・端崎馨との連携が深まり、警察には解決できない闇の部分に探偵コンビが踏み込んでいきます。また、鹿乃子の過去や家族との関係、その能力の真相についての伏線が丁寧に積み重ねられていくのもこのパートの特徴です。昭和初期ならではの複雑な人間関係や社会の矛盾が事件の背景として描かれ、ドラマに重厚感を与えています。
終盤・最終回(第9話〜第11話)の展開
終盤では藤島家をめぐる大きな謎が一気に収束に向かいます。鹿乃子の能力の秘密と母・浦部フミとの関係も明らかになり、彼女が長年抱えてきた孤独や悲しみが解きほぐされていきます。左右馬との絆がより深まる中で、二人は九十九夜町最大の事件に挑みます。最終回では積み重ねてきた伏線が回収され、探偵コンビの関係性に大きな変化が訪れます。昭和初期の世界観を活かしたラストシーンは多くの視聴者から感動的だという声が上がりました。
『嘘解きレトリック』キャスト・相関図を楽しむための深掘り情報

本作の最大の見どころは、昭和初期という時代設定とレトロモダンな世界観の完成度の高さです。石畳の路地裏、和洋折衷の建築物、着物と洋装が混在する衣装、下町の庶民たちの生活感——これらが丁寧に作り込まれており、まるで昭和の日本にタイムスリップしたかのような感覚を味わえます。また、人間の「嘘」という普遍的なテーマを探偵活劇という形式で描くことで、娯楽性と深みを両立させています。
鈴鹿央士さんの飄々とした探偵ぶりと松本穂香さんの繊細な演技が相まって、二人のバディ関係と恋愛感情の芽生えを観る楽しみも本作の魅力の一つです。毎話完結型の事件解決スタイルを取りながらも、大きな通し物語がしっかりと流れており、「今週はどんな事件が起きるのか」という期待感と「大きな謎の真相は何か」というサスペンスが視聴者を引き付け続けました。また、倉田夫妻(大倉孝二・磯山さやか)や六平(今野浩喜)といった九十九夜町の個性豊かな住人たちが醸し出す下町の温かさと人情も本作の大きな魅力となっています。
- 昭和初期のレトロな世界観とセット・衣装の作り込みが高く評価された
- 「嘘を聴き分ける能力」という独自設定が謎解きに独特の緊張感をもたらす
- 鈴鹿央士と松本穂香の掛け合いが軽妙で、コミカルとシリアスのバランスが絶妙
- 単発の事件解決だけでなく、季節を通じた大きなストーリーラインが用意されている
- 菅野祐悟による劇中音楽が昭和レトロな雰囲気を見事に演出している
最終回・結末ネタバレ
(以下、最終回のネタバレを含みます。ご注意ください。)
全11話にわたって積み重ねられてきた藤島家の謎と、鹿乃子の能力の秘密が最終回で収束します。鹿乃子は自らの能力の起源と、母・浦部フミとの複雑な感情に向き合うことになります。左右馬との長い旅を経て、ようやく自分の居場所と、他者を信頼することの意味を見つけた鹿乃子。最終回では「嘘をつかない人間と、嘘をつかざるを得ない人間」という本作が一貫して問い続けたテーマに対する答えが示され、探偵コンビの関係性に新たな章の始まりを感じさせるエンディングが描かれました。視聴者からは「続きが観たい」「原作も読みたくなった」という声が多数寄せられました。
主題歌・音楽情報
本作の主題歌はeillさんの「革命前夜」です。
eillさんは都内出身のシンガーソングライターで、透明感のある歌声とポップかつ実験的な音楽性で知られています。「革命前夜」は昭和初期という激動の時代への変革前夜を感じさせるタイトルで、本作の世界観と見事にリンクした楽曲です。物語の登場人物たちが変化の時代を生きる姿と、新しい何かが始まる予感を鮮やかに表現した一曲となっています。
▼ 主題歌を聴く
配信情報・再放送
本作はFODおよびAmazon Prime Video(FODチャンネル)で配信されています。FODはフジテレビ系列の公式動画配信サービスで、フジテレビドラマのまとめ視聴に最適です。Amazon Prime Videoでは「FODチャンネル」として月額課金でFOD作品が視聴可能です。放送時にはTVerでも各話の無料配信が実施されましたが、現在の無料配信状況については各公式サービスでご確認ください。昭和レトロな世界観を大画面・高画質で楽しめる配信での視聴もおすすめです。
視聴率の推移
2024年10月7日の初回放送は視聴率7.1%(関東地区)でスタートしました。月9ドラマとしては堅調な滑り出しで、昭和レトロという独自の世界観への期待感が数字に現れています。第2話は6.5%、第3話は6.0%と推移し、第4・5話で6.7%・6.8%と盛り返す場面も見られました。後半は5.6〜6.0%前後で推移し、最終回(第11話)は5.9%で終了しています。全話の平均視聴率は約6.2%でした。近年の地上波ドラマが苦戦するなか、昭和レトロという差別化された世界観とW主演の人気でコアなファン層を獲得し続けた一作といえます。
『嘘解きレトリック』キャスト・相関図まとめ
- 本作は2024年10月7日〜12月16日にフジテレビ系月9枠で放送された全11話のドラマ
- 舞台は昭和初期の架空の町「九十九夜町」というレトロモダンな世界観
- 主演は鈴鹿央士(祝左右馬役)と松本穂香(浦部鹿乃子役)による月9初主演W主演
- ヒロイン・鹿乃子は「人の嘘を聴き分ける」という特殊能力の持ち主
- 借金まみれの貧乏探偵と不思議な能力を持つ少女の凸凹バディが謎を解いていく物語
- 原作は都戸利津さんの漫画(白泉社・別冊花とゆめ、全10巻)で累計100万部超の人気作
- 脇を固めるキャストに味方良介、片山友希、大倉孝二、磯山さやか、今野浩喜など実力派が揃う
- 藤島家(杉本哲太・櫻井淳子・片山友希)が物語の大きな謎を担う存在として登場
- 鹿乃子の母・浦部フミ役に若村麻由美が登場し、娘の能力にまつわる重要な秘密を持つ
- 音楽は菅野祐悟・眞鍋昭大が担当し、昭和初期の雰囲気を高品質なサウンドで演出
- 主題歌はeillの「革命前夜」で、時代の変革を感じさせる歌詞と楽曲が作品に寄り添う
- 制作はAOI Pro.とフジテレビ、監督に西谷弘ら実力派が参加し映像美が高く評価された
- 視聴率は初回7.1%でスタートし、平均約6.2%で全話放送を完走
- FODおよびAmazon Prime Video(FODチャンネル)で配信中(最新情報は各サービスで確認)
- 原作漫画全10巻も必読で、ドラマ版と合わせてさらに深い世界観を楽しめる
- 昭和初期という時代設定ならではの衣装・セット・美術の再現度の高さが高評価
- 「嘘」と「真実」をめぐる人間ドラマとして、推理ミステリー以上の深みを持つ作品
昭和レトロな雰囲気の中でキャストたちが繰り広げるレトリックの応酬は、現代ドラマとは異なる独特の魅力を持っています。鈴鹿央士さんと松本穂香さんの月9初主演コンビが見せる掛け合いと成長の物語を、ぜひ配信でご覧ください。
公式情報・出典(参照元)
関連記事
【朝ドラ】『とと姉ちゃん』キャスト・相関図とあらすじを徹底解説!
【朝ドラ】『わろてんか』キャスト・相関図とあらすじを解説
【朝ドラ】『おちょやん』キャスト・相関図とあらすじを徹底解説
© 都戸利津・白泉社 / フジテレビ